ゴムをしてたのに妊娠した?よくある原因や避妊失敗時の対処法を解説

ゴムをしてたのに妊娠した?よくある原因や避妊失敗時の対処法を解説

ゴムをしてたのに妊娠した?よくある原因や避妊失敗時の対処法を解説

生理の遅れがあると「ゴムをしてたのに妊娠することなんてあるの?」と不安に感じるものです。

コンドームは手軽で広く使われている避妊法ですが、100%妊娠を防ぐものではありません

令和5年に行われた厚生労働省の調査では、予期せぬ妊娠による中絶件数は126,734件に上っています。

この記事では、ゴムをしたのに妊娠する確率や避妊失敗の原因について詳しく解説します。

当院が実施したアンケートをもとに、ゴムを使用した状態で妊娠した経験がある人の割合や経緯なども紹介するので、避妊方法を見直すきっかけにしてください。

もし現時点で避妊に失敗した可能性のある人は、緊急避妊薬の服用で妊娠を回避することが期待できます。

妊娠を希望しない場合は、できるだけ早い服用が肝心です。

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上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

ゴムをしてたのに妊娠することはあるの?

コンドームを正しく使用していても妊娠する可能性はあります

コンドームは避妊対策として多くの人に使われている方法ですが、100%妊娠を防ぐものではありません。

以下は、コンドームの装着時の妊娠率です。

正しく装着した場合2%
誤った方法で装着した場合15%

コンドームでの避妊失敗は珍しいことではありません。

妊娠を希望しない人は、パートナーと一緒に改めて正しい装着タイミングや装着方法を確認することが重要です。

コンドームの避妊率に関して詳しくはこちら!

コンドームの避妊率とは?避妊失敗を防ぐ正しい使い方を詳しく解説

ゴムありで妊娠する確率【独自調査】

当院が行った独自アンケートでは、コンドームを使用した性行為で約11%の女性が「妊娠した」と回答しており、避妊失敗が起きていることが分かります。

以下は、妊娠に至った人の当時の状況に関するコメントです。

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酔っ払っていて相手の避妊が甘かったのが原因だと思います。(30代女性)

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コンドームを付けていたのに気づいたら破れていました。(20代女性)

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射精前にはコンドームを使用していなかったからだと思います。(30代女性)

コンドームには避妊効果が期待できる一方で、使い方や状況によっては妊娠を完全には防げないことがわかります。

コンドーム使用時の注意点を知ることが妊娠リスクを下げる上で重要です。

ゴムをしていたのに妊娠するのはなぜ?考えられる原因一覧

コンドームをしていても妊娠につながる理由はいくつかあります。

避妊効果があっても、使用状況によっては精子が膣内へ入り込む可能性が残るためです。

以下では、考えられる原因を詳しく説明します。

ゴムをしていたのに妊娠するのはなぜ?考えられる原因一覧

特に初めての性行為や慣れていない状況では起こりやすいとされています。

次回の避妊の精度を高めるためにも、原因を知ることで対策を取りましょう。

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避妊してたのに妊娠?原因や実際の体験談、今すぐできる対処法を解説

コンドームの使用ミス(装着の向きやタイミング)

妊娠につながる原因として、以下のようなコンドームの使用ミスは代表的です。

  • 表と裏を誤って装着した
  • 射精直前の装着によるタイミングの遅れ
  • 先端の空気を抜かずに装着してしまった
  • 根元まで下ろさずズレが生じた

装着の向きを間違えたり、勃起前に装着したりすると、行為中にコンドームが外れたり精液が漏れることがあります。

これらの使用ミスは誰にでも起こることです。

雰囲気を壊したくないからといって焦って装着すると、ミスが起こりやすくなるため気をつけてください。

事前に正しい装着方法を理解しておくことが避妊の精度を保つ上で大切です。

コンドームの破損・外れ

コンドームが破れたり外れたりすると、精子が膣内へ流れ込む可能性があり、妊娠リスクが高まります。

考えられる破損の原因は、以下の通りです。

  • 爪や指輪でコンドームに傷がついていた
  • ローションを使わず強い摩擦で外れた
  • サイズが合わず行為中にゴムが抜けた

上記のような状況では、行為が終わった後にコンドームが外れていたことに気づくケースも珍しくありません。

特に性行為の途中で萎えてしまった場合や、射精後すぐに抜かなかった場合は外れやすくなります。

こうした状況を避けるためには、行為前後でコンドームの状態を確認し、少しでも違和感があれば新しいものに交換することが大切です。

コンドームの破れ・外れによる妊娠リスクに関して詳しくはこちら!

ゴムが中に残った時の取り方|妊娠や感染症のリスクや受診タイミングも解説

コンドームが破れたときの妊娠確率は?対処法や避妊の失敗例を紹介します

サイズが合っていない・劣化したコンドームの使用

コンドームのサイズが合っていないことも、望まぬ妊娠につながります。

小さすぎると強い圧力がかかって破損しやすく、大きすぎると行為中にずれて脱落する可能性があるためです。

また、長期保管したコンドームはゴムが劣化していることがあり、しなやかさが失われて破れやすくなる場合があります。

特に温度変化のある場所での保管は劣化の要因になるため、財布や車内への保管は適していません

使用前に有効期限やパッケージの状態を確認し、自分や相手に合ったサイズを選ぶことで、避妊の精度を損なわないようにすることが重要です。

射精前の精子漏れ

射精前に分泌される我慢汁(透明な液体のカウパー液)に精子が含まれる場合があり、これが妊娠の一因になることがあります。

以下の場合、射精前の分泌液が膣内に触れることで妊娠につながる可能性があります。

  • コンドームを遅れて装着した
  • 途中まで装着せずに挿入してしまった
  • コンドームの先端部分が密着しておらず漏れた

射精前の分泌液はコントロールできないため、行為の最初からコンドームを正しく装着することが大切です。

小さな油断が妊娠リスクを高めることを理解し、予防につなげる意識が必要です。

我慢汁による妊娠の可能性に関して詳しくはこちら!

我慢汁で妊娠するのは嘘?妊娠する確率や可能性が高まるケースを医師が解説

避妊失敗に気づいたときにすぐできる対処法

避妊がうまくいかなかったと感じたときは、早めの対応が肝心です。

時間が経つほどできる対策が限られてしまうため、状況に合わせて適切な行動を取りましょう。

ここでは、避妊失敗に気づいたときにすぐできる2つの対処法を紹介します。

緊急避妊薬の検討や妊娠の確認は、早い段階で行うことで判断材料が増え、心配を和らげやすくなります。

まずは今できることを整理し、落ち着いて対処していく姿勢が重要です。

避妊失敗時にすぐできる対処法に関して詳しくはこちら!

避妊に失敗した場合の対処法は?避妊失敗の例やアフターピルについても解説

性交後72時間以内なら緊急避妊薬を服用する

妊娠の可能性があるときに、早めに検討される選択肢の一つが緊急避妊薬です。

一般的に、性交後72時間以内の服用が推奨されており、このタイミングでの対応が避妊成功の要素とされています。

また、医療機関によっては120時間まで使用可能なタイプの緊急避妊薬が提案されることもあります。

種類によって対応時間が異なり、すぐに行動することで選べる選択肢が増えるため、避妊失敗に気づいたら早い段階でクリニックに相談することが重要です。



緊急避妊薬を飲むタイミングに関して詳しくはこちら!

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妊娠検査薬で早めに確認する

生理が来ないことで避妊失敗に気づいた場合は、妊娠の有無を確かめることが大切です。

市販の妊娠検査薬は、生理予定日から約7日後を目安に使用でき、早めの確認に役立ちます。

陽性反応が出た場合は、速やかに産婦人科を受診し、医師の診断を受けてください。

陰性でも生理が来ない状態が続くときは、別の原因が隠れていることもあるため、まずは医師に相談することをおすすめします。

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妊娠を確認したら産む・産まない選択肢(中絶)を検討する

妊娠を確認した場合、大切なのは状況を整理し、取れる選択肢を理解することです。

妊娠を継続するかどうかは、年齢や生活環境、将来の見通しなど、個々の事情によって大きく異なります。

もし「産まない選択」を考える場合は、人工妊娠中絶が可能な期間が法律で定められているため、早い段階での判断が必要です。

以下の通り、中絶は妊娠週数により取れる方法が異なります。

妊娠週数方法特徴
12週未満(初期中絶)・掻爬(そうは)法
・吸引法(MVA)
・日帰りの場合あり
・いずれも麻酔下で手術
12週以降(中期中絶)陣痛誘発を伴う方法・入院が必要
・子宮収縮剤で陣痛を誘発
・身体的・精神的負担を感じやすい
・出産育児一時金の対象
・死産届、埋葬許可証の受け取りが必要

人口妊娠中絶は母体への負担を伴うため、手術が受けられるのは妊娠22週未満(21週と6日以下)であると母体保護法で定められています。

週数が進むほど身体への負担も大きくなるため、迷っている場合でも早期に医療機関へ相談することが重要です。

妊娠に関する相談機関

妊娠が分かったとき、すぐにどうすべきか判断が難しく、誰かへ相談しにくいと感じる人も多いです。

専門家に相談することで、正確な情報や支援策を知ることができ、ひとりで抱え込まずに済みます。

こうした状況に対応するため、妊娠継続・出産に関する相談と、中絶や妊娠に関する不安へ対応する相談、双方に対応した機関が整備されています。

相談機関相談内容相談方法
エミシアクリニックアフターピル服用に関する相談LINE受付・オンライン相談
全国のにんしんSOS妊娠全般の相談電話・メール・LINE
女性相談支援センター
(厚生労働省 #8778)
妊娠を含む女性のさまざまな悩み電話
NPO法人 Life Baton(ライフバトン)妊娠・中絶の相談電話・メール

電話・メール・LINEなど相談方法はさまざまなため、話しやすい窓口を選ぶことが大切です。

早い段階で相談することで、取れる選択肢が広がり自分に合った支援につながりやすくなります。

妊娠を望まない場合はコンドームを正しく使用しよう

妊娠を防ぐためには、コンドームを適切なタイミングで装着し、正しい手順で使用することが重要です。

不適切な使い方は破損や外れにつながり、避妊に失敗する原因になるため、基本的な使い方を理解して使用することで避妊効果を高めましょう。

主に、次のようなポイントが重要です。

▼装着タイミング

  • 性器を触れ合わせる前に装着する
  • 勃起した段階ですぐにコンドームをつける

▼使用手順

  1. 袋から出す際は爪で傷つけないようにする
  2. 裏表を確認し、先端の精液だまりを軽くつまんで空気を抜く
  3. 根元までしっかり引き下ろす
  4. 射精後は根元を押さえたまま抜き、漏れがないか確認する

特に射精後は男性器が萎えるため、コンドームとの間に隙間ができ漏れやすくなります。速やかに膣外へ抜き出してください。

装着する男性だけでなく、女性も理解しておくことが避妊失敗を減らすことにつながります。

避妊率を上げるならコンドームと低用量ピルの併用がおすすめ

避妊率を上げるならコンドームと低用量ピルの併用がおすすめ

避妊の精度を高める対策として、コンドームと低用量ピルを組み合わせる方法があります。

低用量ピルで妊娠を防ぐ仕組みは以下の通りです。

  • ホルモン作用で排卵を抑制する
  • 子宮内膜を薄く保つため受精卵が着床しない
  • 子宮入口の粘液の性状を変え精子の侵入を防ぐ

低用量ピルを服用すると排卵が抑制されるため、服用期間中は避妊効果が期待できます。

服用をやめると生理が再開するため、妊娠を希望するまでは服用を続けることが可能です。

コンドームは性感染症の予防にも有効な手段ですが、男性主体の装着であり、破損やタイミングによって十分な働きを得られない場合があります。

低用量ピルは女性主体でコントロールでき、避妊に対して協力的でないパートナーの場合でも継続的な使用で避妊の安定性を高めやすい方法の一つです。

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低用量ピルの費用相場|避妊目的の処方は保険適用外

低用量ピルを避妊目的で使用する場合、保険は適用されず全額自己負担です。

継続的な服用を検討する人は、費用を把握しておくと続けやすさを判断しやすくなります。

低用量ピルの服用に必要な費用の目安は次の通りです。

費用項目金額
低用量ピル(1シート)2,000〜3,500円前後
診察料数百〜数千円
検査料(必要時)3,000〜5,000円程度

一般的には1シートあたり数千円程度となることが多く、初診や再診の際には診察料が追加されます。

クリニックによっては検査料が発生するケースもあります。

費用は医療機関によって異なるため、事前にホームページや電話などで確認しておくと安心です。

エミシアクリニックでも低用量ピルをオンライン診療で処方しているため、ぜひご相談ください。



低用量ピルの費用に関して詳しくはこちら!

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低用量ピルの服用で考えられる副作用|不正出血・吐き気

低用量ピルは避妊に利用しやすい方法ですが、服用開始直後は一時的な副作用が出ることがあります。

体がホルモン量の変化に慣れるまでの反応であり、一定期間で治ることが多いです。

主にみられる症状には、次のようなものがあります。

  • 不正出血
  • 軽い吐き気
  • むくみ・胸の張り
  • 頭痛
  • 気分の落ち込み

あらかじめ症状を知っておくことで、服用を続ける際の不安を軽減できます。

症状が強い、長く続くなどの場合は種類の変更で改善することもあります。

違和感があるときは、処方した医師へ相談することが大切です。

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ゴムをした上での妊娠に関してよくある質問

ここでは妊娠に関してよくある質問を2つ紹介します。

妊娠の可能性や避妊に関して十分に理解することが重要です。

ゴムをしたのに生理が来ないのは妊娠してる?

コンドームを使用していた場合でも、生理が遅れるときは妊娠の可能性を考えておくことが大切です。

正しく使用していても100%の避妊効果が得られるものではなく、破損や装着のずれなどにより、妊娠につながることがあります。

特に普段は周期が安定している人が生理が来ないときは、注意が必要です。

生理予定日を7日経過したら使用できる妊娠検査薬を使うと、状況を正しく把握できます。

検査薬が陰性であっても、さらに1週間待っても生理が来ない場合は産婦人科を受診して確認してみましょう。

体調やストレスで一時的に周期が乱れることもありますが、不安が続くときは医師の診察を受けることで、原因や必要な対応を明確にできます。

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一番妊娠しやすいのはどんな行為?

妊娠の可能性が高いと考えられるのは、排卵日前後の性行為です。

排卵日の付近は受精しやすい時期であり、精子に数日間は生存能力があることを考えると、排卵の数日前の行為でも妊娠につながる場合があります。

コンドームを使用していても、装着のタイミングが遅れたり、射精前に精子が混ざる「カウパー液」が付着したりすると妊娠のリスクは残ります。

また、外出し(膣外射精)は、妊娠を防ぐ手段にはなりません

妊娠を望まない場合は排卵期に限らず、どのタイミングでも適切な避妊を行うことが重要です。

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コンドームだけの避妊に頼らず低用量ピルを併用しよう

コンドームは正しい使用で避妊に役立ちますが、装着のタイミングやズレ、破損などの思わぬトラブルが起こる可能性は完全には避けられません。

より安定した避妊効果を期待する場合は、女性主導で避妊をコントロールしやすい低用量ピルとの併用も選択肢として有効です。

コンドームで性感染症を予防しつつ、低用量ピルで排卵を抑えることで、妊娠のリスクを下げやすくなります。

同じ不安を繰り返さないためにも、コンドームの正しい装着方法を確認し、低用量ピルの併用で安心して過ごせる環境を整えていきましょう。

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さらに、月経痛の軽減や出血量の調整など、体の負担を和らげる効果を感じる人もいます。

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