痛風に効く市販薬はある?治療薬の種類一覧!副作用や注意点も解説

痛風に効く薬はある?市販薬・処方薬の違いと治療薬一覧を解説

痛風治療で服用する薬の種類一覧!副作用や注意点も解説

市販薬では根本的な痛風の治療はできません

ロキソニンやイブなどの市販鎮痛薬で、発作時の痛みを一時的に和らげることは可能です。

ただし、痛風の原因である尿酸値をコントロールする薬ではないため、再発するケースも少なくありません。

また、痛風を放置すると関節の変形や腎機能低下につながる恐れもあります。

近年では、自宅からオンライン診療を受け、痛風治療薬の処方について相談できるようになっています。

この記事では、痛風に使われる市販薬と治療薬の違い、根本的な治療方法、再発予防につながる生活習慣について解説します。

エミシアクリニックの痛風オンライン診療

痛風

「足が痛くて通院がつらい」「平日は受診の時間がとれない」という人には、オンライン診療も選択肢のひとつです。

エミシアクリニックのオンライン診療では、症状を確認したうえで、診察内容に応じた治療薬を自宅へ配送しています。

診察により処方できる薬は、次のとおりです。

  • 尿酸値の治療薬
    →フェブキソスタット錠、ベネシッド錠
  • 痛み止め・発作時の対応薬
    →コルヒチン錠、プレドニゾロン錠

予約は24時間、LINEから受け付けています。

発作の再発が気になる人や通院の負担を抑えたい人は、お気軽にご相談ください。



上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

痛風に効く市販薬はある?|応急処置のみ

前述の通り、痛風の治療薬は市販がないため根本治療はできませんが、一時的な炎症や痛みの緩和に限定して使用可能です。

市販で購入できる薬の種類と主な効果は、以下の通りです。

薬剤分類代表的な商品例主な効果
NSAIDs
(ロキソプロフェン)
ロキソニンS痛みや炎症を速やかに抑制
NSAIDs
(イブプロフェン)
イブA錠鎮痛・抗炎症のバランスが良好
アセトアミノフェンタイレノールA解熱鎮痛効果(炎症抑制は弱い)

痛風発作時に使用できる市販薬は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が中心です。

NSAIDsは、痛みや炎症の原因となる「プロスタグランジン」の生成を抑えることで作用します。比較的早く効果を実感しやすく、痛風発作による激しい痛みの緩和に用いられます。

一方で、アスピリン(アセチルサリチル酸)を含む市販薬は、血清尿酸値の上昇などで症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。

なお、市販薬での対応はあくまで応急処置です。

特に痛風発作を繰り返している人は、尿酸値を下げる薬による管理が必要となります。

通院が負担で治療を始められていない人は、オンライン診療を利用しましょう。

※出典1:厚生労働省「市販の解熱鎮痛薬の選び方
※出典2:Cochrane「急性痛風発作に対する非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の効果

値段・費用感の目安

市販薬は薬局やドラッグストア、ネット通販で購入可能で、1回の痛み止め対応であれば数百円から1,000円程度が相場です。

購入時には薬剤師からの説明を受ける必要がある第1類医薬品(ロキソプロフェン系)と、薬剤師不在でも購入できる第2類医薬品(イブプロフェン系、アセトアミノフェン系)に分類されます。

そのため、緊急時の入手しやすさも考慮して選択することが重要です。

【薬の種類別の値段相場】

薬剤名内容量価格帯(税込)
ロキソプロフェン
(ロキソニンS)
12錠約550~800円
イブプロフェン
(イブA錠)
24錠約500~700円
アセトアミノフェン
(タイレノールA)
20錠約1,100~1,300円

市販薬による応急処置のコストは確かに低く抑えられますが、これらは一時的な症状緩和にすぎません。

市販薬だけに頼った対処では、発作の再発予防はできないため、痛風の痛みを感じた場合は早期の医療機関受診をおすすめします。

痛風で市販薬だけに頼らず受診したほうがいい症状

痛風発作の目安として、次の症状が当てはまる人は医療機関への相談を検討しましょう。

  • 痛みが強く、歩行が難しい
  • 関節が赤く腫れて熱を持っている
  • 発熱(37.5℃以上)を伴っている
  • 過去にも同じ部位で発作を繰り返している
  • 初めての発作で、痛風かどうか判断できない
  • 市販薬を飲んでも痛みが軽減しない、または2〜3日経っても改善しない

痛風を治療せずに放置しておくと、重症化する恐れもあります。

再発を予防するには、処方薬の服用や生活習慣の改善で早めに尿酸値を管理することが大切です。

エミシアクリニックのオンライン診療では、痛風発作の症状確認から尿酸値改善に向けた治療相談まで対応しています。

24時間LINEから予約を受け付けているため、お気軽にご相談ください。



痛風発作に効く処方薬は2種類ある

痛風発作時に服用する薬は、次の2種類です。

発作を「抑制する薬」と「治療する薬」の2種類があり、使用されるタイミングが異なります。

それぞれの薬の種類と、どのように作用するのかを解説します。

痛風の治し方について詳しくはこちら!
痛風の治し方を医師が解説!痛みを和らげる応急処置と尿酸値を下げる根本的な治療方法

痛風発作抑制薬

痛風発作抑制薬とは痛風発作が起きないようにする薬のことで、種類・特徴は次の通りです。

種類値段
コルヒチン1錠 100〜200円程度
・インドメタシン
・ナプロキセン
・イブプロフェン
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
1錠 10〜50円程度
プレドニゾロン錠ステロイド薬
1錠 10〜50円程度

※コルヒチンNSAIDsが効かない、重度の痛風発作時に使用

これらの痛風発作抑制薬はあくまで発作を抑える薬で、尿酸値を下げる働きはありません

発作の前兆であるムズムズ感・ちくちくする痛みがある時や、発作が起こっている時に服用します。

なお、上記のうちコルヒチンは医療用医薬品に分類されており、薬局やドラッグストアでは市販されていません。

服用するには医療機関での診察・処方が必要です。

エミシアクリニックではコルヒチン錠の処方にも対応しています。痛風発作の前兆が気になる人は一度ご相談ください。



痛風の初期症状について詳しくはこちら!
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コルヒチンは薬局・ドラッグストアで市販されてる?手軽な入手方法も紹介

痛風発作治療薬

痛風発作治療薬は発作が起きている時に使用し、発作の痛みや炎症を緩和する薬です。

種類用法・用量
ナプロキセン消炎・鎮痛・解熱効果
非ステロイド性抗炎症薬
空腹時を避ける

発作時初回
400〜600mg(本錠4〜6錠)

通常
1日量300〜600mg(3〜6錠)を1日2〜3回に分ける
プラノプロフェン消炎・鎮痛・解熱効果
非ステロイド性抗炎症薬
空腹時を避ける

発作時:75mgを飲む
通常:1日量225mgを1日3回に分けて飲む
オキサプロジン消炎・鎮痛効果
非ステロイド性抗炎症薬
通常:1日量400mgを1日1〜2回に分けて飲む

痛風発作治療薬は、十分に関節の炎症を抑えて沈静化させる目的で服用します。

薬の種類により飲む回数やタイミングや発作時の用法は異なるため、医師や薬剤師の指示に従い服用しましょう。

発作中は歩き回らず安静にし、患部を冷やすと症状が和らぎやすいためお試しください。

痛風の原因となる尿酸値に作用する薬

痛風は血中の尿酸値が上昇して、尿酸塩が関節に溜まると発作を発症します。

※参照:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン

痛みの原因である関節の炎症が治ったら、尿酸値の上昇を抑える薬を服用しましょう。

尿酸値を下げる薬には、次の3種類があります。

いずれも少量から開始して尿酸値や尿酸排泄量を測定しながら、徐々に増量し3〜6カ月かけて維持量を決定してください。

尿酸排泄促進薬(尿酸値を下げる薬)

尿酸排泄促進薬(にょうさんはいせつそくしんやく)は、血中の尿酸濃度を下げる目的で服用する薬です。

尿酸の再吸収を抑えて尿への排泄を促進するため、痛風の予防効果が期待できます。

尿酸排泄促進薬には、次のような種類があります。

  • ブロコーム
  • プロベネシド
  • べンズブロマロン
  • ドチヌラド

ただ肥満やアルコール摂取量の多い人は、尿酸の排泄機能が低下して腎臓に負担がかかりやすい傾向にあるので注意しましょう。

クリニックを受診する時は、薬の服用について医師に相談してください。

尿酸生成抑制薬(尿酸値の上昇を抑える薬)

尿酸生成抑制薬は、体内で尿酸がつくられるのを抑制し、痛風の症状を改善する効果が期待できます。

  • アロプリノール
  • フェブキソスタット
  • トピロキソスタット

また尿酸生成抑制薬は、痛風改善の目的以外に次の治療にも使用されることがあります。

  • 高尿酸血症
  • がん化学療法に伴う高尿酸血症(フェブキソスタットのみ)

尿酸値の適切な管理は痛風の再発予防や生活の質の向上につながるため、医師に相談しながら継続的に治療を進めましょう。



酸性尿改善薬

痛風の人は尿pHが酸性に傾いている事例が多く見られ、酸性尿改善薬が処方される場合があります。

酸性尿になると尿酸が溶けにくくなり、尿路結石や腎障害の原因になるためです。

酸性尿改善薬には、次の種類があります。

  • クエン酸カリウム
  • クエン酸ナトリウム水和物

血中にある血清尿酸値が高く、尿中の尿酸排泄量が多いほど尿路結石になるリスクが高まるため、痛風の人は尿の酸性化にも注意する必要があります。

服用により尿をアルカリに傾けて溶けやすくし、尿酸値の上昇を防ぎましょう。

※参照:尿酸・(酸性尿)諸疾患との関連性(P8)

 痛風の治し方は主に2つの方法で治療する

痛風の主な治療方法は、以下の2つです。

  • 生活習慣の改善(食事療法や適度な運動など)
  • 薬物治療

痛風の治療方法としては、まず生活習慣の改善が大切になります。

特に暴飲暴食や高カロリーやプリン体の多い食事・アルコールの取り過ぎなどは、痛風の症状を悪化させるため要注意。

食事を改善するとともに、適度な運動で肥満を解消することも、痛風の原因である尿酸値の改善が可能です。

また、前述で紹介した尿酸値をコントロールする薬の投与による薬物治療でも、痛風の症状の改善が見込めます。

痛風の治療は、生活習慣の改善と薬のどちらかではなく、両方を同時に行うことが重要です。

痛風で食べてはいけない食べ物についての詳しい解説はこちら
痛風で食べてはいけない食べ物一覧表!原因や食事以外の予防対策も解説

痛風の薬を服用した時に考えられる副作用

痛風薬の副作用

尿酸値を下げる薬は、基本的に効果と安全性が認められている薬です。

合併症の有無や服用中の薬との相性により、医師が適切な薬を選択しますが、まれに次のような副作用が出る場合もあります。

副作用詳細
消化器症状・口内炎
・食欲不振
・下痢
・胃痛
・腹痛
・軟便
・腹部不快感
腎機能障害尿酸が結晶化して尿細管を詰まらせる
肝機能障害大量の服用や体質により代謝できない
皮膚症状薬への免疫低下やアレルギー反応
・掻痒感
・発疹
・皮膚炎
・多形紅斑

上記のような副作用が現れた場合は、かかりつけの医師に相談してください。

エミシアクリニックでは、副作用が現れた時にも自宅にいながらオンラインでアフターフォローを受けられます。

通院のストレスや待ち時間を気にすることなく、ご相談いただけるのが魅力です。



痛風治療薬(フェブキソスタット)の副作用についてはこちら
フェブキソスタットの副作用とは?痛風治療薬の効果や注意点を徹底解説

痛風の薬を服用する際の注意点

痛風薬の注意点

痛風の薬を服用する際には注意点があるため、次の2つを事前に確認しておきましょう。

誤った薬の服用で症状を悪化させてしまう恐れもあるので、薬の服用には注意してください。

発作が起きてる時の服用は避ける

痛風発作が起きている時の薬の服用は避けましょう。

発作時に尿酸値を下げる薬を飲むと、急激な尿酸の減少で溜まっていた尿酸結晶が放出され、発作が悪化して炎症や痛みが増す可能性があるためです。

※参照:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(P5)

尿酸値を下げる薬は発作の予防を目的としたもので、発作時の痛みや炎症を抑える効果はありません。

発作が起きている時は医師の指示に従い、痛みや炎症を抑える痛風発作治療薬を使用してください。

自己判断で止めたり増やしたりしない

痛風の治療を行う上で処方された薬は、必ず医師の指示に従って正しく服用してください。

自己判断で止めたり増やしたりすると、尿酸量や尿中の尿酸排泄量のコントロールが不安定になり、治療が長引く恐れがあります。

薬の飲み方で迷うことがあれば自己判断はせずに、医療機関に相談しましょう。

痛風のお悩みには、エミシアクリニックのオンライン診療が便利です。

診療後も痛みや症状に不安がある場合は、LINEを通じていつでも医師にご相談いただけますので、ぜひご利用ください。



痛風対策・予防したい人におすすめの生活習慣

痛風対策・予防したい人におすすめの生活習慣

痛風の対策・予防には、生活習慣の見直しが必要不可欠です。

尿酸値のコントロール管理に取り入れたいおすすめの生活習慣をご紹介します。

  • アルコール飲料の制限
  • プリン体の食品を控える
  • 適度な運動
  • 十分な水分摂取量
  • ストレスの解消

過度な飲酒は避けた上で多く摂り過ぎていた食品を見直して、プリン体の摂取量を一日400mlを越えない食事を意識しましょう。

また血中の尿酸濃度を低下させる激しい運動は避けつつ、水分を多めに摂ることも大切です。

ただ急な生活習慣の管理や制限はストレスを生む原因になるので、軽めのウォーキングやサイクリングでストレスを発散するのもいいでしょう。

痛風治療は薬で尿酸値をコントロールするのはもちろん、生活習慣を整えて継続することが重要です。

尿酸値を下げる方法について詳しくはこちら!
尿酸値を下げる方法|効果に期待できる食べ物や飲み物・運動法を解説

痛風の薬に関してよくある質問

痛風の薬に関してよくある次の3つの質問にお答えします。

薬の飲み方を誤ると痛風発作が起きやすく副作用のリスクも高まるため、服用に関する疑問は事前に解決しておきましょう。

痛風の市販薬(痛み止め)が効かないときの対処法は?

痛風の痛み止めが効かないときの対処法は、以下の通りです。

  • 患部を冷やす
  • 患部を高くあげる
  • できるだけ動かず、安静にする
  • 水分を多くとり、排尿を促し、尿酸を排出する

痛風の痛み止めが効かないときは、まず患部をタオルで包んだ保冷剤などで冷やしましょう。

患部を心臓よりも高い位置にあげ、血液を循環させることで、痛みや腫れが緩和することもあります。

また、できるだけ水分を多く取って尿を出し、尿酸を排出することでも症状が和らぐ可能性があります。

ただし、腫れや発熱が強い場合、発作を繰り返している場合は、我慢せず医師に相談しましょう。

エミシアクリニックでは、24時間LINEから予約を受け付けています。

自宅への治療薬の配送も可能なため、市販薬で痛みが収まらない人は、一度ご相談ください。

痛風の治療薬や尿酸値を下げる薬はいつまで飲み続けるの?

尿酸値を下げる薬は、3〜6カ月程かけて徐々に数値をコントロールしながら服用します。

※参照:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン

しかし尿酸値を下げる薬を飲む期間は、一定ではありません。

薬で症状を抑えて、尿酸がつくられにくい生活習慣に慣れるまでの期間には個人差があります。

薬の服用を続けながらもプリン体が多い食事を控え、水分補給や運動を習慣化するなど、生活習慣の改善が必要不可欠です。

薬は新たなライフスタイルを習慣化するまでの、痛風や腎機能低下を抑えるサポートアイテムとして捉えてみてはいかがでしょうか。

痛風の薬を飲み忘れたらどうすればいい?

痛風の薬を飲み忘れたら、次の通り服用してください。

気付いたタイミング飲み方
次に飲む時間まで
遠い場合
気付いた時点ですぐに1回分を飲む
次の飲む時間が
近い場合
1回飛ばして次の時間に1回分を飲む

痛風の薬は尿酸値をゆっくり下げて段階的に量を増やすため、2回分を1度に飲んではいけません。

自己判断でやめたり量を変更するのは症状の悪化・再発の要因になるため、指示された量を守り、毎日飲み続けることが大切です。

※参照:東和薬品株式会社(痛風・高尿酸血症でフェブキソスタット錠「トーワ」を服用される方へ)

痛風の薬に関するご相談ならエミシアクリニックへ

痛風

痛風のご相談ならオンライン診療を実施しているエミシアクリニックへご相談ください。

薬の服用や生活習慣の見直しで改善できるとはいえ、尿酸値の数値が改善されるまでには時間を要します。

発作が続けば症状の悪化を招くため、早めの治療が肝心です。

処置を行えば再発予防も可能になり、合併症のリスクも回避できるため、早めに医療機関を受診しましょう。

なおエミシアクリニックのオンライン診療は、24時間LINEから受付可能です。

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