ED治療薬を服用している方が会食や出張が続くと「頓用だとタイミングが合わない」「毎回飲む時間を気にするのが負担」と感じるシーンが少なくありません。
そこでおすすめの選択肢が、シアリス(タダラフィル)を毎日少量(2.5〜5mg)服用する方法です。
性行為の前にだけ10〜20mgを服用する方法とは異なり、低用量を毎日継続的に服用することで、血中濃度を安定し、準備の負担が軽減できます。
ただし、副作用・禁忌薬・相互作用の確認は欠かせません。
また、「2錠飲むと効きが強まる?」などの自己増量は危険で、過量投与リスクの理解も必須です。
本記事では、毎日服用の全体像(効果・用量・安全性)を網羅的に解説し、メリットとデメリットを客観的に整理します。
「病院に行くのは恥ずかしい」「忙しくて通えない」という方は、まず本記事でシアリスやED治療薬に関する正しい知識を身につけてください。
さらに、いつでも気軽に相談できるオンライン受診を活用し、自身に合う方法でシアリスを服用しましょう。

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任
シアリス(タダラフィル)を毎日飲むとどうなる?
シアリスを低用量(主に2.5〜5mg)で毎日飲むと、体内の有効成分濃度が一定に保たれ、性行為の直前に薬を飲む準備がいらない常時サポートの状態を作りやすくなります。

いわゆる頓用(10〜20mgを性行為前に服用)と異なり、タイミングに縛られにくいのが特徴です。
実際、クリニックでは「5mgを1日1回」での毎日服用は、タイミングのストレス軽減や自然な性生活をサポートする目的でも処方されています。
シアリス(タダラフィル)を1日1回服用した研究データでは、血管弾性の向上が得られ、血管内皮機能不全が改善したという報告もあります。
※出典:国立医学図書館「Administration of daily 5 mg tadalafil improves endothelial function in patients with benign prostatic hyperplasia」
シアリスを毎日飲むと勃起しやすくなるだけでなく、血管機能の改善にも期待できるでしょう。
シアリスの毎日服用に適した用量
シアリスを毎日服用する場合、一般的に以下2パターンの量を処方されます。

ED(勃起不全)の具合や体質・持病など、処方される量は人により異なりますが、一般的な目安として覚えておいてください。
ここからは、毎日服用に適した量・処方される量について詳しく解説します。
毎日飲むなら2.5mgから5mgが基本
毎日の血中濃度を安定させ、都度服用する負担を減らしたい場合は、少量(2.5〜5mg・1日1回)からはじめるのが一般的です。
前立腺肥大症の治療でも5mg・1日1回(※)が用いられており、毎日服用の目安となっています。
※参照:医療用医薬品 : タダラフィル
食事の影響を受けにくい薬剤のため、食前・食後を厳密に気にする必要はありませんが、毎日同じ時間帯に服用することで飲み忘れを防ぎ、より安定した効果が得られます。
毎日服用を希望する方は、効果と副作用のバランスを見ながら、医師の判断で用量を調整しましょう。
10~20mgの高用量は毎日の服用には適さない
10mg・20mgは本来、頓用(必要時服用)で服用される量です。
1日1回、次の服用まで24時間以上あけるのが原則で、毎日の服用を前提にした量ではありません。
効果の上乗せより、副作用や相互作用のリスクが先に高まりやすいため、自己判断での連用や増量は避けてください。
高用量の連続服用による主なリスクは、以下が挙げられます。
- 副作用の増大
- 血圧低下
- 肝臓・腎臓への負担
- 循環器への負担
ED治療においては、用量を増やせば効果が高まるわけではないため、10mg・20mgの服用を検討する場合は、毎日ではなく屯用での使用を検討しましょう。
シアリスを毎日服用するメリット
シアリスを毎日服用すると、以下のメリットがあります。
シアリスを利用するか迷っている方は、検討の参考にしてください。
性行為のタイミングに気を使わなくてよい
低用量のシアリスを毎日服用すると、有効成分の血中濃度が安定するため、性行為の直前に薬を飲む準備が不要です。
さらに、スムーズに性行為に進みやすくなるため、精神的な負担も減ります。
性行為に対する負担とストレスを軽減できれば、パートナーとの関係が良好になる方もいるでしょう。
ほかのED治療薬よりも食事への影響が少ない
シアリスは食事の有無を問わず服用できるED治療薬です。
バイアグラやレビトラよりも食事の影響が少ない点が特徴で、食事のタイミングを気にする必要がありません。
出張や旅行など、食事のタイミングが読みづらい場合でも、シアリスなら問題なく服用できるでしょう。
EDの根本的な改善にも期待できる
シアリスを毎日服用すれば、EDの根本的な改善にも期待できます。
実際に、シアリスを毎日服用した研究データでは、血管弾性の向上が確認されています。
※出典:国立医学図書館「Administration of daily 5 mg tadalafil improves endothelial function in patients with benign prostatic hyperplasia」
ED治療薬は基本的にEDそのものを改善する薬ではありませんが、シアリスなら少なからず完治する可能性が高まるでしょう。
ただし、実験データには個人差があり、すべての人に同じ効果が表れるわけではありません。
根本的な改善はあくまでも副産物と認識し、期待しすぎないように注意してください。
ED治療薬の仕組みや種類について詳しくはこちら!
ED治療薬とは?効果や安全に使用するためのポイント、購入する際の注意点についても解説
前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善が期待できる
シアリスの有効成分であるタダラフィルは、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療でも用いられており、5mg・1日1回の継続投与で症状の改善に期待できます。
そのため、EDと前立腺肥大症を併せ持つ方が服用すれば、1錠で2種類の疾患にアプローチが可能です。
ただし、前立腺肥大症の方も個人で判断をせず、まず医師に相談してから服用してください。
シアリスを毎日飲むリスクとデメリット
シアリスを毎日飲むと複数のメリットがありますが、以下のデメリットも生じます。
デメリットを知らずに服用すると、コスト面や体調面であらゆる不都合が生じる可能性があります。
シアリスを服用する前にリスクとデメリットを理解し、正しい方法で服用してください。
屯用に比べてコストがかかる
シアリスを毎日服用する場合、購入数が増えて総額が上がりやすいのがデメリットです。
たとえば、性行為が1週間に1回程度の方なら、頓用のほうがコストパフォーマンスが高いでしょう。
そのため、生活リズムや性行為の頻度に合わせ、毎日服用か頓用かを医師と相談して選ぶのが現実的です。
ただし、都度服用するデメリットを解消したい方は、コスト面のデメリットを承知のうえで毎日服用するのも選択肢の1つでしょう。
副作用が発現する可能性がある
シアリスは比較的忍容性の高い薬ですが、以下の副作用が生じる可能性があります。
- 潮紅
- 消化不良
- 背部痛
- 筋痛
- 四肢痛
- 鼻閉
※参照:医療用医薬品 : シアリス
上記の副作用はいずれも頻度1%以上で、発症する方は多くありません。
さらに、いずれも症状が軽いため、気にならない方がほとんどでしょう。
ただし、まれに重篤な副作用(重度の低血圧・視覚異常・遷延勃起など)が報告されており、必ずしも安全とは限りません。
もし、シアリスを服用して異常を感じた場合は、迅速に医師に相談しましょう。
併用禁忌と併用注意の薬剤ある
シアリスと併用禁忌の薬物と、併用注意の薬物を以下にまとめました。
併用禁忌の薬物
併用禁忌の薬物は、シアリス使用中に服用してはなりません。
また、併用注意の薬物は、併用を禁止されているわけではありませんが、注意が必要です。
いずれにせよ、服用している薬や持病がある方は、シアリスの処方を受ける前に医師に確認しましょう。
シアリスを2錠飲むとどうなる?過剰投与のリスク
シアリスの服用は1日1回が原則のため、2錠以上飲むと過剰摂取です。
有効成分が体内に残っているうちに2錠目を追加すると、有効性が頭打ちのまま副作用だけが強くなる可能性が高まります。
具体的には、潮紅・消化不良・背部痛などの副作用が増え、重篤な副作用が生じる可能性もあります。
また、連日の過量は腎臓・肝臓への負担を強めるため、予期せぬ以上が発生する場合もあるでしょう。
現在の服用量で効果を感じられない場合でも、自身の判断で飲む回数を増やさないでください。
シアリスの毎日服用はどんな人におすすめ?
シアリスの毎日服用が向いている人と向いていない人を以下にまとめました。

シアリスの毎日服用は、性行為の頻度が高い方や、タイミングが読めない方におすすめです。
毎日服用して常にコンディションを整えておくことで、安心して性行為に臨めます。
また、食事の影響を受けにくいシアリスは、不規則な食生活の人にもおすすめです。
一方、禁忌薬や併用注意薬を服用中の方は、ほかのED治療薬を検討したほうがよいでしょう。
また、シアリスの毎日服用は肝機能や腎機能に負担を与える可能性があるため、いずれかの機能障害がある方にもおすすめできません。
シアリスの毎日服用に関するよくある質問
下記では、シアリスの毎日服用に悩む人が抱きやすい質問にお答えします。
シアリスに関する疑問を解消し、正しく服用するための知識をつけてください。
シアリスを毎日使い続けるとアンチエイジング効果がある?
シアリスによる若返り効果を直接示す、信頼度が高いエビデンスはありません。
ただし、「シアリス(タダラフィル)を少量服用し続けると血管の拡張反応や血管弾性が改善する」(※)という研究データは出ています。
※出典:Taylor & Francis
そのため、血管障害のリスク軽減につながる可能性がありますが、「アンチエイジング」と解釈するのは早計です。
現時点では「血管機能が整い、コンディションが底上げされる人がいる」という認識が妥当です。
シアリスにはテストステロン増大の効果がある?
「シアリスの服用でテストステロンが増える」と証明する研究データはありません。
ただし、シアリスを服用し続けると、総テストステロンの上昇やEDの、男性更年期症状の軽減が確認できた研究データ(※)もあります。
※出典:勃起不全およびうつ症状を有する患者におけるタダラフィルの毎日投与による報告された転帰への影響
現在は効果が断定できるほどのデータはないため、「シアリス服用によるテストステロンが増える場合もある」と認識しておきましょう。
シアリス服用後にアルコールを飲むのはよくない?
シアリス服用後の飲み過ぎはおすすめできませんが、少量なら原則問題ありません。
ただし、アルコールは血圧を下げる方向に働くため、シアリスと重なるとめまい・ふらつき・顔のほてり・動悸などが出やすくなります。
また、飲酒は性的刺激への反応を鈍らせ、服用の効果を実感しにくくなる点にも注意が必要です。
シアリスを毎日飲みたい方はまず医師に相談してみよう
シアリスには、必要なときだけ飲む「頓用」と、少量を毎日続ける「デイリー」の2つの飲み方があります。
どちらにもメリットとデメリットがあり、体調・生活リズム・併用薬により最適解は異なります。
たとえば、頻繁に性行為をする方や、タイミングが読めない方は、毎日服用したほうがよいでしょう。
ただし、自己判断で服用するのではなく、医師と相談して最適な用量・スケジュールを決めることが、効果を最大化しリスクを最小限に抑える近道です。
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ビデオ通話で医師が丁寧に症状を確認し、必要に応じてED治療薬の処方や生活指導まで一貫した対応のため、ED治療薬がはじめての方でも安心して服用できるでしょう。
さらに、処方薬は自宅へ配送されるため、通院の手間もありません。
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