生理中のセックスは控えるべき!その理由やどうしても性行為したい場合の対策も解説 | 【公式】EMISHIA CLINIC 丨 エミシアクリニック(医療脱毛)

生理中のセックスは控えるべき!その理由やどうしても性行為したい場合の対策も解説

生理中のセックスは控えるべき!その理由やどうしても性行為したい場合の対策も解説

「生理中なのに、パートナーがセックスをしたがっている。断るべきか悩んでしまう。」
生理中のセックスって本当に大丈夫なの?感染症のリスクが気になって不安。」

生理中の性行為に関してアンケートを取った結果、以下のような回答が得られました。

この結果からも、人々の考え方や経験が多様であることが分かります。

生理中のセックスに関するアンケートイラスト

医学的な観点から見ると、生理中の性行為にはいくつかのリスクが伴うため基本的に控えるべきです。

本記事では生理中のセックスを控えるべき理由について詳しく解説していくほか、どうしても性行為をしたい場合の対策についても触れていきます。

最後まで読むことで生理中の性行為に関する疑問や不安を解消し、自分に合った選択ができるようになるでしょう。

上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

生理中のセックスを控えるべき理由

生理中にセックスを控えるべき理由

生理中のセックスを控えるべき主な理由は、以下3つです。

無理に性行為をすることで感染症にかかったり、望まない妊娠をする可能性もあります。

それらに関する具体的な内容や、生理中に性行為をするとどういったリスクがあるのか知っておきましょう。

感染症にかかるリスク

生理中のセックスは、感染症のリスクが高まります。

この時期は女性の体内環境が通常とは異なり、よりデリケートで傷つきやすい状態です。

子宮口が開いていることや、膣内のPHバランスが変化していることから、以下のような細菌やウイルスが侵入する恐れもあります。

病原体主な感染経路特徴
クラミジア性行為・無症状でも感染力がある
・無症状が多い
・尿道炎、子宮頸管炎が起こる
パピローマ
ウイルス
(HPV)
性行為・100種類以上存在
・一部のタイプで子宮頸がんの原因に
・多くは無症状
HIV・性行為
・血液感染
・母子感染
・初期は無症状
・免疫低下によりエイズ発症
淋菌性行為・男性は尿道炎
・女性は子宮頸管炎
・無症状の場合もある

これらの病原体は、生理中の体内環境の変化を利用して、より容易に感染する可能性があるので注意してください。

また生理中は膣内が血液で満たされているためセックスによって出血量が増加したり、不快感や痛みを感じるケースもあるでしょう。

また経血には様々な病原体が含まれる可能性があり、それらが性行為中パートナーに感染する恐れもあります。

パートナーへのリスクを避けるためにも、生理中のセックスは控えるべきです。

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子宮内膜症になる恐れ

子宮内膜症が起こる場所

生理期間中は子宮内膜が剥がれ落ちる時期で、子宮内膜症のリスクを高めるため、控えることが望ましいです。

生理中の性行為によって、通常であれば体外に排出されるはずの経血が子宮内に逆流することがあります。

これにより、子宮内膜組織が本来あるべき場所ではない子宮外に付着するリスクが上昇するのです。

イランの研究グループの解析結果では、子宮内膜症者は非罹患者と比較し、月経期の性交を繰り返していた割合が高く、その見込みは1.8倍でした。
一般社団法人 日本家族計画協会

また上述したようにこの期間の性交渉は感染症のリスクも高め、結果として子宮内膜症の発症リスクを間接的に増大させます。

ただし、子宮内膜症の症状や発症リスクには個人差があることに注意が必要です。

体質や生活習慣・既往歴など、様々な要因が関係しているため、すべての女性に同じリスクがあてはまるわけではありません。

自身の体調や状況に合わせて、適切な判断が大切です。

妊娠する可能性

生理中のセックスであっても、妊娠する可能性があるため性行為は控えましょう。

生理中のセックスは妊娠しないという考えは誤りで実際には、生理中であっても妊娠のリスクは存在します。

「生理中なら大丈夫」と誤解が広まっている背景には、生理中は排卵期ではないという認識があります。

しかし、現実はそれほど単純ではありません。

精子の生存期間は予想以上に長く、5~7日間生存することがあり生理が終わった後に排卵が起こった場合でも、受精の可能性があります。
参照:社会福祉法人温賜財団京都済生会病院

また月経周期が不規則な場合、予期せぬタイミングで排卵が起こることもあるでしょう。

ストレスや体調の変化によって月経周期が乱れ、生理中や生理直後に排卵が起こる可能性も否定できません。

さらに不正出血を生理と勘違いするケースも多いです。

排卵期出血(※)などを生理と間違えて、安全だと思い込んでセックスをすることで、妊娠のリスクが高まる可能性が考えられます。
※月経周期の中で排卵期に起こる軽度の出血のこと

妊娠したかも…と思ったらアフターピルの服用を検討しましょう

生理中は性欲が高まりやすい時期

生理中はホルモンバランスの変化が影響し、性欲が高まりやすい時期です。

この時期は、エストロゲンとプロゲステロンの濃度が急激に低下。

エストロゲン・プロゲステロンとは?
ホルモン特徴・役割
エストロゲン女性らしさを作り出す主要な女性ホルモン

・女性の体型
・肌の状態
・骨密度の維持など
プロゲステロン排卵後に分泌される妊娠準備のためのホルモ

・子宮内膜を安定させる
・妊娠の維持を助ける働き

その一方で、男性ホルモンであるテストステロンの影響が相対的に強くなります。

テストステロンには性欲を高める作用があるため、欲求が強くなる傾向が見られるのです。

また生理痛を和らげるため、体が自然と性的興奮を求めることもあります。

性的興奮時に分泌されるエンドルフィンには鎮痛効果があり、生理痛を軽減する働きがあるのです。
参照:日本緩和医療学会「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン」(2014年版)

生理中の性欲の変化は自然な生理現象の一部ですが、セックスに関しては衛生面や心理的な要因、パートナーとの相互の同意も考慮する必要があります。

欲求の度合いは個人差が大きいため、すべての方に当てはまるわけではないことにも留意しましょう。

生理中セックスしたい場合は低用量ピルを服用しましょう

生理中にセックスしたい場合、事前に低用量ピルを服用しましょう。

低用量ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモン2種類の女性ホルモンで作られている薬です。

正しく服用することで排卵が抑制でき、99.7%の避妊効果が期待できます。

また子宮内膜の増殖を抑えることで経血量が減少し、快適な性行為を目指せるでしょう。

そのほか以下のような効果が期待できます。

  • 生理痛の緩和
  • 出血量の減少
  • ニキビや肌荒れ改善
  • 生理日をずらす・コントロールする
  • PMS症状の緩和
上野 一樹先生
上野先生

生理痛の痛みは個人差があります。
どのレベルでピルの服用すべきか悩む方も多いため、まずは生理痛の重さレベル診断を行うのがおすすめです!

ただし低用量ピルは性感染症を防ぐことはできないため、いずれの場合もコンドームの使用は必須です。

また低用量ピルには副作用もあるため使用を検討する場合は、必ず医師に相談し、正しい使用方法や注意点について指導を受けましょう。

【関連記事】
生理痛の重さレベルを診断したい方はこちら
>>生理痛の重さレベル診断!対処法や受診すべき目安も解説

低用量ピルの副作用について詳しく知りたい方はこちら
>>低用量ピルの副作用は怖い?デメリットと各対策を徹底解説

エミシアの低用量ピルなら
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低用量ピル LP画像(立体)

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24時間265日受け付けているので、夜間や休日・祝日でも相談OKです。

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またピルは、最短翌日にお届け可能なので必要なときにすぐに入手・服用可能です。

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生理中のセックスで気を付けることはありますか?

生理中のセックスはできるだけ避けることが望ましいですが、どうしても避けられない場合は低用量ピルを服用しましょう。

しかし低用量ピルを服用しても、100%の安全性は保証されないため、以下の注意点を守ってください。

生理中のセックスで気を付けること

行為前後注意点
セックス前コンドームを使用する
セックス中・膣がデリケートの状態なので優しく行う
・痛みを感じたら無理せず中止する
セックス後・衛生面に配慮する

生理中のセックスには子宮内膜症や感染症など様々なリスクが伴うため、頻繁な行為は避けるべきです。

パートナーとの十分なコミュニケーションを取り、お互いの健康と安全を最優先に考えましょう。

また不安がある場合や異常を感じた場合は、迷わず医療専門家に相談することをおすすめします。

生理中のセックスはお互いの同意と理解が大切

生理中のセックスは、お互いの同意と理解が不可欠です。

この時期の性行為には一定のリスクがあるため、パートナー間でしっかりと話し合い、2人で判断してください。

十分な話し合いをせずに性行為を行うと、感染症や病気にかかるリスクが増大するほか、結果的に関係性にも悪影響を及ぼす可能性があります。

原則として、生理中はセックスを控えることが望ましいですがどうしても避けられない場合は、リスクを軽減するための対策も考慮に入れるべきです。

例えば、低用量ピルの服用は一つの選択肢となります。

低用量ピルは生理中のセックスに伴うリスクの軽減だけでなく、生理前症候群(PMS)の症状緩和にも効果が期待できるものです。

服用することで健康的に、そしてパートナーとの時間を安心して過ごせるでしょう。

ただし低用量ピルのは必ず医師に相談し、個人の体質や状況に合わせて適切に使用することが重要です。

エミシアクリニックではLINEで診察を行っており、最短翌日にピルのお届け可能なので、まずはお気軽にお問い合わせください!

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