【医師監修】尿酸値20以上は要注意!痛風や腎臓への影響と今すぐできる対処法を解説

【医師監修】尿酸値20以上は要注意!痛風や腎臓への影響と今すぐできる対処法を解説

【医師監修】尿酸値20以上は要注意!痛風や腎臓への影響と今すぐできる対処法を解説

尿酸値が「20以上」と記載されているのを見て、不安になってはいませんか?

結論からお伝えすると、尿酸値20mg/dL以上は一般的な高尿酸血症より危険度が高く、早急に医師へ相談すべき状態です。

痛風発作だけでなく、腎不全や心筋梗塞など命に関わる病気につながるおそれがあるため、自己判断で様子を見ることはおすすめできません。

尿酸値が7.0mg/dL以上の高尿酸血症は成人男性の約20%に見られる一般的な疾患(※)ですが、尿酸値20以上という数値は医療的な緊急性を要する深刻な状態
※出典:厚生労働省「アルコールと高尿酸血症・痛風

正しい知識をもとに原因を理解し、1日でも早く治療を開始することが重要です。

本記事を最後までお読みいただければ、尿酸値20以上がどれほど危険な状態か、今すぐ何をすべきかが明確になります。

なおエミシアクリニックでは、ご自宅から専門医に相談できるオンライン診療を提供しています。

多忙な方や、痛みで外出が困難な方でもすぐに治療を開始できますので、まずはLINEからお気軽にご相談ください。

上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

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尿酸値20以上は正常値の約3倍!基準値との比較でわかる危険度

尿酸値20mg/dL以上は、正常値の上限である7.0mg/dLの約3倍にあたるため、一般的な高尿酸血症とは比べものにならない危険な状態です。

尿酸値の基準値
※出典:日本痛風・尿酸核酸学会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」

高尿酸血症の患者の中でも、20mg/dL以上に至るケースはほとんどありません。

体内で何らかの重大な問題が発生しているサインである可能性が極めて高く、放置するほど痛風・腎障害・血管疾患などのリスクが増します。

直ちに専門の医療機関で精密検査と治療を受け、原因を特定したうえで適切な治療を行いましょう。

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尿酸値20以上と高いまま放置しておく深刻なリスクと合併症

尿酸値20mg/dL以上の状態を放置すると、主に以下の4つの深刻なリスクや合併症を引き起こす可能性があります。

リスクは相互に関連し合っており、1つが発症すると他の病状も連鎖的に悪化させる危険性も。

単なる「数値の異常」と軽視せず、全身に及ぶ危険なサインとして捉えましょう。

激痛を伴う痛風発作を発症するリスクがある

尿酸値が20mg/dL以上になると、関節内で尿酸が結晶化しやすくなり、突然激しい痛みを伴う痛風発作を起こす危険が非常に高まります。

このレベルまで上昇した状態では、「いつか発症する」ではなく「いつ発症してもおかしくない」段階に入っていると考えてください。
※参照:J-Stage「痛風・高尿酸血症の病態と治療」

痛風は、蓄積した尿酸結晶が何かのきっかけで剥がれ、体の免疫機能が異物と判断して攻撃することで起こります。

足の親指の付け根が真っ赤に腫れ上がり、歩くどころか布団に触れるだけでも激痛を感じるほど症状が重くなるケースも。

尿酸値が20mg/dL以上と診断された場合は、痛風発作を避けるためにも早急に医療機関での治療を開始しましょう。

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腎臓機能が急速に低下し、腎不全のリスクが高まる

尿酸値が20mg/dL以上になると腎臓がダメージを受け、腎不全へ進行する危険が非常に高まります。

腎臓は1度ダメージを受けると元に戻りにくいため、放置は極めて危険です。

具体的には、次のような深刻なトラブルが起こりやすくなります。

  • 尿酸塩腎症:尿酸の結晶が腎臓の組織に沈着し、腎機能が低下する
  • 尿路結石:尿酸が結晶化して結石を形成し、激しい痛みと血尿を引き起こす
  • 慢性腎臓病(CKD)への進行:腎機能が徐々に低下し、最終的には透析が必要になる可能性がある

※参照:日本腎臓学会「CKD診療ガイド」

さらに、尿酸値が20mg/dL以上の状態を放置すると、30代や40代といった比較的若い年代でも腎不全に至るケースがあります。

腎臓の負担を軽減するためにも、早急に専門の医療機関で治療を開始することが重要です。

心筋梗塞・脳梗塞など命に関わる合併症のリスク

尿酸値が20mg/dL以上の状態は、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気のリスクを大きく高めます。

過剰な尿酸により血管の内壁が傷つきやすくなり、全身の血管に深刻なダメージを与えるためです。

具体的には、次のような合併症を招くことがあります。

  • 高血圧:尿酸が血管内皮を傷つけ、血圧が上昇しやすくなる
  • 動脈硬化:尿酸による血管ダメージが動脈硬化を促進する
  • 心筋梗塞:冠動脈の閉塞により心臓が壊死する
  • 脳梗塞:脳血管の閉塞により脳組織が壊死する
  • 糖尿病:尿酸値の上昇はインスリン抵抗性と関連している

※参照:厚生労働省「高尿酸血症」

尿酸値20mg/dL以上は単なる痛風のリスクだけでなく、生命を脅かす全身の病気のサインであると理解しておきましょう。

メタボリックシンドロームの併発による悪影響

尿酸値が20mg/dL以上の人は、肥満・高血圧・脂質異常症・糖尿病などのメタボリックシンドロームを併発している可能性が高く、全身に悪影響が広がりやすくなります。

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪が増えることで血糖値や血圧、コレステロール値が乱れ、生活習慣病が進行しやすい状態です。

尿酸値が極端に高いと乱れがさらに助長され、次のような悪循環に陥るケースが少なくありません。

メタボと尿酸値の悪循環

尿酸値の管理と同時に、メタボリックシンドロームに対する治療や生活習慣の改善も不可欠です。

尿酸値20以上になる3つの主な原因

尿酸値が20mg/dL以上になる原因は、主に以下の3つが考えられます。

原因が1つだけでなく、複数重なり合って危険な数値に至っているケースも少なくありません。

自己判断はせず、医師の診断のもとで根本的な原因を突き止めることが治療の第一歩となります。

極度に生活習慣が乱れている

尿酸値が20mg/dL以上という異常な数値に至る背景には、極度に乱れた生活習慣が大きく関与していると考えられます。

具体的には、以下のような食事・飲酒・体重管理・水分補給といった基本的な生活要素です。

  • 長期間の過剰な飲酒
  • プリン体の多い食事の継続摂取
  • 高果糖の清涼飲料水を日常的に飲む習慣
  • 重度の肥満による尿酸生成の増加
  • 水分不足による尿酸排泄の低下

中でも、アルコールは尿酸の排泄能力を低下させ、プリン体の多い食品は尿酸の生成を促進します。
※参照:厚生労働省「アルコールと高尿酸血症・痛風」

生活習慣の改善が遅れるほど痛風や腎障害などのリスクも高まりやすいため、できるだけ早く見直しましょう。

腎機能障害などの基礎疾患がある

尿酸値が20mg/dL以上の場合、生活習慣の問題だけでなく、腎機能障害をはじめとする重大な基礎疾患が背景にある可能性が高いです。

尿酸値を極度に上げる疾患には、以下のようなものがあります。

  • 慢性腎臓病(CKD):尿酸を排出する力が低下し、血中濃度が上がりやすくなる
  • 腎不全:末期腎不全では尿酸値が20以上に跳ね上がることがある
  • 多発性骨髄腫:血液がんの一種で、細胞の分解により尿酸が大量に発生する
  • 白血病:細胞の破壊が進むことで尿酸が急増する
  • 腫瘍崩壊症候群:がん治療後に細胞が一気に壊れ、尿酸が急上昇する

深刻な病気が潜んでいるケースも少なくないため、原因を特定するために血液検査や画像検査といった精密検査が不可欠です。

遺伝的要因と薬剤による影響

遺伝的な体質や現在服用している薬の副作用が、尿酸値が高い原因となっているケースもあります。

健康管理を意識していても数値が急上昇するケースがあるため、自己判断で放置せず医師に相談することが重要です。

親族に痛風や高尿酸血症の方がいる場合、体質的に尿酸を体外へ排出しにくい、あるいは体内で過剰に作りやすいといった遺伝的要因が関係している可能性があります。

また、使用している薬によって尿酸が増えるケースもあります。

  • 利尿薬:血圧治療で使われることが多く、尿酸の排泄を妨げる
  • アスピリン:低用量では尿酸値を上げる
  • 抗がん剤:細胞の崩壊が急激に進むことで尿酸が急上昇する

ご自身の判断で生活習慣の改善のみに取り組んでも効果は限定的であるため、必ず医師に相談し、原因を特定しましょう。

尿酸値20以上と診断されたら今すぐすべき対処法

尿酸値が20mg/dL以上と診断された場合、自己判断で様子見はせず、直ちに以下の対処法を実践してください

尿酸値20以上と診断されたら今すぐすべき行動

まずは専門医の診察を受けて、薬による治療を開始することが最優先となります。

その上で医師の指導のもと生活習慣の改善に徹底して取り組み、合併症を防いで健康体を目指しましょう。

【最優先】すぐに医療機関を受診し精密検査を受ける

尿酸値が20mg/dL以上と診断されたら、何よりも優先して、すぐに専門の医療機関を受診してください

この数値は医療的な緊急性が極めて高い状態を示しており、自己判断で対処することは深刻な事態を招きかねません。
※参照:日本痛風・尿酸核酸学会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」

受診すべき診療科としては、次のような専門科が挙げられます。

  • 内科(一般内科・総合内科)
  • 腎臓内科
  • リウマチ科・痛風外来

激しい痛みで外出が困難な場合や、多忙で時間が取れない方には、自宅から医師の診察を受けられるオンライン診療が便利です。

エミシアクリニックでは24時間いつでも受付しているので、今すぐ症状について確認したい方はLINEからご相談ください。



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薬物療法で尿酸値を下げる

尿酸値20mg/dL以上という非常に高い数値を下げるには、薬による治療が不可欠です。

生活習慣の改善も並行して行いますが、それだけで数値を下げるのは困難であり、薬物療法によって尿酸値をコントロールする必要があります。

薬物療法に使用する薬の種類は、尿酸の生成を抑える薬と、体外へ排出しやすくする薬の2つです。

▼尿酸生成を抑える薬(尿酸生成阻害薬)

  • フェブキソスタット(フェブリク®)
  • アロプリノール(ザイロリック®)
  • トピロキソスタット(トピロリック®、ウリアデック®)

▼尿酸を排出しやすくする薬(尿酸排泄促進薬)

  • ベンズブロマロン(ユリノーム®)
  • ドチヌラド(ユリス®)

薬は医療機関で取り扱っており、医師が体の状態を診断した上で適切な薬を処方します。

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生活習慣の徹底的な見直しと改善

薬物療法と並行して、生活習慣の徹底的な見直しと改善も欠かせません。

尿酸値20mg/dL以上は命に関わる状態だと認識し、「できる範囲で」はなく、以下の項目を徹底して取り組みましょう

  • 完全な禁酒または大幅な減酒
    アルコールは尿酸値を上げる最大の要因の1つであるため、完全に禁酒するか、週に2日以上は休肝日を設ける。
  • プリン体の多い食品を制限
    レバーや魚卵、干物といったプリン体を極端に多く含む食品の摂取は制限し、肉類は週2~3回程度に留める。
  • 1日2リットル以上の水分摂取
    尿量を増やして尿酸の排泄を促すため、水や麦茶などをこまめに摂取する。ただし、腎臓や心臓の病気がある方は、必ず主治医の指示に従う。
  • 適度な有酸素運動
    肥満解消のためにウォーキングやサイクリング、水泳といった有酸素運動を1日30分、週3〜5回続ける。
  • BMI25未満を目指した減量
    急激な減量はかえって状態を悪化させるため、月1〜2kgのペースで無理なく体重を落としていく。

薬だけに頼るのではなく、尿酸値を上げる根本原因を日常生活から取り除くことで、再発を防ぎやすくなります。

尿酸値20以上の方はエミシアクリニックのオンライン診療へ

受診したくても「忙しくて病院に行く時間がない」「痛みがひどくて外出できない」という方には、エミシアクリニックのオンライン診療がおすすめです。

エミシアクリニックのオンライン診療には、次のような利点があります。

  • 通院不要:自宅や職場から医師に相談できる
  • 即日対応:相談から治療開始までがスムーズ
  • 待ち時間がない:診察は予約制のため時間を無駄にしない
  • 痛みが強い方も安心:移動せずに診察が受けられる
  • 専門性の高いサポート:痛風や高尿酸血症の症状に詳しい医師が対応

予約から決済までオンラインで完結し、処方されたお薬は最短翌日にご自宅へ届くため、お忙しい方でも治療を継続しやすいです。

尿酸値20mg/dL以上は一刻も早い対応が必要な状態ですので、まずはエミシアクリニックのオンライン診療を活用して専門医にご相談ください。

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尿酸値20以上という緊急性の高い状況でも、来院の手間なくスピーディーに治療を開始できます。

まずはご自身の状況を専門医に伝えることが重要ですので、LINEでのご相談だけでもお気軽にご連絡ください。



尿酸値20以上に関するよくある質問

尿酸値20mg/dL以上に関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。

ここで解説するのはあくまで一般的な情報なので、必ず専門医の診断と治療を最優先してください。

尿酸値のやばい数値はいくつ?10以上?15以上?30以上?

尿酸値は正常値の上限である7.0mg/dLを超えた時点から注意が必要ですが、10mg/dLを超えると危険度が大きく増します。

特に20mg/dL以上は医療的な緊急性があり、一般的な高尿酸血症とは比べものにならないほど深刻です。

尿酸値の危険度はおおよそ次のように分類されます。

  • 7.0mg/dL以上:高尿酸血症と診断される
  • 8.0mg/dL以上:治療開始を検討すべき「やや危険」な状態
  • 9.0mg/dL以上:薬物療法が推奨されるケースが多い「危険」な状態
  • 10~15mg/dL:痛風発作や合併症のリスクが極めて高い「非常に危険」な状態
  • 20mg/dL以上:医療的な緊急性がある「極めて危険」な状態

数値が大きくなるほど痛風発作・腎不全・心筋梗塞・脳梗塞といった命に関わる病気の発症が現実的になるので、直ちに医療機関を受診しましょう。

尿酸値を自力で下げるには?

尿酸値が軽度〜中等度(7.0〜9.0mg/dL程度)の場合は、生活習慣を見直すことで自力で改善できる可能性があります。

尿酸値を下げるためには、次のような習慣を徹底しましょう。

  • 禁酒または大幅な減酒:アルコールは尿酸を大きく上昇させる
  • プリン体の多い食品を避ける:レバー、白子、魚卵などは控える
  • 1日2リットル以上の水分摂取:水分を取るほど尿酸が排出されやすくなる
  • 1日30分以上の有酸素運動:ウォーキングや水泳が取り入れやすい
  • BMI25未満を目指した減量:体重の減少は尿酸値が下がりやすくなる
  • ストレス管理と十分な睡眠:ホルモンバランスが整い、尿酸値が安定しやすくなる

ただし、20mg/dL以上のような異常値では生活改善だけでは下がらず、必ず医師の指導のもとで治療が必要です。

自己判断による対処は避け、早急に医療機関を受診しましょう。

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尿酸値が高いと死ぬ?

尿酸値が高いからといって、直ちに死に至るわけではありません。

しかし20mg/dL以上の異常値を放置すると、命に関わる重大な合併症を引き起こす可能性があります。

  • 腎不全:腎臓が機能しなくなり、透析が必要になる
  • 心筋梗塞:心臓の血管が詰まり、心筋が壊死してしまう
  • 脳梗塞:脳の血流が途切れ、脳細胞がダメージを受ける
  • 腫瘍崩壊症候群:がん関連の疾患で尿酸が急上昇し、命に関わる状態になる

適切な治療を受けないと深刻な結果を引き起こすおそれがあるため、早めに医師に相談しましょう。

尿酸値20以上は今すぐ行動を!早期治療で健康な未来を取り戻そう

尿酸値20mg/dL以上という結果は、単なる健康診断の警告ではなく、命に関わる病気がすぐそこまで迫っているサインです。

放置すると激しい痛みを伴う痛風発作や腎不全、そして心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な事態に直結する可能性があります。

非常に危険なレベルなので、専門医による適切な治療が不可欠です。

不安な気持ちを抱えているかと思いますが、今すぐ行動を起こせば、健康な未来を取り戻すことは十分に可能です。

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