尿酸値が高いと言われたら?原因や放置するリスク・下げる方法を徹底解説 | 【公式】EMISHIA CLINIC 丨 エミシアクリニック

尿酸値が高いと言われたら?原因や放置するリスク・下げる方法を徹底解説

尿酸値が高いと言われたら?原因や放置するリスク・下げる方法を徹底解説

健康診断で「尿酸値が高い」と指摘され、戸惑いや不安を感じた方も多いのではないでしょうか。

とくに自覚症状がないうちは、「本当に大丈夫なのか?」「どうすればいいのか?」と判断に迷ってしまうものです。

尿酸値が高い状態を放置すると、痛風や尿路結石・肝機能の低下など、さまざまなリスクにつながる可能性があります。

実際に厚生労働省の報告によると、高尿酸血症は成人男性の約20%に見られる身近な疾患。
※出典:厚生労働省「アルコールと高尿酸血症・痛風

しかし、生活習慣の見直しや治療を適切に行えば、数値悪化を防ぐ対策が可能です。

本記事では、尿酸値が高くなる原因や放置のリスクを解説し、すぐに取り入れられる改善策も紹介します。

さらに、忙しくて通院が難しい方や、気軽に相談したい方に向けて、スマホで相談できるエミシアクリニックのオンライン診断についても紹介します。

尿酸値が高くて悩んでいる方は、症状が出る前に正しい知識と対策を身につけて、将来の健康リスクを減らしましょう。

上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

尿酸値が高いと診断される数値の目安

健康診断などで「尿酸値が高い」と診断された場合、どの程度の数値を指すのか、目安を知りたい方が多いでしょう。

一般的な尿酸値が高い際の目安は以下のとおりです。

尿酸値の数値別 リスク

尿酸値が高いと診断された際の具体的な状態や治療の目安について、詳しく解説します。

自身の尿酸値や健康状態と照らし合わせて、確認してください。

【関連記事】

尿酸値の基準については、こちらの記事をご覧ください。
尿酸値の基準は何mg/dL?正常値・異常値の目安とすぐにできる対策を解説

7mg/dL以上で高いと診断される

一般的に、男女問わず尿酸値が7mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。

尿酸値とは、血液中に含まれる「尿酸」の濃度を示す数値です。

尿酸はプリン体が体内で分解された際にできる老廃物で、濃度が高くなると健康リスクが高まります。

尿酸値が7mg/dL程度の段階では明確な症状が出ないケースもあり、「経過観察」とされる場合が多いでしょう。

ただし、経過観察だからといって生活習慣を改善しなければ、痛風や肝臓障害・尿路結石など、具体的な疾患につながりかねません

高尿酸血症によるリスクを高めないためにも、医師に相談し、生活習慣の改善や治療を始めましょう。

尿酸値8mg/dLはやばい?

尿酸値が8.0mg/dL以上になると、再検査や具体的な生活改善が必要となります。

さらに、9.0mg/dLを超えると精密検査や薬物治療を検討すべき段階となり、医療機関での診断が強く推奨されています。
参考:東京大学 保険センター

ただし、この数値を超えても症状がない場合もあり、軽く受け止めている方もいるのではないでしょう。

しかし体内では尿酸が結晶化し始めており、知らぬ間に合併症が進行している可能性もあります。

尿酸値が8.0mg/dLを超えた方は「治療が必要な状態」であると理解し、早めに専門の医師に相談しましょう。

尿酸値が高い原因とは?

尿酸値が高くなる背景には、性別・年齢・体質・生活習慣など、さまざまな要因があります。

尿酸値が高くなる男女別の要因

ここでは、とくに傾向が分かれる性別ごとに主な原因を解説します。

さらに、共通する原因についても詳しく解説するため、自身の状況と照らし合わせて確認してみてください。

男性の尿酸値が高い原因 【一般的な基準値】

男性で尿酸値が高い場合の主な原因を以下にまとめました。

要因影響度具体例
アルコール摂取
(飲酒習慣)
高いビール500ml/日以上
肥満非常に高いBMI25kg/㎡
食生活高い赤身肉や魚介類ばかりの食生活
加齢高い40代以降
※参照:「Relationship between gout, hyperuricemia, and obesity

尿酸値が高くなるのは、食事や飲酒・肥満などの生活習慣から加齢などの体質まで、人により原因はさまざまです。

とくに40代以降は代謝が低下しやすく、尿酸値の上昇に注意しなければなりません。

男性の尿酸値の基準は3.4〜7.0mg/dLとされており、女性よりも高くなりやすい傾向があります。
※参照:Apollo Hospitals

女性よりも尿酸値が高い原因は、筋肉量やホルモンの違いによるものです。

また、食生活が乱れやすいのも男性の特徴で、生活習慣から高尿酸血症になる方も少なくありません。

女性の尿酸値が高い原因 【一般的な基準値】

女性で尿酸値が高い主な原因を以下にまとめました。

要因影響度具体例
閉経後のホルモン変化高い50代になり閉経した
食生活高い甘い炭酸飲料500ml/日以上

閉経後の女性は、排泄を促す作用があるエストロゲン(女性ホルモンの一種)分泌が大幅に減少し、尿酸が排出されにくくなります。

また、ダイエットや甘い食べ物・飲み物の取り過ぎなど、食生活により尿酸値が上昇する方もいます。

女性の尿酸値の基準は2.4〜6.0mg/dLとされており、男性よりは低い傾向にありますが、8.0mg/dL~9.0mg/dLまで上昇する方も少なくありません。
※参照:Apollo Hospitals

男性と同様に体質や生活習慣など、尿酸値が高まる原因は人により異なります。

男女共通の原因

性別に関係なく、以下のような要因で尿酸値が高まる場合もあります。

  • 遺伝体質
  • 水分不足
  • ストレスや睡眠障害
  • 肝機能の低下

尿酸値は遺伝の影響も受けることが分かっており、家族に高尿酸血症や痛風の人がいる場合、尿酸が溜まりやすい傾向にあります。
※参照:痛風・尿酸財団

また、ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れや、肝機能の低下・水分不足による排泄量の低下など、生活習慣にかかわる原因の場合もあります。

上記の原因には男女差がないため、男女問わず自身に当てはまるものがないか振り返ってみてください。

尿酸値が高いとどうなる?放置するリスクと症状

尿酸値が高くても、初期は自覚症状がないケースがほとんどです。

しかし、尿酸値が高い状態で放置すると、以下の疾患リスクが生じます。

ここからは、尿酸値が高い状態を放置した際に起こるリスクについて、詳しく解説します。

尿酸値が高い状態を放置するリスクについて正しく理解し、生活や意識の改善につなげてください。

痛風発作

高尿酸血症による代表的な合併症が「痛風」です。

痛風は、尿酸が関節内に結晶として沈着し、免疫反応によって強い炎症が起こることで発症します。

主な症状は、足の親指の付け根に突然現れる激しい痛みや腫れで、夜間に発症することが多いのが特徴です。

発作が起こると歩くことも困難になるほど強い痛みが続き、日常生活に大きな支障をきたします。

痛風の初期症状については以下のページで詳しく解説しているので、気になる方は確認してみてください。

【関連記事】

痛風発作の初期症状についてはこちら
痛風の初期症状は足のピリピリ?前兆や原因・対処法をわかりやすく解説

肝障害や尿路結石

高尿酸状態が続くと、肝障害や尿路結石を引き起こすことがあります。

尿酸は体内に過剰に存在すると酸化ストレス(活性酸素が増えすぎて、抗酸化力が追い付かない状態)が高まり、肝細胞を傷つける原因となります。

肝障害を引き起こすと、全身の健康状態にも悪影響を及ぼしかねません。

また、尿酸値が高いと、尿に溶けきれない尿酸が結晶化し、結石を形成する尿路結石を引き起こす可能性もあります。

尿路結石は背中やわき腹の激しい痛みで自覚し、排尿時の痛みや血尿など、生活に支障をきたす症状を発症します。

肝障害・尿路結石はいずれも健康的な生活に支障をきたす合併症のため、発症する前の予防が大切です。

その他の疾患

高尿酸値は、痛風発作や肝障害・尿路結石以外にも、以下の生活習慣病や血管障害を引き起こす可能性があります。

  • メタボリックシンドローム
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

メタボリックシンドロームや糖尿病・高血圧などの生活習慣病は自覚症状が乏しく、気付かないうちに命にかかわる合併症に発展する恐れがあります

無症状から重篤な合併症に発展するケースもあるため、尿酸値が高い方は生活習慣の改善や治療をおすすめします。

生活習慣を改善したい方や、尿酸値に対する不安を抱えている方は、まず気軽にLINEの無料相談から始めてみましょう。



尿酸値を下げる具体的な方法

尿酸値を下げるには、日常生活の中での食事・運動・飲酒・睡眠のコントロールが必要です。

とくに以下の4点に気をつければ、尿酸値の改善につながるでしょう。

ここからは、すぐにでも始められる具体的な尿酸値の下げ方を解説します。

【関連記事】

尿酸値の下げ方についてはこちらから
尿酸値を下げる方法|効果に期待できる食べ物や飲み物・運動法を解説

食生活を改善する

尿酸値を下げるには、まず食生活の見直しから始めましょう。

具体的に控えたい食事と、摂取したい食事を以下の表にまとめました。

摂取を控えたい食事摂取をおすすめする食事
・レバーやモツなどの内臓肉
・魚卵(たらこ・いくらなど)
・乾物(干物・煮干しなど)
・ビール
・野菜
・海藻類
・きのこ類
・乳製品

摂取を控えたい食事を完全に避けるのは難しいかもしれませんが、段階を踏んで徐々に減らすように心がけましょう。

また、ビールを控えて乳製品を増やすなど、摂取内容を置き換えると効果的に尿酸値を改善できます。

摂取する内容を改善しつつ、朝・昼・夜と、規則正しい食生活を心掛けることも大切です。

軽めの運動や睡眠時間などの生活習慣を改善する

日々の生活習慣を少し見直すだけでも、尿酸値の改善に期待できます。

たとえば、ウォーキングや自転車などの有酸素運動は、肥満解消やインスリン抵抗性の改善につながります。

ただし、高負荷の筋力トレーニングや激しいスポーツなどは、尿酸値を高める可能性もあるため注意が必要です。

また、規則正しい睡眠を意識すれば、ストレスホルモンの減少や代謝の乱れを防げます

睡眠時間を一定に保ったり、寝る前のカフェイン摂取を控えるなど、睡眠の質を高めるのもよいでしょう。

節酒・断酒をする

アルコールを摂取すると尿酸の生成を促進し、排泄を妨げる二重の悪影響を及ぼします。

そのため、普段からアルコールを摂取する方は、節酒・断酒を取り入れてみましょう。

とくにビールや日本酒はプリン体を多く含むため、尿酸値を上昇させやすい特徴があります。

完全な断酒が難しい方は、休肝日を設定するなどで、段階的に節酒をすると無理なく進められます。

痛風と飲料の関係について以下の記事で詳しく解説しているので、飲み物の改善方法に悩んでいる方は参考にしてください。

【関連記事】

痛風と飲料・ポカリスエットの関係はこちら
痛風にポカリスエットを飲むのは逆効果の可能性あり!飲んでもいい飲料についても解説

適量のコーヒーを飲む

尿酸値を下げる方法として、「適量のコーヒーを飲む」こともおすすめです。

実際に「コーヒーを飲む習慣が痛風の発症リスクを軽減する」とした研究報告があります。
※参照:防衛医科大学校 分子生体制御学講座

ただし、尿酸値の変動とは別の要因で痛風発作を抑制するともされており、現状は正確な研究結果は発表されていません。

明確な数値は解明されていないものの、コーヒーを飲む習慣が尿酸値のコントロールに役立つ可能性があります。

コーヒーを飲めば尿酸値が確実に下がるわけではありませんが、補助的な意味で習慣にしてみてもよいでしょう。

【関連記事】

尿酸値とコーヒーの関係はこちらから
尿酸値が高いとコーヒーはNG?飲むときのポイントや今からできる生活習慣を解説

【一覧表】尿酸値を下げる食べ物ランキング

高尿酸値に悩む方に向けて、尿酸値を下げる食べ物をランキング形式でまとめました。

尿酸値を下げる食べ物
ランキング食べ物プリン体含有量
(100gあたり)
尿酸値への作用
1位牛乳0mg尿酸値を下げる効果がある
2位いちご2mg水分が豊富で尿の排出を促す
3位バナナ3mgカリウムが豊富で利尿作用がある
3位キャベツ3mg老廃物の排出や腸内環境の改善に効果的
5位ヨーグルト5mg尿酸排出を促進する
6位チーズ6mgプリン体が少ない反面、脂質と塩分が多い点に注意
7位トマト7mgリコピン・クエン酸・ビタミンCが尿酸排出を助ける
7位白菜7mgカリウムが豊富なため、尿量を増やす効果がある
7位ジャガイモ7mgプリン体は少ないものの、炭水化物が多く食べ過ぎには注意

乳製品・野菜・果物には、尿酸値を下げる効果が期待できる食べ物が豊富です。

とくに牛乳はプリン体がほとんど含まれておらず、カゼインやラクトアルブミンにより尿酸の排出を促進する効果があります。

いちごやキャベツなどに多く含まれるビタミンCを摂取すると、老廃物の排出や腸内環境の改善にもつながります。

また、豆類は上記の食品よりもプリン体含有量が多い傾向にありますが、植物性たんぱく質や食物繊維が豊富です。

たとえば、グリンピースや豆腐・納豆は、痛風の方にもおすすめの食材です。

尿酸値が高い方は、上記のランキングを参考にして、食事のコントロールをしてみてください。

【関連記事】

痛風と食べ物の関係についてはこちらから
痛風で食べてはいけない食べ物一覧表!原因や食事以外の予防対策も解説

尿酸値が高い人ですぐに治療が必要なケースと受診すべきタイミング

尿酸値が高い方で以下に該当する場合は、すぐに受診することをおすすめします。

  • 尿酸値が8.0mg/dL以上で継続している
  • 過去に痛風発作を起こしたことがある
  • 腎臓に結石がある
  • 尿路結石を繰り返している
  • 肝機能が低下している
  • 生活習慣病がある

尿酸値が8.0mg/dL以上の状態が続くと、痛風発作や肝障害・尿路結石などのリスクが高まります

9.0mg/dLを超えると治療が推奨されているため、早期受診が望ましいです。

また、過去に痛風や尿路結石などの尿酸にかかわる疾患を発症したことがある方は、再発リスクがあるため早めに受診してください。

さらに、生活習慣病(高血圧・糖尿病・メタボリックシンドロームなど)がある方は、トータルでのリスク管理が必要となります。

尿酸値が高いことによる症状が出た方はもちろんですが、無症状でも、上記に該当する場合は医師に相談してみましょう

忙しくて受診する暇がない方や、すぐに医師に相談したい方には、エミシアクリニックのオンライン診断がおすすめです。

エミシアクリニックではLINEで24時間相談を受け付けており、必要に応じて薬の処方も受けられます。

来院不要で気軽に相談できるため、まずはエミシアクリニックを活用してみましょう。



尿酸値が高い人に関するよくある質問

下記では、尿酸値が高い人が抱くよくある質問にお答えします。

少しでも疑問を感じている方は、不安に変わる前に正しい知識を身につけておきましょう。

尿酸値が高い食べ物とは?

尿酸値が高い主な食べ物を以下の表にまとめました。

食べ物プリン体含有量
(100gあたり)
鶏レバー312mg
タラ白子560mg
太刀魚385mg
牛肉(もも加熱)144mg
豚肉(ヒレ)120mg
明太子159mg
カツオ211mg
さんまの干物209mg

肉類や魚介類は尿酸値を高めるプリン体含有量が多い傾向にあります。

とくにレバーや白子などはプリン体含有量が多く、食べ過ぎると高尿酸血症の直接的な原因になります。

上記の食べ物を食べ過ぎないように意識し、食生活による尿酸値の上昇を抑えましょう。

痩せているのに尿酸値が高いのはなぜ?

「痩せている=尿酸値が低い」というイメージがありますが、必ずしもすべての方に当てはまるわけではありません。

尿酸値は体質・遺伝・食生活・水分摂取量・ストレスなど、複合的な要因で決まるため、高尿酸血症でも痩せている方がいます。

体型と尿酸値の高さに直接の因果関係はないため、体型だけで安心せず、血液検査の結果をもとに自身の健康状態を判断しましょう。

尿酸値が高い方は症状が出るまでに医師に相談しよう

尿酸値が7.0mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断され、痛風や腎機能障害、尿路結石といったトラブルのリスクが高まっていきます。

しかし、高尿酸血症と診断されても、初期段階ではほとんど自覚症状がないため、放置してしまう方も少なくありません。

男性は食生活やアルコール摂取の影響、女性は閉経後のホルモンバランスの変化など、性別によって原因や対策が異なる場合もあります。

高尿酸血症によるリスクを減らすためには、症状が出る前に自分の生活習慣を見直し、医師のアドバイスを受けることが大切です。

もし、すでに8mg/dL以上の尿酸値が継続している方や、過去に痛風・結石を経験している方、肝機能の低下・生活習慣病がある方は、早めに受診する必要があります。

エミシアクリニックでは、オンライン診療に対応しており、痛風発作の際にも自宅で薬を受け取れる体制が整っています。

さらに、LINEを活用すれば、急な変化にも対応できるため安心です。

症状の有無にかかわらず、尿酸値が高い方は、まずエミシアクリニックに相談してみましょう。



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