ED治療薬は高血圧でも服用できる?降圧剤との併用や注意点・安全な治療法を解説

ED治療薬は高血圧でも服用できる?降圧剤との併用や注意点・安全な治療法を解説

ED治療薬は高血圧でも服用できる?降圧剤との併用や注意点・安全な治療法を解説

「高血圧の治療中にED治療薬を服用しても大丈夫?」「降圧剤と一緒に飲んでも問題はない?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

高血圧を治療中の人でも、医師の判断のもとでED治療薬を服用できるケースはあります

一方で、服用中の降圧剤の種類や血圧のコントロール状況、心疾患などの持病によっては、ED治療薬を使用できない場合もあるため、自己判断で服用するのは避けましょう。

本記事では、高血圧の人がED治療薬を服用できる条件や降圧剤との併用可否、高血圧とEDの関係、注意が必要な薬剤についてわかりやすく解説します。

高血圧とEDに関する正しい知識を身につけ、自分の状態に合った安全な治療を前向きに検討しましょう。

降圧剤とED治療薬の併用は
ED治療の専門医に相談

EDLP

高血圧とEDはどちらも血管や血流と深く関係しているため、降圧剤とED治療薬を併用する場合は、医師による適切な判断が欠かせません。

エミシアクリニックのEDオンライン診療では、LINEで高血圧の治療状況や服用中のお薬を確認した上で、一人ひとりに適した治療方針をご案内しています。

まずは、自分がED治療薬を服用できる状況かを確認することから始めてみましょう。



上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

高血圧でもED治療薬を服用できるケースはある

高血圧でもED治療薬を服用できるケースはある

バイアグラやシアリスなどのED治療薬は、高血圧だからといって一律に使用できないわけではありません。

高血圧の治療を受けている人でも、血圧が適切にコントロールされている場合はED治療薬を服用できるケースがあります。

高血圧の人がED治療薬を使用する際に、主に医師が確認する項目は以下の通りです。

  • 血圧のコントロール状況
  • 服用中の薬
  • 持病の有無

以下のいずれかの血圧の場合は、ED治療薬の処方が難しいと判断されることがあります。

  • 収縮期血圧(最大血圧)170mmHg以上
  • 拡張期血圧(最小血圧)100mmHg以上

ED治療薬と降圧剤はいずれも血管を広げて血圧を下げる作用がある薬です。

そのため、組み合わせや体調によってはめまいや立ちくらみなどの症状が現れる可能性があります。

自己判断で服用を開始せず、高血圧治療の主治医やED治療の専門医の双方へ相談しながら治療を進めましょう。

降圧剤とED治療薬は併用できる?薬の種類ごとの注意点

ここでは、降圧剤とED治療薬の併用の注意点を2つ解説します。

安全に治療を進めるためには、治療状況を確認した上で、ED治療薬を選択することが大切です。

血圧への影響に注意が必要な降圧剤・薬剤

多くの場合、降圧剤とED治療薬は併用が可能ですが、血圧の状態や降圧剤の種類によっては、血圧が下がりすぎるリスク性機能への影響に注意が必要です。

EDへの影響が懸念される降圧剤は、以下の通りです。

降圧剤の種類EDへの影響・注意点
利尿薬体内の水分量を減らして血圧を下げる作用から、陰茎への血流が低下し、EDを招くことがある
β遮断薬血圧上昇を抑える一方で、ED治療薬との併用時は血圧低下に注意が必要
交感神経抑制薬性機能に影響し、EDの原因となる場合がある

このように、一部の降圧剤はEDの発症や悪化に関与する可能性があります。

反対に、性機能への影響が比較的少なく、改善が期待できる降圧剤は以下の通りです。

降圧剤の種類EDへの影響・注意点
α遮断薬性機能への悪影響が少なく、改善が期待される場合もある
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)EDへの影響が少なく、性機能改善の報告もある
ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)比較的EDを起こしにくい

ただし、降圧剤の変更だけでEDが改善するとは限りません。

症状が続く場合はED治療が必要になることもあります。

降圧剤を服用中でED症状が気になる人は、医師と相談しながら血圧管理とED治療を両立しましょう。

硝酸薬(ニトログリセリン等)との併用は禁止

ED治療薬との併用が禁止されている代表的な薬は、硝酸薬(ニトログリセリンなど)です。

一緒に服用すると血圧が急激に低下し、重篤な低血圧やショック状態を引き起こす可能性があります。

硝酸薬は主に狭心症や心疾患の治療で使用されており、代表的な薬は以下の通りです。

  • ニトログリセリン舌下錠
  • ニトログリセリン貼付剤
  • 硝酸イソソルビド製剤

現在服用している薬の中に硝酸薬が含まれているか分からない場合は、自己判断でED治療薬を服用せず、必ず医師へ相談してください。

診察時にはお薬手帳や服用中の薬が分かるものを持参・提示すると、安全にED治療薬を服用できるか確認しやすくなります。

ED治療薬についてはエミシアクリニックのオンライン診療でもご相談いただけます。

高血圧とEDとの関係|なぜ勃起しにくくなるのか

高血圧とEDは別々の症状と思われがちですが、実はどちらも血管や血流と深く関係しており、併発しやすいことが知られています。

ここでは、高血圧とEDの関係を理解するために、以下の3つのポイントを確認しましょう。

高血圧は自覚症状が少ない病気ですが、EDが体の異変に気付くきっかけとなるケースもあります。

高血圧とEDの関係を理解し、原因に応じた適切な対策を取りましょう。

勃起力の低下の原因に関して詳しくはこちら!

勃起が持続しない原因は?硬さを維持する対策とED治療薬

血管へのダメージで陰茎への血流が低下する

高血圧はEDの原因の一つと考えられています。

血圧が高い状態が続くことで血管の内側に負担がかかり、血管が硬く狭くなる動脈硬化が進みやすくなるためです。

高血圧によって勃起力が低下する主な流れは以下の通りです。

  1. 高血圧になる
  2. 血管が傷つき動脈硬化が進行する
  3. 陰茎へ十分な血液が届きにくくなる
  4. 勃起しにくい、または勃起を維持しにくくなる

勃起は、性的刺激を受けた際に陰茎の血管が拡張し、大量の血液が流れ込むことで起こります。

特に陰茎の血管は全身の中でも細いため、高血圧による動脈硬化の影響を受けやすい部位です。

「以前より硬さが不足している」「途中で勃起が維持できない」といった症状が続く場合は、医療機関で血圧管理を含めた総合的な診察を受けましょう。

生活習慣病はEDリスクを高めやすい

高血圧は生活習慣病の一つであり、糖尿病や脂質異常症、肥満などを併発しているケースも少なくありません。

これらの生活習慣病は、高血圧と同様に血管や神経へ負担をかけるため、EDのリスクをさらに高める要因になります。

主な生活習慣病とEDへの影響は以下の通りです。

生活習慣病EDへの影響
糖尿病高血糖により血管障害や神経障害が起こりやすくなる
脂質異常症・肥満動脈硬化が進み、陰茎への血流が低下しやすくなる
喫煙血管を収縮させ、血流を悪化させる

EDは高血圧だけでなく複数の生活習慣病が重なって発症することも少なくありません。

そのため、ED治療薬による改善を目指すだけでなく、血圧管理や体重管理、禁煙など生活習慣の見直しが不可欠です。

喫煙とEDの関係について詳しくはこちら!
タバコを吸うとEDになりやすい?喫煙のリスクと禁煙で改善するのかを解説

一部の降圧剤がEDに影響することもある

高血圧そのものだけではなく、治療に使用する降圧剤が関係している場合もあります。

一部の降圧剤は血流や神経の働きに影響し、性機能の低下につながる可能性が指摘されているためです。

勃起力の低下や、性的刺激に対する反応を弱める可能性があるのは以下の薬剤です。

  • 利尿薬
  • β遮断薬
  • 交感神経抑制薬

しかし、高血圧の人は薬の影響だけでなく、高血圧による血管障害や動脈硬化がEDの主な原因となっているケースも少なくありません。

「降圧剤を飲み始めてから勃起しにくくなった」と感じても、自己判断で服用を中止することは避け、まずは主治医に相談しましょう。

ED治療薬3種類の特徴を比較

高血圧の治療中でも使用が検討されるED治療薬は、主にバイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類です。

いずれも陰茎への血流を促して勃起をサポートする薬ですが、効果が現れるまでの時間や持続時間などに違いがあります。

バイアグラレビトラ
※先発品レビトラは販売中止
シアリス
有効成分シルデナフィルバルデナフィルタダラフィル
効果発現時間服用後30〜60分程度服用後15〜30分程度服用後30〜60分程度
持続時間約4時間約5時間約20〜24時間
特徴長く臨床実績がある即効性が期待できる長時間作用する

どのED治療薬が適しているかは、服用中の降圧剤や持病の有無、求める効果によって異なります。

いずれのED治療薬にも血圧を下げる作用があるため、降圧剤との併用ではめまいや立ちくらみなどが起こる可能性は無視できません。

高血圧の人がED治療を希望する場合は、必ず現在の血圧や服薬状況を医師に伝えた上で、自分に合ったED治療薬を選択することが大切です。

ED治療薬それぞれの特徴に関して詳しくはこちら!

ED治療薬を比較!硬さや勃起力の違いと目的別に使い分けるコツを解説

受診前チェックリスト|高血圧治療中の人が確認したいポイント

高血圧の治療中にED治療薬を検討する場合は、事前に自身の健康状態服薬内容を整理しておくことが大切です。

ED治療薬の処方可否や適切な診療方針は、血圧のコントロール状況服用中の薬によって異なるためです。

受診前は、以下の項目を確認しておきましょう。

受診前チェックリスト|高血圧治療中の人が確認したいポイント
  • 服用中の降圧薬、その他の薬剤の名称(お薬手帳の準備)
  • 血圧のコントロール状況
  • 既往歴
  • サプリメントや市販薬の使用状況
  • ED症状が現れた時期・頻度・症状の程度
  • 過去のED治療薬の使用経験
  • 性生活の頻度や困りごと

硝酸薬を服用している場合は、ED治療薬との併用ができないため、医師へ正確に伝えてください。

これらの情報を準備しておくことで診察がスムーズになり、自分の状態に合ったED治療薬を選択しやすくなります。

主治医に高血圧の治療内容を確認した上でED治療を検討したい人は、通院不要で自宅から医師に相談できるエミシアクリニックのオンライン診療をご活用ください。



高血圧治療とED治療の両立には各専門医への相談が大切

高血圧治療中にED症状が現れた場合は、高血圧の主治医とED治療の専門医の両方へ相談することが重要です。

EDの原因が服用中の降圧剤による影響なのか、高血圧そのものによる血管障害なのかを自己判断で見分けることはできません。

降圧剤の種類や血圧のコントロール状況によっては、ED治療薬を安全に使用できる場合もあります。

一方で、薬の変更や中止を自己判断で行うと、高血圧の悪化や、心筋梗塞・脳卒中などの重篤な疾患につながる可能性があります。

まずは現在の治療内容を主治医へ確認し、その上でED治療の専門医へ相談することが、安全な治療につながります。

オンライン診療なら服薬内容を確認しながら相談しやすい

高血圧の治療中でED治療薬の服用に不安がある場合は、ED治療専門のオンライン診療を活用する方法もあります。

自宅にいながら医師へ相談できるため、通院時間を確保しにくい人でも治療を始めやすいのが特徴です。

オンライン診療では、お薬手帳や服用中の薬剤情報をもとに、降圧剤との飲み合わせED治療薬の適応について相談できます。

現在の血圧や既往歴も含めて確認してもらえるため、安全性を考慮した治療方針を検討しやすい点がメリットです。

エミシアクリニックのオンライン診療はLINEで簡単にお申し込みが可能です。

服薬内容を確認しながら相談できるため、ED治療を前向きに検討しやすい環境が整っています。



EDオンライン診療の流れに関して詳しくはこちら!

ED(勃起不全)のオンライン診療!治療の流れや処方薬を医師が紹介

高血圧の人が服用するED治療薬に関してよくある質問

ここでは、高血圧の人から特によく寄せられる質問3つに回答します。

安全にED治療を始めるためにも、服用している薬について理解を深めておくことが大切です。

EDにならない降圧剤はある?

降圧剤の種類によって性機能への影響の出やすさには違いがあります。

EDへの影響が少ない、あるいは改善に役立つ可能性があると報告されているのは、以下の降圧剤です。

  • ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
  • ACE阻害薬

利尿薬やβ遮断薬はEDとの関連が指摘されていますが、EDの原因は薬だけとは限りません

高血圧そのものによる血流の低下や、加齢、生活習慣病など複数の要因が関係していることもあるため、医師の総合的な判断が必要です。

降圧剤を飲み始めてから勃起力に不安を感じる場合は、主治医に相談することで、薬の変更や治療方針の見直しを検討しましょう。

ED治療薬を飲みたいから降圧剤を中止してもいい?

降圧剤を自己判断で中止することは避けましょう。

高血圧の治療をやめると血圧が上昇し、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気のリスクが高まるためです。

一部の降圧剤ではEDへの影響が指摘されています。しかし、EDの原因は薬だけでなく、高血圧による血管へのダメージや加齢、生活習慣病などが関係している場合もあります。

一概に、EDになった=降圧剤が原因とは判断できません。

勃起力の低下が気になる場合は、まず主治医に相談しましょう。薬の種類を変更したり、ED治療薬を併用したりすることで改善が期待できるケースもあります。

安全に治療を続けるためにも、降圧剤の中止や減量は必ず医師の指示に従って行うことが大切です。

高血圧の薬を飲んでいてもシアリスやバイアグラは服用できる?

高血圧の薬を服用していても、多くの場合はED治療薬との併用が可能です。

ただし、ED治療薬にも血圧を下げる作用があるため、降圧剤と併用すると血圧が下がりすぎて、めまいや立ちくらみなどの症状が現れることがあります。

以下の状況によっては、慎重な判断が必要なケースもあります。

  • 服用中の薬の種類
  • 血圧のコントロール状況
  • 心臓や血管の病気の有無

「高血圧の薬を飲んでいるからED治療薬は使えない」と諦める必要はありませんが、自己判断で服用を始めることは避けましょう。

お薬手帳などを準備した上で医師に相談し、自分の健康状態や服薬内容に合ったED治療を選ぶことが大切です。

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高血圧治療を続けながらED治療を始めることは可能

高血圧の人でも血圧が適切に管理され服用中の薬や健康状態に問題がなければ、多くの場合でED治療薬を始めることは可能です。

一方で、血圧のコントロールが不十分な場合や、併用できない薬を服用している場合には処方できないケースもあります。

EDの症状があっても自己判断で降圧剤を中止したり、薬の量を変更したりせずに、まずは主治医とED治療の専門医に相談することが大切です。

オンライン診療を活用すれば、自宅から服薬内容を伝えながら相談できるため、高血圧治療とED治療を無理なく両立しやすくなるでしょう。

エミシアクリニックのEDオンライン診療では、LINE登録から気軽に医師に相談可能です。

通院不要で継続しやすく、医師のアドバイスを受けながら安全に治療を開始できるため、お気軽にご相談ください。



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