現状日本では、痩身目的でのGLP-1の使用に関して初めて使用する方で、不安視する方も多いことでしょう。
米国ではGLP-1は抗肥満薬として承認されており、ダイエット薬として一定の効果を認められています。
この記事では具体的にどう危険なのか・副作用とはどのようなものか、GLP-1の安全性について徹底解説します。
エミシアクリニックでもGLP-1ダイエットを取り扱っています。※詳細は後述に記載
▼エミシアクリニックのGLP-1オンライン診療は最短5分で完了
※最速当日発送の全国に配送が可能です。
この記事を監修した医師
上野 一樹
UENO KAZUKI
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 エミシアクリニック 院長就任
そもそもGLP-1は危険なのか
もともとGLP-1受容体作動薬(以降GLP-1と表記)は、糖尿病の治療薬です。
健康的な人に対して、ダイエットを目的に投与した場合の安全性は保障されていません。
アメリカでは抗肥満薬として認められていますが、日本医師会は米国と日本の違いを指摘。
今後、GLP-1が痩せ薬として承認されることはないとしています。
※FDA(アメリカ食品医薬品局)承認書
※GLP-1受容体作動薬のやせ薬使用「禁止すべき」日医
しかしGLP-1の抗肥満治療薬としての効果は、すでに科学的に証明されているのも事実。
クリニックでは経過観察を慎重に行い、万が一のリスクに対応できる体制を整えることが大切と考えます。
GLP-1で痩せる仕組みについては以下記事で詳しく解説しています。
>>いま注目のGLP-1とは?効果や仕組み・効率的な増やし方も解説
副作用が起きるおおもとの原因と割合
GLP-1の投与によって副作用が起きる原因は、正確に分かっていないのが現状です。
副作用と思われる症状が、GLP-1によるものだと確認できないケースもあります。
ただしGLP-1は胃や腸に働きかけるため、多くの副作用は消化器官に関連した症状なのが特徴です。
副作用の内容や割合はGLP-1の種類によって異なりますが、サクセンダの場合約40%ほどの人に吐き気の症状が見られます。
※サクセンダはリラグルチドを主成分としたGLP-1の製品名です。
表3.サクセンダ治療を受けた患者の2%以上で、プラセボよりも頻繁に報告された副作用*
※プラセボ(偽薬)治療との副作用・比較表 (引用※和訳:RxList)
GLP-1の使用で起こり得る副作用
GLP-1の具体的な副作用は下記の通りです。
- 吐き気
- 胃のむかつき
- 便秘
- 下痢
- 低血糖
- 食欲不振
- 頭痛
先程も述べたように、最もよく見られる症状は吐き気です。
その他に胃のむかつきや便秘、下痢など消化器系の症状がメインになります。
(禁忌事項やその他の副作用一覧は各GLP-1製剤の添付文書を参照してください。)
しかし、GLP-1の副作用は初期段階で治まるというのが現在の医療業界の一般的な見解。
軽度の副作用であれば多くの場合数日~数週間で治まっていくでしょう。
万が一深刻な副作用が現れた場合は、GLP-1の投与を中止・減量することで回復を見込めます。
異変を感じたら、迷わず担当医師に相談してください。
GLP-1で副作用を起こさないための対策
GLP-1の副作用をなるべく抑えるためにできる対策を3つご紹介します。
治療に対する知識を事前深めることで、少しでもリスクを防ぎましょう。
①医師の処方を受ける
GLP-1は必ず医師の診察と処方を受けてから始めましょう。
(BMIの基準値や禁忌事項をクリアしている必要があります。)
クリニックで注射方法や量などを細かくお教えする他、経過観察やご相談も可能なので安心してご使用いただけます。
個人輸入などで入手することも可能ですが、自己判断による投与は非常に危険ですのでやめてください。
(深刻な副作用が起きた場合、適切な対処が迅速に行えずに重症化してしまう可能性があります。
②増量は1週間以上の間隔をあける
GLP-1の効果が薄い場合は、必ず1週間以上の間隔を空けて増量するようにしましょう。
(注射の頻度は各GLP-1の半減期によって毎日や週に1度など異なります。)
1週間経過せずに増量すると、体が変化に追いつけず副作用を起こしやすい状態になってしまいます。
早く痩せたいからと焦って、増量するタイミングを縮めないように注意してください。
③副作用の少ないサクセンダを使用する
GLP-1製剤の中でも、サクセンダは副作用が少ない製剤です。
<サクセンダ承認機関(一部)>
- 米国食品医薬局(FDA)
- ヨーロッパ医薬品許可当局(EMA)
- 食品医薬品安全処(MFDS)
アメリカのFDAが抗肥満薬として承認しているGLP-1製薬は、リラグルチド(サクセンダの一般名)のみ。
従来の抗肥満薬(サノレックス)と異なり、耐性や依存性の問題をクリアしている点でも安心です。
サクセンダの効果については、以下記事でも詳しく解説しています。
>>GLP-1注射『サクセンダ』の効果と副作用は?現役医師が解説します。
サノレックスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>サノレックスの効果と副作用は?飲み方についてもお話します
エミシアクリニックのダイエット注射と内服薬治療
当院のダイエット療法は、痩身治療に携わってきた専門医師が担当致します。
自然にダイエットできリバウンドの可能性も低いため、無理せず痩せたい方に選ばれる治療です。
エミシアクリニックがおこなう治療は、リベルサス(内服薬)とサクセンダ(注射薬)の2種類
【エミシアクリニックのGLP-1ダイエットのポイント】
- リベルサス(内服薬)は1日1回お水で飲むだけなので続けやすい
- サクセンダ(注射薬)は一日一回注射するだけで痩身を目指せる
- オンライン遠隔診療が可能
- 術後のアフターサポートが充実
- 医療ローンを利用した分割払いも対応※当社指定の基準あり
※1週間に1回注射するタイプもありますが、副作用のリスクが高いため推奨していません。
当院では便利な『オンライン診療』を導入しております。
いつどこからでも診察を受けられるため、忙しい方・近くに病院がない方も受診可能です。
さらに処方後も医師や看護師が患者様のダイエットをサポートいたします。
医療ローンにも対応しておりますので、クレジットカードがない方でも分割価格でご利用いただけます。※当社指定の基準あり
さらに国民生活センターの規定に従い、8日間のクーリング・オフにも対応しています。
【特記事項】
※本施術は、痩身治療としては未承認の糖尿病治療薬(GLP-1 受容体作動薬)を使用した自由診療です。
※薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・治療を行っております。
※同一の成分・性能を有する、他の国内承認医薬品等として、糖尿病治療薬(GLP-1 受容体作動薬)があります。 ※GLP-1は、アメリカのFDA(食品医薬品局)や韓国の食品医薬品安全処、欧州連合加盟28ヶ国で肥満症の適応で承認を取得しています。
▼エミシアクリニックのGLP-1オンライン診療は最短5分で完了
※最速当日発送の全国に配送が可能です。
GLP-1に関するその他のQ&A
GLP-1ダイエットに関してよく頂く疑問をまとめました。
Q1.GLP-1の内服薬はある?
GLP-1の内服薬(経口薬)は臨床試験を終えており、申請は近いと言われています。
現在のところ注射薬しかありませんが、近い将来錠剤によるGLP-1治療も期待できるでしょう。
Q2.GLP-1サプリは効く?
GLP-1サプリの効果は解明されておらず、ダイエット効果は期待できないでしょう。
GLP-1サプリの成分は食物繊維やEPAなどで、腸の動きを活発にすることでGLP-1が分泌されるとされています。
しかし医学的根拠に乏しいため手を出さない方が無難です。
GLP-1治療は必ず医療機関で行うこと
GLP-1を健康な人が痩せる目的で使用することに関して、まだ十分なエビデンスがないことは事実です。
したがって、誰もが安易に注射していい薬剤とは言えません。
しかし医師の判断に基づき正しい用法で行えば、体重減少や食欲抑制など自分ひとりでは難しい問題を解決するのに大いに役立つ可能性があるでしょう。
この記事を監修した医師
上野 一樹
UENO KAZUKI
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 エミシアクリニック 院長就任
▼エミシアクリニックのGLP-1オンライン診療は最短5分で完了
※最速当日発送の全国に配送が可能です。