排卵日前後の避妊の確率は?安全日や危険日、サイクルの調べ方も解説

排卵日前後の避妊の確率は?安全日や危険日、サイクルの調べ方も解説

排卵日をもとにした避妊の対処法は?安全日や危険日についても詳しく解説

誰しも一度は「安全日」「危険日」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

妊娠のしやすさを示す指標として使用されますが、これは卵巣から卵子を排出する排卵と大きく関係しています。

本記事では、排卵日の特定及び避妊に関する知識を深めたい方のために、調べる方法や判断基準ともなる前後の症状をご紹介します。

排卵日付近の妊娠率にも触れているため、望まない妊娠を避けるために必要な知識を得られるでしょう。

普段の生活習慣から生理周期が安定しない方、危険日の予測が困難で性行為に負担を感じている方は、ぜひご覧ください。

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上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

安全日・危険日とは?性行為しても妊娠しにくい時期はある?

一般的に、妊娠の可能性が低い日を安全日、高い日を危険日と呼びます。

そもそも危険日・安全日とは?

女性の体が妊娠しやすくなるのは、精子の受け入れ態勢が整う排卵日付近です。

明確な日数は決まっていないものの、排卵日のおよそ3~5日前から1~3日後が危険日とされます。

反対に安全日は、排卵日前後の期間を避けた日を指すことが多いです。

ただし厳密に言うと「安全日」は存在せず、避妊せずに性行為をすればいつでも妊娠する可能性はあると考えておきましょう。

安全日の考え方について詳しくはこちら!
安全日とは?妊娠しにくい時期と危険日との違いをわかりやすく解説

排卵日付近に避妊なし(ゴムなし)で性行為した場合の妊娠確率

排卵日(危険日)付近の避妊あり・なしの妊娠率

排卵日付近(月経開始から10~17日)に避妊せず性行為をした場合、妊娠の可能性は20~30%上昇します。

一回のUPSIによる妊娠のリスクは月経周期の時期によって異なり、排卵日付近(月経開始から10~17日目)では20~30%に上昇する

引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

また、排卵日前6日間の性行為は妊娠につながりやすいという記録もあります。

妊娠しようとしている健康な女性の間では、ほぼすべての妊娠は排卵の日に終了する6日間の性交に起因する可能性があります。
引用:A J Wilcox 1, C R Weinberg, D D Baird 「Timing of sexual intercourse in relation to ovulation. Effects on the probability of conception, survival of the pregnancy, and sex of the baby」(和訳)

「安全日」と呼ばれる時期を予測して避妊をしないケースもありますが、排卵のタイミングはホルモンバランスや体調によって前後することも多く、自己判断でのコントロールは不確実です。

確実に妊娠を避けたい場合は、排卵日を問わず避妊方法を徹底しましょう。

避妊あり(ゴムあり)でも妊娠する可能性はある

コンドームは手軽に使える避妊方法であり、性感染症の予防にも有効です。

しかし、100%妊娠を防げるわけではありません

破損・装着ミス・性交中のズレなどが原因で、妊娠するケースも報告されています。

避妊方法を使用した性行為の妊娠率は以下の通りです。

避妊方法性行為の妊娠率
コンドーム18%
低用量ピル(OC)9%
リズム法24%
避妊手術0.5%
避妊なし85%
※参照:「一緒に学ぼう避妊のススメ

適切に使用した場合、避妊効果が期待できますが、避妊をより確実にしたい場合はピルなど他の避妊方法と組み合わせるのも一つの方法です。

どの方法を選ぶかは、体調やライフスタイルに合わせて医師に相談することをおすすめします。

さらに詳しく知りたい方はこちら!
我慢汁で妊娠するのは嘘?妊娠する確率や可能性が高まるケースを医師が解説
コンドームが破れたときの妊娠確率は?対処法や避妊の失敗例を紹介します

排卵日・危険日に避妊あり(ゴムあり)で妊娠した確率【独自調査】

エミシアクリニックでは、排卵日前後に性行為を経験し、妊娠を望んでいなかった女性100名にアンケートを実施しました。

その結果、コンドームを使用していたにもかかわらず妊娠したと回答した方は6名でした。

この数値は低いものの、「コンドームをしていれば絶対に妊娠しない」というわけではないことが分かります。

特に排卵期は妊娠の可能性が高まるため、避妊を徹底していてもリスクが残ることを意識しておく必要があります。

調査概要
  • 実施期間:2025年8月21日~2025年8月24日
  • 調査対象:排卵日前後の性行為経験があり、その際に妊娠を望んでいなかった女性100名
  • 調査方法:インターネットアンケート調査

「避妊してたのに妊娠した」女性の体験談

以下では、実際に「避妊あり(ゴムあり)でも妊娠した」と答えた方の声を紹介します。

酔っ払っていて相手の避妊が甘かったのが原因です。それも運命だと思い、産むしかないと思いました。(30代女性:排卵日3~4日前)

射精前には、コンドームを使用していませんでした。その後は、射精前であろうとコンドームを着用してもらっています。(30代女性:排卵日当日)

ゴムが少し破れてたのか、途中で外れたのかのどちらかだと思います。気付いた時は驚きとこれからの不安がありました。(30代女性:排卵日1~2日前)

体験談からも分かるように、コンドームを使用していたとしても、着用のタイミング・装着方法・破損や脱落といった要因で妊娠に至るケースがあります。

正しく使えば避妊効果が期待できますが、過信は禁物です。

排卵日や危険日に確実に避妊をしたい場合は、コンドームに加えて低用量ピルやIUD/IUSなどの避妊方法を組み合わせましょう。

排卵日付近の性行為で避妊に失敗した時の対処法

避妊に失敗した場合は、以下の緊急避妊法で対処してください。

避妊に失敗したかも…と思った時の対処法
緊急避妊法使用方法
アフターピル避妊失敗後72時間以内に
服用する緊急避妊薬
(薬剤によっては120時間以内)
銅付加IUD避妊失敗後120時間以内に
装着する避妊具

アフターピルは、一般的な緊急避妊法として使用されています。

銅付加IUDは子宮内に装着するため、出産経験のある女性に向いている緊急避妊法です。

どちらも避妊失敗から120時間以内に実行する必要があります。

「避妊に失敗したかも…」と思ったら、速やかに対処しましょう。

避妊に失敗した際の対処法について詳しくはこちら!
避妊に失敗した場合の対処法は?避妊失敗の例やアフターピルについても解説

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エミシアクリニックでは緊急避妊法の一つである「アフターピル」をご用意しています。

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※お申し込み後のキャンセルも可能です。
ただし、カード決済後やカード・代引き決済にて発送が完了した場合は、キャンセルできかねますのでご了承ください。

オンライン診療なら自宅や好きな場所から受診できるので、様々な事情で来院できない方も安心です。

お荷物はアフターピルと明記せずに封筒便やレターパックで郵送します。ポスト投函でご不在時でも受け取り可能です。

避妊失敗から72時間・120時間以内に服用する薬剤をご用意しています。

72時間用
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【配送方法】
超特急便:関東に限りバイク便でお届け可能です。(別途配送料:1,426円~)
通常発送:最短翌日のお届けとなります。(別途、診察料750円+送料750円)

いくら性行為のタイミングや避妊に気を付けていても、可能性を100%つぶすことは不可能です。

もしもの時はアフターピルで対処可能なため、まずは焦らずにご相談ください。



※アフターピルだとバレないようにご自宅へ発送しております。

【特記事項】
・本施術は、未承認医薬品を使用した自由診療です。(マドンナ(Madonna))
・薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・治療を行っております。

アフターピルの効果や避妊確率について詳しくはこちら!
アフターピル(緊急避妊薬)の効果と避妊の仕組みとは?
アフターピル(緊急避妊薬)で避妊できる確率は?
アフターピルの副作用はいつからいつまで?

排卵日からいつまでが危険日?自分で調べる方法を解説

以下では、危険日を知るための方法をまとめました。

どれか一つではなく組み合わせて予測するのもおすすめです。

【オギノ式】生理周期をもとに把握

【オギノ式】生理周期をもとに把握

オギノ式とは、生理周期と生理予定日から割り出す計算方法です。

1942年に産婦人科医の荻野久作氏が提唱したもので、生理周期から14の数字を引くことで排卵が起こる日を特定します。

【例】
生理周期が28日の場合:28-14=14日
⇒排卵日:前回の生理開始から14日後

排卵予定日は前後2~3日にズレることも想定し、12日目~16日目に設定しておきましょう。

ただし、生理周期が不安定だと予測しにくいため、周期が安定している方におすすめの方法です。

【基礎体温法】基礎体温を測って予測

基礎体温法は、基礎体温で排卵日及び危険日を予測する方法です。

前提として基礎体温とは、生命を維持するために必要最低限のエネルギーしか消費していない状態の体温を指します。

目覚めた直後、起き上がる前に基礎体温計を舌の裏側の付け根に当てることで測定可能です。

活動してしまうと体温が上がり、正確な基礎体温を測れないため注意してください。

基本的に基礎体温が上昇する3日間に排卵が起こることが多いとされています。

毎日記録を残すと、排卵日や生理が来るタイミングを把握しやすいでしょう。

【排卵検査法】排卵検査薬を使用して予測

排卵検査薬を利用して予測するのもおすすめです。

排卵日付近は、妊娠の準備をする「プロゲステロン」の分泌を促す黄体形成ホルモン(LH)の分泌が増え、LH濃度のピーク時(いわゆるLHサージ)から約40時間程度で排卵が起こります。

排卵検査薬は、尿中に含まれるLHに反応することで、手軽に状況を把握できるでしょう。

妊娠検査薬と似たような形をしており、検査薬に尿をかけることで結果を確認できます。

ただあくまで分かるのは今の状況のため、予測を立てた上でスケジュールを組みたい際は、オギノ式や基礎体温法と併用してください。

排卵日の前後で起こる主な症状(排卵のサイン)

以下では排卵日の前後に起こる症状をまとめました。

排卵日の前後で起こる主な症状

これらの症状が起こるのは、急激にホルモンが変化するためです。

分泌量のバランス比が、排卵日の準備をするエストロゲンから体温を上げるプロゲステロンへと移り変わります。

誰しも起こる症状のため心配しすぎる必要はありませんが、あまりにもひどい場合は産婦人科の受診も検討してください。

おりものが変化する

排卵日の前後には、精子を受けやすくするための「おりもの」が変化します。

排卵期のおりものは、強い粘着性があり色も白いことが多いです。

個人差はありますが、普段と少しでも違うと感じたら、排卵日付近の可能性があるでしょう。

ただし、おりものには女性の体を守る役割があるため、違和感を感じる場合は病気のケースも考えられます。

量が異常に多かったり、匂いがきつすぎる場合は、産婦人科を受診することも視野に入れましょう。

エミシアクリニックでもオンラインで無料相談を受け付けております。

腹痛が起こる

排卵日の前後に排卵痛と呼ばれる腹痛が起こることもあります。

生理痛ほど痛みは強くないですが、似たような痛みを感じる方が多いです。

卵子が排出される時に卵胞が破れることで起こります。

お腹が張る・出血はないのに子宮付近が痛い場合は、排卵が原因の可能性が高いでしょう。

仮に鎮痛剤が必要なほど痛い方は、子宮内膜症などの病気のリスクがあるため、産婦人科の受診を検討してください。

排卵痛について詳しくはこちら!
排卵痛とは?原因や具体的な症状・痛みを和らげる方法も徹底解説!

僅かな出血が起こる

排卵日の前後2~3日ごろ、卵胞が破れることで出血が起こる場合もあります。

基本的には、おりものが茶色くなる程度のものがほとんどです。

不正出血を疑う方もいますが、誰にでも起こる症状のため不安になる必要はありません。

しかし、違和感を感じるほど出血量が多い場合は、他の病気の可能性もあるので念のため病院を受診することをおすすめします。

排卵日に性行為はしない方がいい?正しい避妊方法一覧

以下では、代表的な避妊方法を紹介します。

妊娠を望まない場合、排卵日を避けるだけでは不十分のため、これらの避妊方法も視野に入れましょう。

ゴム(コンドーム)の使用

手軽で広く使われている避妊方法がコンドームです。

精子が膣内に入るのを防ぐだけでなく、性感染症の予防にも役立ちます。

ただし、装着方法を誤ったり、途中で破損・脱落した場合は避妊効果が低下するため、正しく使用しましょう。

コンドームの避妊率について詳しくはこちら!
コンドームの避妊率とは?避妊失敗を防ぐ正しい使い方を詳しく解説

低用量ピルの服用

低用量ピルはホルモンの働きを利用して排卵を抑える薬です。

正しく服用すれば避妊効果が期待できます。

また、生理周期の安定や月経痛の軽減といった副次的なメリットもあります。

ただし、毎日の服用が必要であり、体質によって副作用が出る場合もあるため、医師の診察を受けて処方してもらうことが大切です。

低用量ピルの効果や種類について詳しくはこちら!
ピルとは?
低用量ピルの種類別一覧表
低用量ピルには避妊効果がないって本当?

IUD(避妊リング)の装着

IUD(子宮内避妊具)は、子宮内に小さな器具を挿入して妊娠を防ぐ方法です。

一度装着すると数年間にわたり効果が持続するため、継続的に避妊を希望する方に適しています。

ただし、装着時の痛みや不正出血などのリスクがあるため、医師による施術が必要です。

IUSの装着

IUSは、黄体ホルモンを少量ずつ子宮内に放出する仕組みを持つ子宮内避妊具です。

IUDと同様に、長期間避妊効果が持続する上、月経量の減少や生理痛の改善にもつながる場合があります。

副作用や適応の可否については個人差があるため、装着を検討する際は婦人科で相談しましょう。

排卵日と妊娠・避妊の関係についてよくある質問

以下では、排卵日と妊娠・避妊の関係についてよくある質問に回答します。

排卵日当日に外出ししたら妊娠する?

「外出し(膣外射精)」は、避妊方法としては信頼性が低いとされています。

射精の前にも精子を含む液体が分泌されるため、排卵日当日に避妊をせずに性行為をすると妊娠する可能性があります。

確実に避妊をしたい場合は、コンドームやピルなど医学的に効果が確認されている方法を選びましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら!
膣外射精(外出し)は避妊にならない!妊娠の割合や避妊に失敗したときの対処法も解説

排卵日3日前に性行為した場合の妊娠確率は?妊娠しない時もある?

精子は女性の体内で2〜3日ほど生存できるため、排卵の3日前でも妊娠の可能性はあります。

ただし、体調やホルモンバランスにより排卵のタイミングがズレることもあり、妊娠に至らないケースもあります。

妊娠を望まない場合は、「排卵日から離れているから大丈夫」と考えず、常に避妊を心がけましょう。

排卵日2日後の妊娠率は当日よりも下がる?

卵子の寿命は排卵から約24時間とされているため、排卵日当日を過ぎると徐々に妊娠の可能性は低くなります。

ただし、排卵のタイミングは正確に予測することが難しいため、「排卵から2日経っているから妊娠しない」と断言することはできません。

避妊を確実にしたい場合は、避妊具やピルなどを用いることが望ましいでしょう。

危険日・安全日に限らず避妊に失敗した時は速やかに対処しましょう

危険日・安全日に限らず、避妊に失敗した場合は速やかに対処しましょう。

エミシアクリニックでは、72時間・120時間以内に服用する薬剤をご用意しています。

経過時間に合わせて処方いたしますので、まずはご相談ください。

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アフターピルを海外の通販サイトや輸入代行業者から個人輸入することは、リスクが高く推奨できません。

不衛生な環境で作られた粗悪品や偽薬の可能性もあります。

アフターピルはクリニックやオンライン診療で購入しましょう。

アフターピルについて詳しく知りたい方はこちら!
アフターピル(避妊薬)はどこで買える?
アフターピルのオンライン診療は怪しい?

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