EDは筋トレで本当に治る?改善が期待できるメニューと注意点についても解説

EDは筋トレで本当に治る?改善が期待できるメニューと注意点についても解説

EDは筋トレで本当に治る?改善が期待できるメニューと注意点についても解説

筋トレによって「EDの症状が改善した」という声を耳にしたことがある方もいるでしょう。

とくに、下半身や骨盤まわりを鍛える筋トレや運動は、血流の改善により男性機能の向上に役立つとされています。

ED(勃起不全)は年齢や体質のせいだとあきらめる必要はありません。

この記事では、EDに対する筋トレの有効性や改善が期待できる筋トレメニューをくわしくご紹介します。

実際に筋トレに取り組んだ方を対象に調査した、独自のアンケート結果も交えて解説しますので、参考にしてみてください。

▼調査概要
  • 実施期間:2025年7月10日~2025年7月14日
  • 調査対象:筋トレに取り組んでEDを改善した男性100名
  • 調査方法:インターネットアンケート調査

エミシアクリニックのオンライン診療

エミシアEDのLP

EDの原因によっては、筋トレだけで改善が難しい場合や、時間を要するケースもあります。

直ちにED改善を目指したい場合には、ED治療薬の使用がおすすめです。

エミシアクリニックでは、通院せずにED治療薬の処方が受けられる「オンライン診療」が可能です。

筋トレや生活習慣の見直しとあわせて、自分に合った改善方法を見つけたい方はぜひご相談ください。



上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

EDは筋トレで治る?科学的根拠に基づき解説

ED(勃起不全)は、筋トレによって症状が改善される可能性があります。

筋トレとテストステロン(男性ホルモン)の分泌には関連性があり、性欲や性機能の向上に寄与することが報告されているためです。

※参照:性ホルモンと骨格筋  体力科学 第65巻

とくに下半身を鍛えることで血流がよくなり、勃起機能のサポートにつながるケースがあります。

ただし、すべてのEDが筋トレで改善するとは限りません

軽度のEDであれば効果が見られる場合もありますが、原因や個人差によっては治療薬との併用が有効なこともあります。

自分の状態に合った対策を検討することが、改善への第一歩といえるでしょう。

筋トレと勃起力の関係については、以下の記事でも詳しく解説しています。
筋トレは勃起力の改善に役立つ?効果を実感するまでにかかる期間や実際の体験談を紹介

筋トレでEDが治った例

今回エミシアクリニックでは、筋トレによってED症状が改善された男性100人にアンケートを実施しました。

筋トレでEDが治った例

取り組んだ筋トレや運動内容としては、スクワットが最も多く(56%)、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動(35%)に取り組んでいた方が多くみられました。

トレーニングの頻度としては、「週2~3回」が最多(41%)で、毎日おこなわなくても効果を実感している方が多いことがわかります。

また、EDが改善された方のうち65%が「半年以上」筋トレを継続していたことからも、継続的な取り組みが改善のカギと考えられます。

筋トレ後に実感した変化としては、以下が挙げられました。

筋トレ後に実感した変化
  • 性欲の回復:52人
  • 勃起の持続力アップ:50人
  • 勃起しやすくなった:49人
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筋トレを始めて3ヶ月くらい経った頃から朝の勃起が戻ってきて、気分も明るくなった。

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「継続は力なり」で半年経った頃から回復というか戻ってきたという感じがありました。本当に運動は大事です。

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筋トレを始めて6カ月後くらいからパートナーの反応が変わった

このように、筋トレは性機能全般に良い影響を与える可能性があります。

とくに30〜40代の比較的若い層では、改善効果を実感している方が多く、継続的な運動習慣がED克服のきっかけになる可能性が示唆されています。

ただし、効果には個人差があり、数日で劇的な変化が現れるものではありません

まずはスクワットや軽い筋トレを、週2〜3回のペースで無理なく始めてみることをおすすめします。

ED改善が期待できる筋トレメニュー3選

軽度のEDでは、継続的な筋トレによって症状の改善や予防が見込まれる場合もあります。

気になる方は、無理のない範囲内で生活習慣に取り入れるのも一つの手です。

EDの改善に役立つとされる代表的な筋トレメニューは以下のとおりです。

まずは無理のない範囲で始めてみましょう。

スクワットでは、「大腿四頭筋」や「ハムストリングス」などの太ももやお尻の筋肉が鍛えられます。

主に下半身の筋力増強による血流改善や陰茎への血流のサポートが見込めます。

スクワットの基本的な流れは以下のとおりです。

スクワットで下半身を鍛える
  1. 足を肩幅に開いてまっすぐ立つ
  2. 背筋を伸ばし、目線は前方へ
  3. ゆっくりと膝を曲げながら、お尻を後ろに引くように腰を落とす
  4. できる高さまで膝を落としたら、元の姿勢に戻す

スクワットでは、膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。

つま先や膝の向きは、内側や外側を向かないように意識することも大切です。

1日10回を目安に、無理のない範囲で取り入れてみてください。

ケーゲル体操は、骨盤底筋(骨盤の底にある筋肉)を鍛えるエクササイズです。

排尿や性機能をコントロールする役割をもち、陰茎への血流や勃起の持続に関わっています。

ケーゲル体操は、以下のような方法でおこなわれます。

ケーゲル体操で骨盤底筋を鍛える
  1. 仰向けになり、両膝を軽く立てる
  2. 肛門や尿道を締めるように力を入れ、数秒間キープする
  3. ゆっくりと力を抜き、筋肉を緩める

力を入れる時間は最初は3秒間を目標とし、慣れてきたら徐々に時間を伸ばしましょう。

1セット10回を目安に、1日3〜5セットほど継続してみてください。

場所を選ばずにできるため、すきま時間に取り入れやすい点もメリットです。

ランジは、大殿筋や大腿四頭筋などの太ももの筋力増強が見込める筋トレです。

持久力のアップや陰茎への血流改善をサポートするとされています。

ランジは、以下のような方法で取り組みましょう。

ランジで太ももの筋肉を鍛える
  1. 腰幅に足を開いてまっすぐ立つ
  2. 片足を前に踏み出し、足裏を床に着ける
  3. 股関節と膝関節を曲げ、腰を落とす
  4. 前側に出した足の太ももが水平になるまでゆっくり腰を下げる
  5. 少しずつ元の姿勢に戻す

以下のポイントに注意しながら取り組む必要があります。

  • 胸を張り、背中や腰が丸くならないように注意する
  • 後ろ足の膝を床につけない

1セットを10回とし、3セットを目安に取り組みましょう。

ED改善につながる有酸素運動

有酸素運動は全身の血流や代謝を促し、心肺機能の向上や勃起持続力のアップにつながるとされています。

代表的な有酸素運動は以下のとおりです。

  • ジョギング
  • ウォーキング
  • サイクリング
  • 水泳
  • アクアビクス
  • エアロビクスダンス
  • エアロバイク
  • ハイキング

※参照:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~

1回につき30分、週2日程度を目安に継続するとよいでしょう。

血中のLDLコレステロール・中性脂肪や体脂肪の減少が期待でき、冠動脈疾患や高血圧などの改善、心肺機能の強化も期待できます。

生活習慣病の予防効果も見込めるため、積極的に生活に取り入れてみてください。

ED改善が期待できるストレッチ

ストレッチの習慣は、EDの症状改善につながる場合もあります。

血行がよくなることで陰茎への血流が改善され、勃起力のサポートが期待されるためです。

ED改善のための方法としては、以下の「開脚ストレッチ」が用いられます。

  1. 床に座り、できる範囲内で両足を開く
  2. 背中を丸めずに股関節を曲げて、ゆっくり身体を前に倒す
  3. 倒した状態を15〜30秒キープする
  4. ゆっくりと身体をおこす

取り組む際は、以下のようなポイントを意識しましょう。

  • 動作をする際には呼吸を止めない
  • 勢いをつけない
  • 痛みがある場合は無理をしない

継続的な取り組みが筋肉の柔軟性につながり、症状改善をもたらすと考えられています。

一度で改善しようとせず、毎日少しずつ取り組むことが重要です。

無理な動作は筋肉を傷めるおそれがあるため、痛みを感じない程度に取り組みましょう。

EDを引き起こす主な原因3選

EDの発症要因には、さまざまな要因が考えられますが、代表的な原因は以下のとおりです。

通常は年齢を重ねるにつれ、EDの発症リスクが高まりますが、20代や30代などの若年層で発症するケースも珍しくありません。

EDの原因に関してくわしく知りたい方はこちら!
ED(勃起不全)の4つの原因を徹底解説!具体的な治療法も紹介

生活習慣病などの身体的要因

EDは生活習慣病との関連性が報告されています。

生活習慣病とは、食事・運動・喫煙などの生活習慣が原因となりうる病気のことです。

EDとの関連性がある代表的な生活習慣病は、以下のとおりです。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症

※参照:ED診療ガイドライン 第3版 

上記の生活習慣病が進行すると血管や神経がダメージを受け、血流障害や神経伝達機能の低下を招き、ED症状が現れる場合があります。

なかでも糖尿病は、高血圧やうつ症状などの合併によりEDを発症するリスクが高いため、早期の治療が必要です。

ストレスや精神的ダメージなどの心理的要因

強いストレスがかかった状態や精神的なダメージが原因で、EDを引き起こすこともあります。

若い年代におけるEDは、心理的要因が関与している場合が多いとされています。

実際の例について、以下にまとめました。

  • パートナーとの関係性の悩み
  • 性的な面でのコンプレックス
  • 仕事や私生活での人間関係の悩み
  • 性交渉へのプレッシャーやトラウマ

※参照:ED診療ガイドライン 第3版 

また、うつ病やパニック障害などの精神疾患はEDのリスクが高まることもわかっています。

心理的な要因で生じるEDについてくわしく知りたい方はこちら!
心因性EDの治し方は?勃たない原因や克服方法を解説

手術・薬の使用による影響

骨盤内の手術や一部の薬の使用が、EDにつながる場合もあります。

手術によって勃起に関連する血管や神経が障害を受けたり、副作用によって勃起しづらくなったりするためです。

代表的な原因としては、以下の内容が挙げられます。

リスクの高い手術 ・前立腺がん
・膀胱がん
・直腸がん
リスクの高い薬・高血圧治療薬(降圧薬)
・抗うつ薬
・前立腺肥大の治療薬

※参照:ED診療ガイドライン 第3版 

上記に挙げた手術や薬以外にも、ED症状を引き起こす場合があります。

手術を受ける際には、起こり得る合併症について確認することが重要です。

薬による影響が気になる方は、服用している薬の添付文書をあらかじめ確認し、EDのリスクがないかチェックしておきましょう。

筋トレで改善が難しいEDの特徴と対処法

筋トレや生活習慣の改善は、EDの症状改善に寄与する場合もありますが、一部には十分は改善が見込めないケースもあります。

EDを発症する原因として、生活習慣病や精神疾患の関与が考えられる場合は、筋トレによる改善が難しい場合があります。

改善が難しいEDは以下のとおりです。

  • 糖尿病や高血圧、心疾患などの生活習慣病を患っている
  • うつ病やパニック障害などの精神疾患を患っている
  • EDのリスクが高まる治療薬を使用している

生活習慣病による関与が疑われるEDでは、EDの治療とあわせて基礎疾患の治療が必要です。

精神疾患によるEDで悩んでいる場合は、薬の変更によって症状が改善される場合もあります。

ただし、医師の指示なしで服用を中止したり薬の使用量を変更したりすると、生活習慣病や精神疾患の病気の悪化を招き、さらに症状が悪化するおそれがあります。

自己判断せず、まずはED症状で悩んでいることを主治医に相談してみてください。

乱れた生活習慣によるEDは生活の見直しも必要

生活習慣病や精神疾患などの病気の治療が必要となるケースでは、生活習慣の見直しにも取り組むことでEDの改善によい影響を及ぼす場合があります。

注意が必要な生活習慣を以下にまとめました。

注意が必要な生活習慣改善点
睡眠不足少なくとも6時間以上の睡眠時間を確保する
運動不足ややきついと感じる程度の有酸素運動を1回30分以上、少なくとも週に3回取り組む
食生活の乱れ栄養バランスの取れた食事を心がける
喫煙禁煙に取り組む
過度な飲酒節度をもった飲酒に抑える
強いストレスや不安がある状態趣味やリラックスできる習慣などにより、ストレスの解消に取り組む

※参照:ED診療ガイドライン 第3版 

乱れた生活習慣は、ホルモンバランスの乱れや血管のダメージにつながり、EDを招くおそれがあります。

EDの改善や予防に取り組みたい方は、筋トレや病気の治療とあわせて生活習慣を見直すことが推奨されます。

EDの治療には薬の使用が有効な場合も

筋トレや生活習慣の見直しは、EDの改善に役立つケースがあるものの、すべての人に当てはまるわけではありません。

できるだけ早く症状を改善したい・性交渉に対して悩んでいる場合は、ED治療薬の使用を検討するのも一つの選択肢です。

ED治療薬は、陰茎への血流促進によって勃起状態をサポートすることで、男性としての自信回復につながる場合があります。

代表的なED治療薬としては、以下のような種類があり、期待する効果によって推奨される治療薬は異なります。

EDの症状改善には継続的な使用が必要であり、薬の購入費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。

レビトラジェネリックはジェネリック医薬品であり、先発品であるバイアグラやシアリスよりも安い費用で購入が可能です。

先発医薬品と同じ有効成分が同量含まれており、同等の効き目があることが証明されている医薬品です。

薬による治療を希望する場合は、ジェネリック医薬品の活用も検討してみてください。

ED治療薬の仕組みや種類について詳しくはこちら!
ED治療薬とは?効果や安全に使用するためのポイント、購入する際の注意点についても解説

根本改善するならエミシアクリニックのオンライン診療

ED治療薬の使用を検討していても、わずらわしさや気恥ずかしさの観点から、受診をためらってしまう方も多いでしょう。

このような悩みを抱えている方は、オンライン診療の活用を検討してみてください。

オンライン診療をおこなうクリニックの一部では、定期的な受診をせずに治療薬を処方してもらえる場合もあります。

エミシアクリニックのED治療では、オンライン診療が可能であり、予約・診察・治療薬の処方まで来院不要で受けられます。

「クリニックに通うほど時間を確保できない」「ED治療を受けていることを誰にも知られたくない」などの悩みがある方は、オンライン診療による治療も検討してみてください。



ED治療のオンライン診療についてくわしく知りたい方はこちら!
ED(勃起不全)のオンライン診療!治療の流れや処方薬を医師が紹介

EDと筋トレに関するよくある質問

ここでは、EDと筋トレに関して寄せられることも多い質問について回答します。

筋トレをしすぎるとEDになりますか?

適度な筋トレは陰茎への血流改善や勃起の持続力に影響を及ぼし、症状の改善につながるとされています。

ただし、過度な筋トレやトレーニングへの取り組みは、疲労の蓄積やホルモンバランスの乱れなどを引き起こし逆効果となる可能性があります。

筋トレによるEDの改善では、運動量よりも長期的な取り組みが重要です。

スクワットや有酸素運動、ストレッチなどを毎日続けられる範囲で生活に取り入れてみてください。

どれくらい続ければ効果が期待できますか?

筋トレによってED症状が改善されるまでには、一般的には数カ月程度かかるとされています。

ただし、効果が現れるまでには個人差があり、EDの進行度によっても異なります。

あきらめずに習慣化することが重要ですが、ED治療薬を使用することも一つの選択肢です。

EDの症状で悩んでいる場合は、専門のクリニックの受診も検討してみてください。

筋トレに取り組み、EDの予防に努めよう

筋トレは男性ホルモンの分泌を促し、EDの症状改善が見込める場合があります。

スクワットやケーゲル体操、ランジなどのトレーニングを継続的に取り組みましょう。

有酸素運動やストレッチも血行の促進や血流改善によって、勃起力のサポートが期待できます。

無理のない範囲で生活に取り入れてみてください。

エミシアクリニックのオンライン診療

エミシアEDのLP

EDの原因によっては、筋トレによる改善が難しい場合もあります。

基礎疾患や精神の病気などでは、治療のために長期的に取り組む必要がある場合もあります。

早期の治療を希望する場合は、ED治療薬の使用も選択肢として検討してみてください。

エミシアクリニックでは、通院せずにED治療薬の処方が受けられる「オンライン診療」が可能です。

筋トレや生活習慣の見直しとあわせて、自分に合った改善方法を見つけたい方は、ぜひご相談ください。



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