「通販のアフターピルは、病院でもらうのと何か違うの?」
アフターピルをネット検索すると通販サイトで販売されているため、気軽に購入できると思っている人もいるのではないでしょうか。
現代では多くの通販サイトで取り扱いがあるため無理もないですが、処方せんなしにアフターピルを販売することは認められていません。
通販サイトで販売されているアフターピルは、主に海外からの個人輸入です。
個人輸入は成分が不確かであることや配送まで時間がかかることもあり、性交後72時間以内の服用が求められる緊急避妊には高いリスクが伴います。
この記事では、アフターピルの通販購入の現状とリスクについてまとめました。
安心して服用するために信頼できる入手方法から、正しい服用方法や副作用まで解説しているため、いざというときの選択にお役立てください。

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任
ネット通販のアフターピルは正規販売ではない
ネット通販で購入するアフターピルの多くは正規販売ではありません。
医療用医薬品であるアフターピルは、医師の診断による処方せんがなければ入手できない薬です。
ネット通販で販売されているアフターピルは個人輸入や仲介業者を通じた入手であり、品質や成分、安全性が保証されていないリスクがあります。

また、個人が自分で飲むために個人輸入した医薬品を販売したり、人に譲ったりするのは違法です。
アフターピルが「処方せん不要」などの表示とともにネット通販で購入できる場合、正規販売ではないことを認識しておかなければいけません。
ネット通販は便利に見えても、健康被害や法的リスクを伴う可能性があるため利用しないでください。
※参考:厚生労働省
アフターピルを通販で買う3つのリスク
医師の処方以外で入手するアフターピルは通販サイトでの購入を含め、正規ルートではありません。
通販サイトで購入する際には以下のリスクが伴う可能性があります。
これらのリスクは全て安全性に関わるため、必ず確認してください。
用法・用量を誤る危険性がある
通販サイトで購入したアフターピルは、医師からの服薬指導が受けられないため用法・用量を誤る危険性に注意してください。
海外から個人輸入された薬は日本向けに製造されたものではないケースもあり、国内で処方される薬とは用法・用量が異なります。
厚生労働省が報告している海外から個人輸入した医薬品には、以下のようなケースがあります。
- 有効成分が国内で認められていない量、または無配合
- 用法に関する日本語記載の誤り
個人輸入した医薬品の添付文書は外国語で書かれている製品も多く、情報を正しく理解できないまま服用するのは大きなリスクです。
通販サイトで購入したアフターピルは、注意点を正しく理解して服用することが難しい場合があるため安易に利用してはいけません。
※参考:あやしいヤクブツ連絡ネット、厚生労働科学研究成果データベース
通販購入は救済制度が適用されない
通販サイトで個人輸入されたアフターピルを購入して健康被害にあっても、国の救済は受けられません。
日本国内では、医師の処方せんが確認できない医薬品の輸入・販売・購入自体が国の法律で認められていません。
医薬品副作用被害救済制度は、以下の場合に適用されます。
- 国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売された医薬品を服用
- 適正な服用にも関わらず重大な健康被害にあった場合
「適正な服用」とは、医師の診察を受け処方された医薬品を用法・用量を守り服用した場合に限ります。
なお、救済制度が適用された場合の副作用救済給付の種類は以下です。
- 医療費
- 医療手当
- 年金(障害・障害児養育・遺族年金)
- 遺族一時金
- 葬祭料
個人輸入して服用した薬による場合、上記の救済給付は一切適用されません。
通販サイトで医師の処方せんなく購入したアフターピルは、自己責任での服用となり、健康被害にあった際の救済が受けられないことを認識しておきましょう。
※参考:厚生労働省、あやしいヤクブツ連絡ネット、PMDA
保管状態・成分が不透明なケースがある
通販サイトで購入するアフターピルには、どのような保管状態・成分かわからない医薬品が紛れている可能性も無視できません。
実際に個人輸入された医薬品の中には、以下の薬が含まれていたことが報告されています。
- 不衛生な環境で製造、保管された粗悪品
- 禁止成分の配合
- 外装とは異なる内容物
国内での取り扱いが認められていない医薬品による服用トラブルは、医療機関も薬に関する情報を持ち合わせていません。
重篤な副作用や不具合が起きても、医療機関で迅速な対応をするのが難しく、治療が困難な可能性があります。
保管状態や成分が不透明な個人輸入された薬の通販利用は、健康被害だけでなく最悪の場合は死亡に至る恐れもあるため、利用しないでください。
※参考:厚生労働省
アフターピルの違法な通販サイトの見分け方
日本国内でアフターピルは医療用医薬品のため、個人が輸入した医薬品を売買することは禁止されています。
医療用医薬品は医師が診察を行い、使用者の状態を確認・判断した上で処方される薬であり、一般での販売が認められていません。
厚生労働省も個人輸入や無許可販売による購入には強く注意を促しています。
以下は、違法サイトを見分ける際のポイントです。

- 「処方せん不要」で購入可能
- 店舗の運営者の許可証の掲載がない
- サポートの連絡先が掲載されていない
- 薬剤師などの氏名の記載がない
- 医薬品の写真、使用期限の掲載がない
- 相場(6,000〜12,000円)より極端に安い値段で販売
- 日本未認可薬が日本語パッケージで販売
- 包装がPTPシートではなく袋詰めやむき出し
これらの特徴が一つでも当てはまれば、購入しないでください。
特にアフターピルは服用のタイミングや成分の信頼性が重要なため、偽造品や粗悪品では避妊効果が期待できません。
たとえ偽造品であっても仲介者の責任を問うことが難しいケースが多く、購入者にとって不利益になることの方が多いのが現実です。
通販サイトは安全性や品質が保証されないため、医師の診察や薬剤師の指導が受けられない形での利用は避けましょう。
アフターピルを通販で安全に買うならオンライン診療
通販で安全にアフターピルを入手するなら、オンライン診療をおすすめします。

オンライン診療なら医師の診察を受けた上で薬を処方してもらえるため、用法・用量の誤りや偽造品を服用する危険を避けられます。
以下は、オンライン診療でアフターピルを入手するメリットです。
- 医療機関の診察時間外も受付可能
- スマホやパソコンで受付できる
- 通院の手間がない
- オンラインで医師の診察が自宅で受けられる
- オンライン決済で支払完了できる
- 自宅に薬が配送される(提携薬局で受け取るケースもあり)
- 服用後も医師へ相談可能
アフターピルはできるだけ早い服用で効果が期待できる薬ですが、オンライン診療なら移動時間がかかりません。
また、正規品の薬を服薬指導を受けた上で処方してもらえるため、安心して服用できます。
近くに医療機関がない場合や人目を気にして受診をためらう人は、オンライン診療を利用してみてはいかがでしょうか。
アフターピルのオンライン診療に関して詳しくはこちら
アフターピルのオンライン診療は怪しい?即日届く安全な購入方法を解説
エミシアクリニックでもオンラインで購入いただけます
エミシアクリニックでは、LINEを使ったオンライン診療でアフターピルを購入できます。
土日祝も24時間受付しており、緊急避妊が必要なときでも対応可能です。
診療は最短5分で完了し、以下の条件でお届けいたします。
| エミシアクリニックのオンライン診療 | 詳細 |
|---|---|
| 受付 | ・予約不要 ・LINEで24時間申込受付 |
| 取扱いアフターピル | ・72時間用アフターピル(マドンナ) ・120時間用アフターピル(エラ) |
| お届け | ・17:00までの受付で当日発送 →最短翌日お届け ・19:00までの受付で当日お届け →最短1時間でお届け ※対応エリア(東京・埼玉・神奈川・千葉) ※距離に応じて料金変動 |
アフターピルは、中身がわからない梱包で自宅にお届けするためご安心ください。
受付から診察、お届けまでプライバシーを気にすることなく、安心してアフターピルを入手できる選択肢としてぜひご相談ください。
アフターピルの種類と正しい飲み方
アフターピルは種類ごとに有効成分や服用期限が異なるため、正しく選び、早く服用することが重要です。
成分や作用時間の違いによって以下の通り、避妊成功率が変わります。
| 種類(有効成分) | 服用期限・妊娠阻止率 | 服用方法 |
|---|---|---|
| ・ノルレボ ・マドンナ (レボノルゲストレル) | 24時間以内 ⇒95% 48時間以内 ⇒85% 72時間以内 ⇒58% | 72時間以内に1錠服用 |
| エラ (ウリプリスタル酢酸エステル) | 120時間以内 ⇒98% | 120時間以内に1錠服用 |
| ヤッペ法 (ブラノバール配合錠) ※中用量ピル | 24時間以内 ⇒77% 48時間以内 ⇒36% 72時間以内 ⇒31% | 1回2錠後、さらに12時間後に2錠服用 |
2錠タイプは中用量ピルによる避妊効果を期待する「ヤッペ法」のみで、その他は全て1回1錠服用します。
飲み方で共通しているのは、以下の2つです。
- 性交後できるだけ早く服用
- 水、またはぬるま湯で服用
医師の指示に従い、処方後すぐに服用してください。
アフターピルの種類とタイミングを理解して服用すれば、避妊効果を期待できます。
性交後、時間が経過して飲むのが遅れるほど妊娠阻止率も低下していくため、処方されたらすぐに飲むことが重要です。
※参考:ellaOne、あすか製薬株式会社、日本産婦人科学会
アフターピルの種類に関して詳しくはこちら!
アフターピル(緊急避妊薬)の種類まとめ|効果の違いや選び方を解説
アフターピル服用時の注意点と副作用のリスク
アフターピルは正しく服用すれば避妊効果が期待できますが、副作用や適用条件を理解せずに使用すると健康被害や効果低下の恐れがあります。
通販で入手する場合でも、必ず医師の診断と説明を受け、安全な服用方法を守ることが重要です。
服用前に確認しておくべき以下の3つについて解説します。
一部の人では体調の変化や持病への悪影響を引き起こす可能性もあるため、注意点を理解して服用するためにも、必ず確認しておきましょう。
一時的な副作用がある可能性がある
アフターピルはホルモンバランスに影響を与える成分のため、副作用を伴うことがあります。
ホルモン成分が体内へ作用し、排卵抑制に影響を与えるためです。
主な症状としては以下があります。
- 吐き気
- 頭痛
- 倦怠感
- めまい
- 月経時期の変動
副作用がない人もいれば、症状があったとしても一時的であることが多いです。
ただし服用後2時間以内に嘔吐した場合は、薬の効果が得られない可能性があるため、再度服用する必要があります。
医療機関やクリニックによっては、一緒に吐き気止めの薬を処方されるケースもあります。
もしアフターピル服用後の副作用が続く、または重い症状があるときは速やかに医師に相談してください。
アフターピルの副作用や飲むタイミングに関して詳しくはこちら
アフターピルの副作用はいつからいつまで?不妊に繋がる説や吐いた時の対処法なども解説!
アフターピルは飲むタイミングが肝心!遅れて後悔しない飲み方を解説
服用に注意すべき人がいる
アフターピルは全員が服用できる薬ではありません。
持病や過去のアレルギー歴によっては、重篤な副作用や持病が悪化するリスクがあるためです。
以下の表では、アフターピルの服用禁忌・注意する人の特徴をまとめました。
| 服用禁忌 | ・成分への過敏症の既往歴がある人 ・重篤な肝障害のある人 ・妊婦 |
| 注意が必要な人 | ・合併症や既往歴のある人 ・心疾患のある人 ・重度の消化管障害、吸収不良症候群のある人 ・腎疾患、または既往歴のある人 ・肝障害のある人 ・授乳中の人 |
アフターピルは成分への過敏症の人、妊娠中の女性は飲むことはできません。
また、特定の薬を服用している人は薬の効果が減弱する可能性から、服用できない場合があります。
- 抗けいれん薬(フェノバルビタール・フェニトイン・プリミドン・カルバマゼピンなど)
- 抗HIV治療薬(リトナビル・エファビレンツ)
- 結核治療薬(リファブチン・リファンピシンなど)
- セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)含有食品
- 抗HIV治療薬(ネビラピン)
- 真菌感染症の治療薬(グリセオフルビン)
併用注意薬を服用している人は、銅付加子宮内避妊具(IUD)の装着や他の緊急避妊薬を案内される場合もあります。
アフターピルは事前に医師に既往歴や服用可否を確認してから服用することが重要なため、絶対に自己判断で服用しないでください。
避妊効果は100%ではない
アフターピルは非常時の避妊手段として有効ですが、妊娠を完全に防ぐものではありません。
特に以下は避妊効果を低下させる要因です。
- 性交後、服用タイミングの大幅な遅れ
- 服用後、嘔吐した
例えば、性交後72時間以内に服用する「ノルレボ」の妊娠阻止率は24時間以内の服用で約95%ですが、72時間以内の服用で58%まで効果は低下します。
また副作用の影響で嘔吐してしまうケースもありますが、服用後2時間以内の場合は、避妊効果が得られない可能性があるため再度服用してください。
アフターピルはあくまで緊急時に避妊効果を期待して使用するものです。
避妊を保証するものではないため、長期的な避妊には低用量ピルや他の避妊方法を組み合わせることが推奨されます。
アフターピルの避妊確率に関して詳しくはこちら
アフターピル(緊急避妊薬)で避妊できる確率は?服用までの時間による効果や副作用も解説
後悔しない正しい避妊方法
アフターピルは緊急時のみに使用すべきもので、日常的な避妊手段ではありません。
服用のタイミングや個人の体質により避妊効果には差があるため、より確実で日常的な避妊法に切り替えることが大切です。
信頼性のある方法の一つが、低用量ピルの継続服用です。
低用量ピルは、毎日1錠服用することで99%以上の避妊効果が期待できます。

さらにコンドームを併用すれば性感染症の予防にもなり、安心感が高まるでしょう。
国内で主に選ばれる避妊方法はコンドームですが、使用方法の誤りなどで途中で破けたり外れたりする場合もあるため確実性が高い方法とは言えません。
また、コンドームの使用は男性主体の避妊法になりやすく、適切なタイミングで正しく使用しなければ効果を得られない方法です。
日常的には「低用量ピル+コンドーム」、万一のときは「アフターピル」という二段構えをおすすめします。
コンドームの避妊率やピルに関して詳しくはこちら!
コンドームの避妊率とは?避妊失敗を防ぐ正しい使い方を詳しく解説
ピルとは?避妊・生理トラブル改善の効果や副作用・安全性について解説
アフターピルの通販に関してよくある質問
ネット通販で気軽に物が買えるようになったものの、医薬品の購入に関しては明確に法律で厳しい規制が設けられています。
ここでは次の2つの質問について、詳しく解説します。
服用にタイムリミットのあるアフターピルを早急に入手・服用するためにも、確認しておきましょう。
アフターピルはメルカリで販売・購入してもいい?
メルカリは出品ルールに則り医薬品の出品が禁止されているため、販売・購入することはできません。
特にアフターピルのような医師の診断と処方が必要な医療用医薬品を販売することは、メルカリだけでなく医薬品医療機器等法で禁止されています。
以下がメルカリのルール違反対象になるアイテムです。
- 医薬品
- 日本国内で承認されていない海外製の医薬品
- 医薬品に該当する成分が含まれている製品
- その他、事務局が不適切と判断したもの
実際、違反が確認されれば出品削除やアカウント停止などの措置がとられます。
自分が使用するために必要な手続きを行い、医薬品を海外から個人輸入すること自体は違法ではありませんが、他の人へ売買することは禁止されています。
また、個人間取引で入手するアフターピルは品質や成分、安全性が保証されていません。
海外から個人輸入した医薬品を無許可で販売していたり、偽造品が紛れていたりする可能性もあるため利用しないでください。
※参考:メルカリ
アフターピルは市販だとどこで買える?マツキヨで買える?
現時点で、日本国内ではアフターピルを一般医薬品として薬局やマツキヨ(ドラッグストア)で購入することはできません。
アフターピルは、使用者が服用可能かを医師が判断して指導を受けた上で服用する必要のある処方薬だからです。
厚生労働省の研究調査の一環で一部薬局で試験販売も行われていますが、必ず薬剤師との面談や条件付きでの提供となります。
市販で売っているのを見かけた場合でも、正規ルートでない可能性があり品質が保証できないため利用しないでください。
アフターピルは市販薬としての販売は行われていないため、必要なときは婦人科・産婦人科またはオンライン診療による処方を受けましょう。
※参考:緊急避妊薬試験販売
通販で安全性が不確かなアフターピルは購入しない
医師の診察なしでのアフターピルの販売は違法行為であり、安全性の面からも強く避けるべきです。
個人輸入代行や非正規サイトで流通する薬は、成分や効果が保証されず、偽造品や粗悪品が紛れていることもあり健康被害の危険性も否定できません。
特に緊急避妊は服用までの時間が重要であり、不良品や遅延配送で十分な効果が得られない可能性があります。
確実に、かつ迅速に入手するなら、医療機関やオンライン診療を利用してください。
緊急避妊が必要なときだからこそ、安心して服用できる方法を選択し、なるべく早くアフターピルを服用しましょう!



