ペニスを硬くするにはどうしたらいいか、また精力・性欲をあげる方法はあるのか解説します。
ペニスが硬くならない理由は何か、原因と改善方法もご紹介。
筋トレや食べ物、ED治療薬など、勃起力に効果が期待できる対処法がわかります。
「勃起の硬さがどれくらいか」セルフチェック方法もわかるので、気になる方は参考にしてください。
Contents
ペニスが硬くならないのはED(勃起不全)の可能性がある?
ペニスが硬くならないのは、EDの可能性があると言えます。
EDというと一般的に高齢で起こるイメージですが、実際は20代からでも起こる症状です。
日本泌尿科学会のガイドラインでは「性行為を行うのに十分な勃起をえられない状態」をEDと定義されています。
「Erectile Dysfunction(ED:勃起障害/勃起不全)とは:満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること。
性行為を楽しむためにも、勃起しない原因を把握して解決していきましょう。
勃起の硬さはどれくらい?スコアで確認してみよう
勃起の硬さがどれくらいなのか確認することで、重症度をはかることが可能です。
欧州泌尿器科学会では、勃起の硬さについて以下のようなスコアをつけています。
スコア | ちんこの硬さ |
スコア1 | 陰茎が通常よりも大きいが、硬くない |
スコア2 | 陰茎が硬いが挿入には不十分 |
スコア3 | 陰茎を挿入するには十分に硬いが、完全には硬くない |
スコア4 | 陰茎が完全に硬い(硬直している) |
※参考:medicalnewstoday「Erection Hardness Scale Proves Effective In Assessing Erection Quality」
スコアが上がるにつれて、勃起力が高いことを表しています。
スコア1~2の場合はEDの可能性が考えられるでしょう。
またセルフチェックをして勃起状態が気になる方は、医師に相談することが大切です。
ペニスが硬くならない原因は?
ペニスが硬くならない原因は以下。
- 男性ホルモンの減少
- 生活習慣の乱れ
- 年齢・加齢
- ストレス
男性ホルモンが減少していたり、生活習慣の乱れが原因になると言えます。
加齢やストレスでも勃起力が低下する可能性もあるでしょう。
日常生活を振り返って、何が原因でペニスが硬くならないのかチェックしてみてください。
男性ホルモンの減少
男性ホルモンの減少により、性的関心や性欲の低下、勃起能力の低下に繋がります。
③ 性機能低下
男性ホルモン低下でおこる脳の性中枢の機能低下で性的関心度・性欲の低下も起きる。この問題も重要であるが、それに加えて、前述の血管壁内の NO 産生低下に脂肪代謝障害による脂 肪沈着も起きて、より動脈硬化が進行するが、血管で最も細い陰茎動脈からそれが始まり、勃起能低下に繋がる。引用:日本mens-health医学会「遊離 Testosterone 測定に今後 使用可能な新測定キットは何か?」p9
男性ホルモンであるテストステロンは、50代の更年期から低下していきます。※
性欲が湧きにくくなり、ペニスも硬さも変化するでしょう。
※参考:厚生労働省「知っていますか? 男性のからだのこと、女性のからだのこと」
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れから、勃起力が低下している可能性も考えられます。
例えば脂質や糖質が多い食事をとりすぎると、血液がドロドロになりやすくなります。
血液中の脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症といいます。脂質の異常には、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)の血中濃度の異常があります。これらはいずれも、動脈硬化の促進と関連します。
引用:厚生労働省「脂質異常症」
血流が悪くなると、勃起時の血流も悪くなり硬さにも影響が出るでしょう。
他にも頻繁な喫煙や、睡眠不足も生活習慣が乱れる原因になります。※
寝る前にスマホを見ないようにするなどして、良質な睡眠をとるように心がけてください。
年齢・加齢
年齢や加齢により、ペニスが硬くならない傾向があります。
加齢と共に勃起機能、特に夜間勃起の減少が見られ、年齢と共に男性ホルモンの欠乏に伴 うEDも増加してくる。これら症例に男性ホルモン補充療法を行うと勃起力の回復だけでなく、気力や体調の改善も見られる。
20代をピークに、40代から徐々に発症し始めるのが特徴です。
年齢が上がるに連れEDも増加するため、症状によってはED治療も検討しましょう。
ストレス
精神的なストレスから、ペニスが硬くならないこともあります。
性機能に関する研究では、精神的なストレスとEDの関連性が高いことがわかりました。
性機能障害の経験は、身体的および感情的な健康状態が悪い女性と男性の間でより起こりやすいです。さらに、性機能障害は、性的関係および全体的な幸福における否定的な経験と非常に関連しています。 結論: 結果は、性機能障害が重要な公衆衛生上の懸念であり、感情的な問題がこれらの問題の経験に寄与する可能性が高いことを示しています。
引用:E O Laumann 1「Sexual dysfunction in the United States: prevalence and predictors」
ストレスでペニスが硬くならない症状が続き、満足のいく勃起ができないのはEDかもしれません。
EDの可能性を感じたら、ED治療も検討すると良いでしょう。
ED克服!ペニスを硬くする方法は?【精力・性欲をあげる方法】
精力や性欲をあげ、ペニスを硬くする方法を確認してみましょう。
EDを克服するには以下の方法が挙げられます。
- 生活習慣の改善
- マッサージ
- 筋トレ
- 精力剤
- ED治療薬
生活習慣の改善のため、マッサージや筋トレなどを日常生活の中に取り入れていきましょう。
時間がなく忙しい方は、精力剤やED治療薬も一つの手段。
ED治療薬は十分な勃起を得られ、性行為にも満足しやすくなるでしょう。
生活習慣の改善
生活習慣の改善でペニスを硬くすることができるでしょう。
具体的な改善方法は以下。
- 食事の改善
- 毎日お風呂に浸かる
- 質の良い睡眠をとる
食生活の見直しや、毎日お風呂に浸かり、質の高い睡眠をとることが大切です。
勃起力を回復させるためにも、生活の中でできることから始めましょう。
食事の改善
食事の改善でペニスを硬くすることが期待できます。
具体的な食事方法は以下。
- 栄養バランスのいい食事をとる
- テストステロンが増える食べ物を選ぶ
- 血流がよくなる食べ物を選ぶ
テストステロンが増え、血流がよくなる食べ物をとってみましょう。
具体的な栄養素や食べ物は以下。
栄養素※ | 効果 | 食べ物 |
亜鉛 | 生殖機能を維持する | 牡蠣 豚 牛肉 納豆 |
ビタミンE | 毛細血管を広げる | アーモンド ナッツ モロヘイヤ ほうれん草 |
タウリン | 高血圧を予防する (血流をよくする) | イカ タコ さんま あさり |
※参考:
亜鉛:一般社団法人 日本臨床栄養学会「亜鉛欠乏症の診療指針 2018」
ビタミンE:Josiane Arnaud「Effect of low dose antioxidant vitamin and trace element supplementation on the urinary concentrations of thromboxane and prostacyclin metabolites」
タウリン:家森幸男 「タウリン研究のモデルから世界への展開」
これらをバランスよく食事に取り入れることで、勃起力の改善に繋がります。
血流がよくなり、体の健康に繋がる食材を選んでみましょう。
毎日お風呂に浸かる
毎日お風呂に浸かることで、血流がよくなり勃起力に繋がります。
具体的な入浴による効果は以下。
- 疲労回復
- 代謝改善
- リラックス効果
入浴は体の疲れがとれ、心もリラックスできるため、勃起しやすい体になります。
短時間でシャワーのみの入浴ばかり続けず毎日お風呂に入る習慣を付けることで勃起力の改善を目指しましょう。
質の良い睡眠をとる
質の良い睡眠をとることが、ペニスの硬さに繋がる可能性もあります。
睡眠の質をあげる方法は以下。
- 寝る前にカフェインや飲酒を避ける
- 寝る2,3時間前の入浴
- 朝日で体内時計をリセット
- 夜は暖色系のライトを使う
規則正しい時間に寝て起きる、生活リズムも大切です。
米国の実験では、1周間の睡眠不足でテストステロン(男性ホルモン)が最大15%低下することが分かりました。
昼間のテストステロンレベルは、米国の労働人口の少なくとも15%が経験した状態である、1週間の睡眠を1泊5時間に制限した若い健康な男性のこの小さな便宜的サンプルで、10%から15%減少しました。
男性ホルモンはペニスの勃起を左右するため、なるべくホルモン分泌を低下させない規則正しい生活を送りましょう。
筋トレ
筋トレを行うと、血流をよくさせ勃起力回復に繋がります。
テストステロンの増加に繋がるため、男性ホルモン分泌に良いでしょう。
これらの結果は、運動がLHおよびNAレベルを増加させることによって血清中のTSレベルを増加させることを示唆していますが、これらの傾向は冷水刺激では見られませんでした。
運動量を増やすことでEDのリスクも低下するため、運動不足な方はスクワットを取り入れてみてください。
スクワット
スクワットで下半身の筋肉量を増やすことで、テストステロンの増加が期待できます。
タンパク質は筋肉の基礎的要素であり合成が分解を上回らないと筋肥大は起きません。サテライトセルは細胞の基底膜と筋鞘の間に存在し、活性化されると既存の筋繊維と結合し筋繊維を太くします。このようにテストステロンは細胞核から、筋肉を太くするように様々な信号を送ります。
年齢とともに筋肉量は低下するため、スクワットなどの筋トレで筋肉を維持しましょう。
簡単なスクワット方法は以下。
- 肩幅より大きく足を広げる
- 背筋を伸ばし、3~5秒間ゆっくり腰を落とす
- 元に戻すときも3~5秒かけてゆっくり元に戻す
ゆっくり行うスクワットを、5~10回行ってみてください。
10回行うのが難しい場合は、自分の体力に合わせてできる分だけで問題ありません。
精力剤
精力剤はドラッグストアなどで手軽に購入でき、ペニスを硬くすると言われています。
肉体的・精神的な疲れを軽減して、勃起力を高めるでしょう。
しかしED治療薬のように直接的な勃起力には繋がらないため、効果がない可能性も考えられます。
確実に勃起させたい、よりペニスを硬くしたい方には、ED治療薬が利用しやすいですよ。
ED治療薬
ED治療薬とは勃起を促す薬剤で、「PDE5」という勃起を抑える酵素を阻害する作用から「PDE5阻害薬」とも呼ばれます。
性行為の約1時間前に服用することで、勃起力の向上が期待できるでしょう。
日本で承認されているED治療薬は以下。
- バイアグラ
- レビトラ
- シアリス
ED治療薬は興奮時に勃起しやすくなり、マッサージや筋トレ以上に効果を感じられます。
勃起の持続力がない、または妻に対してEDになるなど、問題を感じるなら医師に相談してみましょう。
ペニスの硬さが気になるなら医師に相談を。ED治療薬が効果的
ペニスの硬さが気になるなら、医師に相談してED治療薬を処方してもらうのも一つ。
バイアグラなどの服用により十分な勃起が得られるでしょう。
その他にも以下の方法でEDが改善する可能性があります。
- 生活習慣の改善
- マッサージ
- 軽い運動・筋トレ
- 精力剤
自分に合った改善方法を選んで、勃起力を高めていきましょう。