避妊の話には「危険日」「安全日」といった言葉がよく出てきますよね。
これらは生理周期から排卵日を予測して、妊娠しやすい時期を導き出したもの。
では、危険日に避妊に失敗した場合、妊娠のリスクは高まるのでしょうか。
この記事では危険日の妊娠率や緊急避妊法について解説します。
エミシアクリニックでは、アフターピルをご用意しています。
アフターピルは避妊に失敗した際に服用することで、妊娠を防ぐ緊急避妊薬です。
「避妊に失敗してしまった」と不安な方は、ぜひご相談ください。
※アフターピルだとバレないようにご自宅へ発送しております。
この記事を監修した医師

上野 一樹
UENO KAZUKI
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 エミシアクリニック 院長就任
Contents
そもそも危険日・安全日とは?
危険日とは妊娠しやすいとされる排卵日付近を指します。
明確な日数は決まっていませんが、一般的に排卵日の3~5日前から1~3日後を「危険日」と呼ぶことが多いです。
反対に排卵後や生理中を「安全日」と考える方もいます。
排卵日(危険日)と排卵後の安全日を計測する方法
排卵日と安全日を計測する方法としては、以下の3つが代表的です。
- 排卵検査
- 体温での計測
- オギノ式
排卵検査は病院で内診を受けて、子宮などの超音波検査をするなどして、排卵日を予測します。
精度が高い反面、費用も高額になり、病院に行かなければならないため、ハードルが高いでしょう。
一方で体温での計測は、起床時に体温を計測し、生理周期の体温の変化から、排卵日を割り出す方法で、自分で気軽に行える計測方法です。※
※医療法人西恵会 西川婦人科内科クリニック
体温の低温期から高温期に移行する数日間に、排卵が起こると予測します。
また、オギノ式は排卵日の14日後に生理が始まると考えるため、生理予定日の14日前を排卵日であると計算します。※
※ネオクリニックHP
しかし、体温での計測やオギノ式は手軽にできますが、排卵日の予測が大きく外れてしまうこともあります。
そのため「排卵日ではないと思っていたら、実は危険日付近だった」という後悔や失敗が起こってしまうかもしれません。
後悔や失敗をしないためには、危険日付近での性行為を避けることが大切です。
もし危険日付近での性行為をしてしまった場合は、緊急避妊(アフターピル)の服用をしましょう。
排卵日(危険日)付近の避妊あり・なしの妊娠率
排卵日付近(月経開始から10~17日)に避妊せず性行為をした場合、妊娠の可能性は20~30%上昇します。
一回の UPSI による妊娠のリスクは月経周期の時期によって異なり、排卵日付近(月経開始から 10~17 日目)では20~30%に上昇する)
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)」
また、排卵日前6日間の性行為は妊娠に繋がり易いという記録もあります。
妊娠しようとしている健康な女性の間では、ほぼすべての妊娠は排卵の日に終了する6日間の性交に起因する可能性があります。
引用:A J Wilcox 1, C R Weinberg, D D Baird 「Timing of sexual intercourse in relation to ovulation. Effects on the probability of conception, survival of the pregnancy, and sex of the baby」(和訳)
ちなみに避妊ありの妊娠率は明確なデータがないものの、絶対に妊娠しないとは言い切れません。
行為の途中でコンドームが破れるといったこともありえます。
不安な場合は速やかに対処しましょう。
避妊の方法や失敗率についてはこちら
⇒確実な避妊の方法はある?種類や失敗の割合を紹介します
安全日なら避妊しないで性行為をしても大丈夫?
安全日でも避妊せずに性行為をすれば、妊娠する可能性があります。
排卵日を予測しても、必ずその日に排卵が起きる保証がないからです。
ストレスで排卵がずれることもありますし、生理周期が整っていない場合もあります。
また精子の寿命は3~4日程度と言われているため、生き延びた精子が受精することもあり得るでしょう。
医師の立場でお話しすると、絶対的な安全日はないと言えます。
妊娠を望まない場合は、必ず避妊してください。
【安全日に避妊せず外出し…間違った避妊法に注意】
安全日に限らず、避妊せずに膣外射精をすれば妊娠する場合があります。
大前提として、膣外射精は避妊方法ではありません。
精子はカウパー腺液にも含まれているため、射精しなくても膣内に精子が入ることもあるのです。※カウパー腺液…男性器から分泌される粘液。
また繰り返しになりますが、確実な安全日はありません。
「安全日なら妊娠しない」というわけではないので、コンドームや低用量ピルで避妊しましょう。
避妊法や避妊なしの性行為についてはこちらの記事でも詳しく記載しています。
安全日やオギノ式の避妊
⇒オギノ式による避妊は信用できる?妊娠率や計算方法を医師が解説
生理中の性行為
⇒生理中のセックスは妊娠する?感染症や病気について詳しく解説
避妊に失敗したかも…と思ったときの対処法
避妊に失敗した場合は、以下の緊急避妊法で対処してください。
緊急避妊法 | 使用方法 |
アフターピル | 避妊失敗後72時間以内に服用する緊急避妊薬(薬剤によっては120時間以内) |
銅付加IUD | 避妊失敗後120時間以内に装着する避妊具 |
アフターピルは、一般的な緊急避妊法として使用されています。
銅付加IUDは子宮内に装着するため、出産経験のある女性に向いている緊急避妊法です。
どちらも避妊失敗から120時間以内に実行する必要があります。
「避妊に失敗したかも…」と思ったら、速やかに対処しましょう。
アフターピルに関する情報は以下のページでも解説しています。
排卵日付近に服用した場合の妊娠率
⇒アフターピルを排卵日付近に飲んだときの効果を医師が解説。当日や前日の妊娠率も紹介
生理への影響
⇒アフターピルを飲んだのに生理がこない。周期への影響や対策について解説
低用量ピルとの違い
⇒アフターピルと低用量ピルの違いは?併用や代用についても解説します
エミシアクリニックのアフターピル

エミシアクリニックでは緊急避妊法の一つである「アフターピル」をご用意しています。
- オンライン診療に対応
- LINEで24時間受付
- 最短1時間で発送
- 土日祝でも発送可能
- アフターピルとバレないように梱包
※お申し込み後のキャンセルも可能です。
但しカード決済後やカード・代引き決済にて発送が完了した場合は、キャンセルできかねますのでご了承ください。
オンライン診療なら自宅や好きな場所から受診できるので、様々な事情で来院できないときも安心です。
お荷物はアフターピルと明記せずに封筒便やレターパックで郵送。
ポスト投函でご不在時でも受け取り可能です。
エミシアクリニックは患者様が安心してご利用いただけるように努めております。
※アフターピルだとバレないようにご自宅へ発送しております。
【特記事項】
・本施術は、未承認医薬品を使用した自由診療です。(マドンナ(Madonna))
・薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・治療を行っております。
(ご参考:個人輸入に関する厚生労働省の案内)
・同一の成分・性能を有する国内承認医薬品等で、「ノルレボ」が承認されています。
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
オンライン診療の手順や詳しい説明はこちら
⇒アフターピルをネットで安全に購入するならオンライン診療を推奨!メリットを解説
危険日・安全日に限らず避妊に失敗したときは速やかに対処しましょう
危険日・安全日に限らず、避妊に失敗した場合は妊娠する可能性があります。
少しでも不安に感じたら、速やかに対処しましょう。
エミシアクリニックでは、72時間・120時間以内に服用する薬剤をご用意しています。
経過時間に合わせて処方いたしますので、まずはご相談ください。
【アフターピルの個人輸入は推奨できません】
アフターピルを海外の通販サイトや輸入代行業者から個人輸入することは、リスクが高く推奨できません。
不衛生な環境で作られた粗悪品や偽薬の可能性もあります。
アフターピルはクリニックやオンライン診療で購入しましょう。
【関連:厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」】
アフターピルの妊娠率など確率についてはこちら
⇒アフターピルで避妊できる確率は?危険日や24時間以内に服用した場合の妊娠率も解説
この記事を監修した医師

上野 一樹
UENO KAZUKI
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 エミシアクリニック 院長就任