低用量ピルの利用を検討している方は、通販サイトでの購入に注意しましょう。
前提として、低用量ピルは日本の通販サイトや薬局では購入できません。
輸入代行サイトや個人で輸入する方もいますが、個人輸入にはリスクもあります。
今回はなぜ市販で購入できないのか、個人輸入にはどんなリスクがあるのかをご紹介。
リスクを理解した上で、低用量ピルを入手してくださいね。
▼エミシアクリニックのオンライン診療では低用量ピルの即日発送が可能です。 土日祝でも発送!エミシアクリニックの低用量ピル
この記事を監修した医師

西澤 雄介
NISHIZAWA YUSUKE
1996年 国立弘前大学 医学部 卒業
1996年 医師医師免許取得
2000年 医学博士号取得
2007年 国立がん研究センター東病院勤務
2022年 EMISHIA CLINIC 院長就任
Contents
低用量ピルを薬局・通販など市販で購入はできる?
低用量ピルは「医療用医薬品※」のため薬局や通常の通販サイトで購入することはできません。
※病院や診療所などで、医師が診断した上で利用できる処方薬
日本では医師の診療を受けた後に、処方箋をもらう必要があります。
しかし個人輸入であれば、リスクはあるものの入手することは可能でしょう。
低用量ピルの効果と副作用についてはこちらで詳しく解説しています。
>>低用量ピルの効果や副作用を解説!種類や服用後の生理についてお話します。
個人輸入が危険である理由3つ
低用量ピルは個人輸入で入手することは可能ですが、リスクが高いと言えます。
個人輸入のリスクは以下の3つ。
- 薬剤の安全性が確保されていない
- 偽造品の可能性がある
- 製造や保管方法が明確でない
偽造品の可能性や製造方法が不明な個人輸入は、どんな被害があるかわかりません。
また厚生労働省からの注意喚起もあり、保健衛生上のリスクがあると言われています。
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、体外診断用医薬品又は再生医療等製品(以下「医薬品等」という。)を、海外からインターネット等を利用して取り寄せ、又は外国の旅行先で購入して持ち帰る等(いわゆる個人輸入)して、使用される方がいらっしゃいます。しかし、そうした医薬品等は、日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品等に比べて、次のような保健衛生上の危険性(リスク)があります。
低用量ピルを服用したい時は医師や薬剤師などに相談し、自分だけで判断しないことが大切です。
安全に購入するためにも、クリニックで処方してもらうようにしましょう。
薬剤の安全性が確保されていない
個人輸入した薬剤は、安全性が確保されていないというのが理由の一つです。
特に海外製のものだと、用法・用量などが外国語で記載されていて理解できない可能性も。
また過去には、20代の女性がインド製の海外製妊娠中絶薬を購入し、健康被害があったという報告もあります。
インターネットを介してインド製と表示された経口妊娠中絶薬を個人輸入し、服用した20歳代の女性(妊婦)において、多量の出血やけいれん、腹痛の症状が生じ、医療機関に入院した事例が報告されました。現在、女性は医療機関での処置により軽快し、退院しています。女性が服用した経口妊娠中絶薬は、ミフェプリストンとミソプロストールを有効成分とすると表示されていました。
医薬品の影響から副作用などがでる場合もあるため、購入には十分に注意しましょう。
もし自己判断による利用で副作用が出た場合、適切な対処が受けられない場合もあります。
個人輸入された医薬品についての成分や作用について、医師や専門家が情報を持っているとは限らないからです。
また日本で販売されている医薬品であれば「医薬品副作用被害救済制度※」という治療費の給付などを受けられる制度が適用されます。
しかし個人輸入した医薬品による健康被害については対象となりません。
個人輸入の医薬品を利用するのは、健康へのリスクがあることを覚えておきましょう。
※参考:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
偽造品の可能性がある
個人輸入の薬剤は偽造品である可能性があり、個人では輸入品が本物なのか判断が難しいでしょう。
インターネット上で個人輸入したED治療薬のうち、40%が偽物だったというデータもあるようです。
ED治療薬をインターネットで購入すると、40%がニセモノという鑑定結果が出ました。調査会社に依頼し、インターネットサイトからED治療薬を購入。真偽を鑑定し、含有成分について化学分析行った結果、40%が偽造品でした。
このように有効成分が含まれないものや、全く違ったものが含まれるケースもあり得るでしょう。
また不純物が含まれ、健康被害に繋がることも考えられます。
偽造品の可能性があることを考慮して、医薬品を選ぶことが大切です。
製造や保管方法が明確でない
個人輸入された低用量ピルは、製造や保存方法が不明確。
本来なら医薬品は「医薬品医療機器等法※」に基づき、品質や有効性が審査されものが流通するものです。
医薬品医療機器等法に基づき国内で販売されている医薬品などは、品質・有効性・安全性について十分に確認されており、販売後も引き続きそれらが管理されています。
さらに、もしこのような医薬品を適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合は、その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度別ウインドウで開きます)も設けられています。
しかし海外の薬品は、日本基準での確認が取れていない製品だと言えます。
なかには不衛生な環境で、品質管理が行き届いてない場合も。
個人輸入する医薬品は、どのように管理されているか分からないことを覚えておきましょう。
※参考:内閣府大臣官房政府広報室「政府広報オンライン 健康被害などリスクにご注意! 」
低用量ピルの購入は医療機関のオンライン診療が安心
医療機関の利用なら医師の診察を受けられるため、安心して購入できます。
クリニックによっては、オンライン診療で医師と相談のもと処方が可能。
オンライン診療とは、スマホやPCから遠隔で受診できるシステムのことです。
具体的なオンライン診療のメリットは以下。
- 待ち時間や移動時間は不要
- 自宅からも受診可能
- 他人と接触を避けられる
- オンライン決済対応
忙しい方は自宅でスマホやPCからの受診が可能です。
さらに時間や人目を気にしなくていいのが特徴でしょう。
エミシアクリニックの低用量ピル

エミシアクリニックでは低用量ピルの処方をしております。
エミシアクリニックでは、低用量ピルと超低用量ピルを揃えています。
提供している低用量ピルの特徴は以下。
- LINEからオンライン診療を受けられる
- 専属医師が監修し処方
- かんたん問診で最短当日に発送が可能
- 診察前に無料カウンセリングを実施
- 診察後にアフターフォローを実施
- 全国どこでも発送可能
エミシアクリニックの低用量ピルはオンライン診療から処方が可能です。
LINEで簡単オンライン資料を受けられるため、問診までの手続きも素早く行えます。
問診後は最短当日発送されるだけでなく、中身が分からない状態でご自宅に届きます。
診察前に無料カウンセリングを実施しているため、不安なく利用できるでしょう。
【エミシアクリニックの低用量ピルがおすすめの方】
- 密かに避妊を行いたい方
- 極力費用は抑えてピルを購入したい方
- 医師の診療を受けてピルを服用したい方
- オンライン診察で、生理痛やPMSを軽くしたい方
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低用量ピルを通販で購入するのはリスクもある。検討中の方は医師との相談を
低用量ピルの通販での個人輸入は、リスクが伴うため危険性が高い行為だと言えます。
安全かどうか個人で判断するのが難しく、健康被害の可能性も考えられるでしょう。
低用量ピルの利用を検討している方は、医療機関で医師と相談をしてから決めてくださいね。
アフターピルを通販で購入するリスクについてはこちらで詳しく解説しています。
>>アフターピルをオンラインで購入するのは危険?ネット通販で安全に即日発送してもらう方法を紹介
この記事を監修した医師

西澤 雄介
NISHIZAWA YUSUKE
1996年 国立弘前大学 医学部 卒業
1996年 医師医師免許取得
2000年 医学博士号取得
2007年 国立がん研究センター東病院勤務
2022年 EMISHIA CLINIC 院長就任