痛風発作にロキソニン湿布は効かない?痛み止めの方法や病院受診のタイミングも解説! | 【公式】EMISHIA CLINIC 丨 エミシアクリニック

痛風発作にロキソニン湿布は効かない?痛み止めの方法や病院受診のタイミングも解説!

痛風発作にロキソニン湿布は効かない?痛み止めの方法や病院受診のタイミングも解説!

「痛風の発作にロキソニン湿布は効くの?」
「痛風の痛みは湿布で治る?」

痛風発作の痛みは歩くのも困難になるほど辛くなることもあり、痛み止めを飲むだけではなく、身近な市販品であるロキソニンなどの湿布薬を使用することを考える人も多いです。

しかし、痛風の痛みのメカニズムは通常の打撲や筋肉痛とは根本的に異なるため、期待した効果が得られないケースが少なくありません。

むしろ、痛風発作時のロキソニンなどの湿布薬を使用すると、逆効果になる場合もあります

本記事では、ロキソニン湿布が痛風発作に効くのかや使用する際の注意点などについて解説します。

また、痛み止めが効かない場合の対処法や病院を受診するタイミングもお伝えするので、痛風発作の辛さを緩和するためにも確認してみてください。

上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

ロキソニン湿布(テープ)は痛風発作に効くのか

痛風発作におけるロキソニン湿布の有効性と限界

ロキソニンの販売元である第一三共ヘルスケアは、以下のようにロキソニン湿布(テープ)などの外用薬を痛風には使用しないように注意喚起(※)しています。

ロキソニンS外用薬シリーズ(テープ、パップ、ハードゲル、ゲル、ローションa、温感テープ)の効能・効果には、痛風はありませんので使用しないでください。

痛風が疑われる場合には、医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※参照:第一三共ヘルスケア株式会社

痛風の治療ではなく、痛みを緩和する目的での使用は可能ですが、あくまでも痛風発作を抑えるなどの痛風治療薬ではないことは覚えておきましょう。

痛風に湿布は逆効果で悪化する場合もあり!

痛風に湿布を使用すると、以下のように逆効果になる場合もあるので、注意が必要です。

痛みを抑えたいときには湿布を貼るという人も多いかもしれませんが、痛風の場合は逆効果になることもあります。

以下で詳しく解説するので、適切に湿布を使用するようにしてください。

温湿布は症状を悪化させる可能性がある

痛みを感じたときに冷湿布ではなく温湿布を使う方もいますが、痛風の場合は症状を悪化させる可能性があります。

湿布の種類と温冷による通発作への効果の違い

温湿布は通常の冷湿布とは異なり患部を温める湿布で、慢性的な肩こりや腰痛などに使用されることが多いです。

ただし、痛風発作時には炎症が悪化し、痛みがさらに酷くなることがあります

湿布を使用する際には、患部を冷やすために「冷湿布」を使用するようにしてください。

冷やしすぎが逆効果になることも

痛風発作の際の痛みは、湿布や氷嚢などで冷やすことで、血管が収縮して症状が緩和する場合があります。

ただし、冷やしすぎるとかえって血行が悪くなり、逆に痛みが酷くなるなど症状が悪化することもあるので気をつけてください。

また保冷剤や氷嚢を患部に当てる場合は、直接当てると凍傷になる可能性があるため、必ずタオルなどで包んで行うようにしましょう。

湿布に頼ることで受診のタイミングが遅れるリスクもある

痛風発作の痛みは、湿布で冷やすことで緩和する場合がありますが、それが理由で受診のタイミングが遅れるリスクがあります。

湿布や鎮痛薬で痛みが緩和されるのはあくまでも一時的なことで、痛風の根本原因にアプローチして治療するためには、病院での治療が必要です。

病院では痛風発作を抑える薬や尿酸値を下げる薬などを、適切なタイミングで処方してもらえます。

また、痛風の原因となる食事や生活習慣の改善についての指導も行われるので、総合的な治療が可能です。

エミシアクリニックでは痛風治療薬の処方に加え、尿酸値の無料モニタリング検査や生活習慣の指導も行っています。

痛風を根本的に治療したい場合は、エミシアクリニックのオンライン診療の利用を検討してみてください。

痛風発作でロキソニン(湿布や内服薬)を使うときの注意点

痛風発作でロキソニン(湿布や内服薬)を使うときの注意点は、以下の通りです。

  • 根本的な治療ではない
  • 副作用の心配もあるので、使用前には医師に相談する
  • 投薬や食事改善など、総合的な治療が必要である
  • 症状が改善しない場合は、医師に相談する

痛風発作の際にロキソニンを使用することで一時的な症状の緩和は期待できますが、根本的な治療にはならないため、再発のリスクがあります。

また、ロキソニンの吐き気や下痢などの副作用の心配もあるため、使用前には医師に相談するのがおすすめです。

痛風は痛みを止めるだけではなく、痛風用の薬の投薬や食事の改善など、総合的な治療が必要となります。

もしロキソニンを使用し続けて症状が改善しないという場合は、速やかに医師に相談しましょう。

痛風に効く治療薬について知りたい方はこちら
痛風に効く治療薬の種類一覧!副作用や注意点も解説

痛風にロキソニンが効かない・痛みが収まらない場合の対処法

痛風にロキソニンが効かない・痛みが収まらない場合の対処法は、以下の通りです。

痛風にはロキソニンなどの鎮痛剤が痛みの緩和に効く場合がありますが、効かない場合もあります。

ロキソニンを使用しても効かない・痛みが取れない場合は、以下で紹介する対処法を確認して実行してみてください。

それでも痛みが治まらない場合は、速やかに病院を受診しましょう。

患部を高い位置にあげる

痛風の痛みや症状がロキソニンで治まらない場合は、患部を高い位置にあげることで緩和されることがあります。

患部を心臓より高い位置にあげることによって、血流が改善され、痛みや腫れなどが治まる場合があるのです。

仰向けになって机の上に足を上げたり、クッションや枕を積み上げて足が心臓より高くなるようにしましょう。

痛みは痛風発作が始まって24時間以内にピークを迎え、その後は少しずつ落ち着いてくる場合が多いので、一時的に強い痛みを感じた際は試してみてください。

患部を冷やす・温めない

痛風発作で痛みが起きているときは、患部は温めずに必ず冷やすようにしてください

患部を温めると、炎症がさらに悪化して痛みが強くなる可能性があるため、温湿布なども絶対に避けましょう。

逆に患部を冷やせば、炎症が抑えられて痛みが緩和される可能性があるため、痛風発作の際の症状を和らげるのに有効です。

もしロキソニンなどの湿布で効かない場合は、氷嚢や保冷剤などをタオルで巻いて患部に当ててみましょう。

患部を動かさないように安静にする

痛風の痛みがロキソニン湿布などで治まらない場合は、患部を動かさないようにして安静にしましょう

歩いたりして患部を動かすことで、痛みや腫れなどの症状を悪化させている可能性もあります。

横になるなど安静にして患部を刺激しないようにすれば、関節への負担を減らし、炎症や痛みの悪化を防ぐことが可能です。

また安静すると同時に、上記で紹介した「患部を高く上げる」「患部を冷やす」を行うとより効果的でしょう。

水分をしっかりとる

痛風発作の痛みが治まらない場合、お茶や水などの水分をしっかりとることで治まる場合があります。

これは水分摂取によって排尿が促され、尿酸値が下がるためです。

ただし、以下の飲み物は症状を悪化させる可能性があるので避けた方が良いでしょう。

  • アルコール
  • ポカリスエットなどの糖分を含んだ飲み物

痛風の痛みが治まらない時にビールなどのアルコールを飲むと、尿酸値があがって症状が悪化する可能性があります。

またポカリスエットなど果糖ぶどう糖液糖が含まれた飲み物も、尿酸値を上げる可能性があるため避けましょう。

痛風の治し方について知りたい方はこちら
痛風の治し方ガイド!症状別の治療法や応急処置・再発防止策を解説

アスピリンを含む市販の鎮痛薬は飲まない

痛風の発作が起きて症状が酷い場合でも、アスピリンを含む市販の鎮痛薬は飲まないようにしましょう。

アスピリンを含む鎮痛薬は尿酸の排泄を抑制し、痛風発作を悪化させる可能性があるため、痛風の症状が出ている時の服用は絶対に避けてください。

市販の鎮痛薬を利用する場合は、ロキソニンやイブなどのアスピリンを含まないものを服用するようにしましょう。

それでも痛みが治まらない場合は、病院を受診するかオンライン診療で医師の診察を受けてください。

薬のオンライン処方を受ける

ロキソニンの鎮痛薬や湿布が効かない場合は、痛風治療薬のオンライン処方を受けるのがおすすめです。

痛風の薬のオンライン処方は、自宅でLINEを使用して医師の診察が受けられ、処方薬は自宅に宅配で届けられます

そのため、痛みが酷くて歩けないような状態の時や近くに病院がない場合も、自宅から一歩も出る必要がありません。

エミシアクリニックでも痛風薬のオンライン処方を行っており、以下の手順で行えます。

  1. LINEに「エミシアクリニック」を友だち追加する
  2. 診察を予約し、スマホで問診票を記入しておく
  3. 予約日時にLINEのビデオ通話で医師の診察を受ける
  4. 決済する
  5. 最短当日に薬が届く

エミシアクリニックのオンライン診療は10分程度なので、病院での受診のように待ち時間もなく、ストレスフリーで痛風薬の処方が受けられます。

痛風発作で病院を受診すべきタイミング

痛風発作で病院を受診すべきタイミングは、以下の通りです。

痛風発作で病院を受診すべきタイミング

痛風は痛みを薬や湿布で緩和させることはできても、根本的な治療のためには医療機関の受診が必要になります。

できるだけ早めに医療機関を受診するべきですが、以下で紹介する状態になった場合は一刻も早く受診しましょう。

痛みが激しいとき

ロキソニンが効かないほど痛みが激しいときは、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

病院では以下のような痛風発作を緩和する薬などを処方してもらえるため、早めの受診がおすすめです。

  • 尿酸値を下げる薬
  • 痛風発作を鎮める薬
  • 非ステロイド性抗炎症薬
  • ステロイド

痛風の痛みが激しい場合は、整形外科や膠原病・リウマチ科を受診しましょう。

また、オンライン診療のあるクリニックでも痛風の治療薬を処方してもらえることがあるため、歩けないほどの激痛が起きた際におすすめです。

歩行が困難なほど腫れているとき

歩行が困難なほど患部が腫れているときも、できるだけ早く医療機関を受診する必要があります。

ただ歩くのも辛い状態で医療機関で行くのが難しい場合は、自宅で受診できるオンライン診療を利用しましょう。

エミシアクリニックでは、LINEでオンライン診療が受けられるため、自宅で安静にしながら受診できます。

また、処方された薬も最短当日に自宅まで届けられるため、速やかな治療開始が可能です。

痛風発作にロキソニン湿布は逆効果になることがあるので要注意!

痛風発作にロキソニン湿布を使用することは、逆効果になる場合があるので注意が必要です。

痛風の痛みが酷い場合は、湿布を使うよりも医療機関の速やかな受診が必要で、オンライン診療という選択肢もあります。

エミシアクリニックのオンライン診療は、LINEで10分程度の診療を受ければ、最短当日に痛風治療薬を自宅で受け取ることが可能です。

痛風の痛みや腫れを今すぐ何とかしたい・足が痛くて病院まで行けないという方は、ぜひエミシアクリニックのオンライン診療をご利用ください。

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