今回は、痛風になると生じる症状について解説。
初期症状のチェックリストもあるので、「これって痛風?」と痛風の疑いがある方も参考にしてください。
痛風は、尿酸値が高い人が引き起こす合併症の一つ。
一度発症すると再発を繰り返してしまうため、早めの治療が大切です。
末期症状では脳梗塞や心筋梗塞にもつながるため、痛風予備軍の方は痛風の症状をきちんと把握しておきましょう。
痛風になるとどんな症状があらわれる?
痛風によるおもな症状がこちらです。
痛風の代表的な症状が、足の関節の激痛。
歩けないほど痛いと言われており、“風が吹くだけでも痛む”ことが「痛風」という病名の由来です。
痛風の痛みはある日突然発作的に起こることが多く、突然激痛が起こることを「痛風発作」と呼びます。
痛風発作は通常7日〜10日ほどで自然に緩和しますが、一度痛風になると再発を繰り返すようになります。
痛風の多くは7~10日間程度で治まり、その後は症状が全く消えてなくなりますが、放置しておくと半年~1年以内に再発するのが特徴です。
※引用:桶川中央クリニック「痛風とは」
上記のとおり半年〜1年以内に再発する可能性が高いため、痛風発作を引き起こしたら治療を受けてください 。
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痛風の症状が表れやすい部位
激痛や腫れといった痛風の症状があらわれやすい部位がこちら。
前述したように、痛風は結晶化した尿酸が関節に蓄積することが原因です。
そのため、足や手といった関節の多い部位に症状があらわれ、特に足に痛みが生じやすいといわれています。
痛風の症状があらわれるのは一度に一ヶ所だけで、複数同時に起きることはありません。
当てはまったら要注意!痛風の初期症状チェックリスト
前述のとおり痛風の症状は突然あらわれることが多いですが、人によっては初期症状があると言われています。
- 足の指の付け根が「チクチク」「ムズムズ」違和感もしくは鈍痛がある
- 痛みが突然襲ってきて息ができないほど痛い
- 痛みは下半身で起きている
- 痛みの箇所が腫れている
- 痛みの箇所が熱を持っている
- 肥満である
- 大食いである
- たくさんお酒を飲んでいる
- 激しい運動を好む
- 親族に痛風患者がいる
上記のような症状がある方は痛風の可能性が高いです。
痛風発作を起こす前に、病院で診てもらってください。
また、肥満の方やお酒をたくさん飲む方も尿酸値が高い傾向にあるため、痛風のリスクがあります。
〈痛風予備軍の人のチェック項目〉に該当した方は、早めに尿酸値を下げる対策を行いましょう。
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https://emishia-clinic.jp/media/uricacid-level-lower/
痛風の進行状況は自覚が難しい
そもそも痛風は、尿酸が結晶となり関節に蓄積することが原因。
結晶化した尿酸の蓄積は自覚できないため、前触れなく腫れや激痛といった痛風の症状を引き起こします。
前日まで何ともなかったのに、痛風発作で翌日激痛が起こることもあるため尿酸値が高い人は油断できません。
健康診断で尿酸値が高いと分かった方は、痛風を引き起こす前に早めの尿酸値対策が大切 です。
https://emishia-clinic.jp/media/uricacid-level-high/
https://emishia-clinic.jp/media/uricacidlevel-high-food/
痛風末期の症状|命に関わる危険もあり
痛風が悪化すると、以下のような末期症状を引き起こすリスクが高くなります。
痛風末期になると関節が痛むだけではなく、尿酸結晶による尿路結石や腎臓機能の低下を引き起こします。
また、結晶化した尿酸が血管に負担を与えることで動脈硬化を引き起こし、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる症状につながるため大変危険です。
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女性は痛風にならないって本当?
痛風患者の9割以上は男性※で、女性は痛風を引き起こしにくい といわれています。
※参考:総合南東北病院「若い女性にも増えている!?痛風・高尿酸血症」
女性に痛風の症状が生じにくいのは、女性ホルモンに尿酸の排出を促すはたらきがあるから。
女性ホルモンによってスムーズに尿酸が排出されることで、痛風の原因である尿酸が体内に溜まりにくくなるというわけです。
とはいえ、閉経により女性ホルモンの分泌が低下する50代以上からは痛風発症のリスクが上昇。
20代〜30代の女性と比べて、約10倍も痛風患者が増えるそうです。
※参考:一般社団法人日本生活習慣病予防協会「コロナ禍の長期化で「痛風」「高尿酸血症」患者が約5割増加傾向に! 医師8割が注視する、第4のリスクマーカー“尿酸値”ー医師362名のアンケートの報告」
女性は痛風の症状があらわれるリスクは低いですが、中高年の方は尿酸値を抑えるよう心がけましょう。
まとめ:痛風の再発防止のために早めの治療が大切
痛風になると、数日歩けないほど足に激痛が生じたり患部が腫れたりします。
一度痛風を発症すると再発を繰り返すため、症状があらわれたら早めに治療を行いましょう。
基本的に痛風は「痛風発作」で突然痛みが生じますが、初期症状があらわれる場合もあります。
- 足の指の付け根が「チクチク」「ムズムズ」違和感もしくは鈍痛がある
- 痛みが突然襲ってきて息ができないほど痛い
- 痛みは下半身で起きている
- 痛みの箇所が腫れている
- 痛みの箇所が熱を持っている
- 肥満である
- 大食いである
- たくさんお酒を飲んでいる
- 激しい運動を好む
- 親族に痛風患者がいる
上記のような初期症状に自覚がある方は、一度病院で検査してもらってください。
痛風末期になり命の危険につながる合併症を引き起こさなためにも、きちんと痛風対策することが大切です。
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