“瘦せ薬”として注目を集めている「サノレックス」。
SNSやメディアでも話題になっているので、名前だけ知っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、サノレックスの気になる効果と副作用についてまとめました。
さらに服用方法やいつから効き目が出るかも詳しく解説します。
サノレックスについて興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事を監修した医師
上野 一樹
UENO KAZUKI
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 エミシアクリニック 院長就任
サノレックスとは?
サノレックスとは、厚生労働省から唯一承認を受けている食欲抑制剤です。
高度肥満症(肥満度が70%以上またはBMIが35以上)の方に向けて、食事療法や運動療法の補助として服用されています。
最近では食欲抑制効果から、メディカルダイエットで処方されることも。
「無理な食事制限なく瘦せる」と注目を集めている薬です。
サノレックスの効果
サノレックスの効果は以下。
- 食欲の抑制
- 消費エネルギーの促進
- 代謝改善
「マジンドール」という有効成分によって、満腹中枢が刺激されることで食欲抑制に繋がります。
さらに代謝が促進されて消費エネルギーが上がるため、我慢せずに痩身が期待できるというわけです。
嫌気性のマジンドールは、1)ベータアドレナリン受容体を刺激し、2)摂食中枢を阻害し、3)視床下部の満腹中枢を刺激することにより、食物摂取を抑制します。日本では、マジンドールが臨床で使用されています。マジンドールが1)長期使用における体重、食欲、肥満関連疾患の異常2)超低カロリー食(VLCD)療法後の体重減少の維持3)との併用に及ぼす影響を検討しました。
引用(日本語訳):S Inoue 「Clinical studies with mazindol」
自然と食欲が抑えられるので、リバウンドリスクも少ないと言われています。
いつから効果が出る?
服用から2時間~9時間程度で薬の作用が強く出る(血中濃度が上昇する)とされています。
最高血漿中濃度は投与 2 時間後に得られ、その値は約2.81ng/mLであった。また、血漿中半減期は約 9 時間であった。
引用:富士フイルム富山化学株式会社「サノレックス錠 0.5㎎」
ただし効き目には個人差があるので、何時間後に効果が出るとは断言できません。
あくまでも目安として考えましょう。
サノレックスの飲み方と服用期間
サノレックスは、1日1回昼食の前に服用しましょう。
1日の最高投与量は1.5mg(約3錠分)ですが、一度に口にせず複数回に分けて服用するようにしてください。
服用量が多いと、副作用の危険性や依存につながるおそれがあります
治療期間は3ヶ月とし、長期に渡る服用は推奨されていません。
また1ヶ月経っても効果が出ない場合は、服用を中止する必要があります。
本製剤の使用はできる限り短期間とし、三か月を限度とするものであること。また、一か月以内に効果がみられない場合は、投与を中止するものであること。
引用:厚生労働省「薬価基準の一部改正について( 平成04年08月28日保険発第123号)」
3ヶ月後も服用したい場合は、休薬期間を設けて再開することが可能です。
期間は医師の判断によって異なるので、必ず医師に相談しましょう。
飲み合わせに注意が必要な薬
抗うつ薬やパーキンソン病の治療薬としても使用されている、MAO阻害薬は併用禁忌となります。
MAO阻害薬を服用していた方は、投与中止から2週間はサノレックスを服用できません。
受診の際は今飲んでいる薬や健康状態を伝えてください。
サノレックスの副作用【依存性のリスク】
サノレックスの副作用は以下。
- 口の渇き
- 便秘
- 悪心・嘔吐
- 睡眠障害
- 胃の不快感
サノレックスのよくある副作用として、口渇感や便秘、悪心・嘔吐が挙げられます。
さらにめまいや眠気といった、精神神経系の症状を引き起こすことも。
安全を考慮して、自動車の運転や機械の操作は控えましょう。
サノレックスの重篤な副作用は、肺高血圧症です。
長期間の服用による発症リスクを懸念して、服用は3ヶ月までとされています。
サノレックスは覚醒・興奮作用を伴うアンフェタミン類に似た特性を持っているため、依存性がでる可能性があります。
医師と相談しながら適切な量を服用をしてください。
※参照:富士フイルム富山化学株式会社「サノレックス錠 0.5㎎」
サノレックスの値段と保険適用について
サノレックスの平均価格は1錠565円程度。※全国のクリニック10院の平均価格を算出
クリニックによって1錠単位かシートでの処方となりますので、病院HP等で確認しましょう。
高度肥満症(BMIが35以上)の方への処方は、保険適用内となります。
高度肥満症に当てはまらず、ダイエット目的で服用する場合は自費診療です。
通販や個人輸入はできない
原則として、サノレックスの個人輸入はできません。
日本の通販サイトにも取り扱いはないでしょう。
サノレックスに含まれているマジンドールは、向精神薬に当てはまります。
向精神薬の輸入は法的に禁止されているため、個人輸入は違法行為です。
安全に購入するためにも、サノレックスは必ず医療機関で処方してもらいましょう。
【参照:厚生労働省「薬局における向精神薬取扱いの手引」】
サノレックスに関するQ&A
「サノレックスは痩せない」という口コミを見ました
サノレックスはあくまでも食欲を抑える薬なので、飲めば痩せるわけではありません。
服用後も食欲にかかわらず過食してしまう方は、効果が期待できない可能性があります。
サノレックスと並行して、食生活の見直しをすることが大切です。
ネットで手に入るサノレックスは危険ですか?
ネット上で安易にサノレックスを入手することは、リスクが高く大変危険な行為です。
「譲ります」「安く売ります」といって、譲り渡している方もいますが不正譲渡は犯罪行為となり、最悪の場合逮捕されることもあります。
また安全性が確認できず、偽薬や粗悪品の可能性も否めません。
個人や認可を受けていない業者からの入手は絶対にやめましょう。
【参照:禁忌厚生局麻薬取締科「向精神薬等の正しい取扱いの徹底について」】
サノレックスを服用できない人はいますか?
以下の方は原則サノレックスを服用できません。
- 緑内障の方
- 重度の膵臓障害、腎・肝障害の方
- 重度の高血圧の方
- 抑うつや統合失調症といった精神障害の方
- 薬物やアルコールの乱用歴がある方
- 妊娠中の方
- 小児
また上記でもお話しましたが、MAO阻害薬を服用していた方は投与中止から2週間はサノレックス服用禁止となります。
サノレックスはリバウンドしますか?
サノレックスは自然と食欲が抑えられるため、リバウンドしにくいと言われているダイエット法です。
ただし服用を辞めてから、食べ過ぎたりハイカロリーな食生活を続けていると体重増加に繋がります。
リバウンドを防ぐためにも、軽い運動やバランスの良い食事を心がけてください。
過度な糖質制限はリバウンドのリスクを伴います。詳しくは以下をご覧ください。
エミシアクリニックのダイエット注射と内服薬治療
当院のダイエット療法は、痩身治療に携わってきた専門医師が担当致します。
自然にダイエットできリバウンドの可能性も低いため、無理せず痩せたい方に選ばれる治療です。
エミシアクリニックがおこなう治療は、リベルサス(内服薬)とサクセンダ(注射薬)の2種類
【エミシアクリニックのGLP-1ダイエットのポイント】
- リベルサス(内服薬)は1日1回お水で飲むだけなので続けやすい
- サクセンダ(注射薬)は一日一回注射するだけで痩身を目指せる
- オンライン遠隔診療が可能
- 術後のアフターサポートが充実
- 医療ローンを利用した分割払いも対応※当社指定の基準あり
※1週間に1回注射するタイプもありますが、副作用のリスクが高いため推奨していません。
当院では便利な『オンライン診療』を導入しております。
いつどこからでも診察を受けられるため、忙しい方・近くに病院がない方も受診可能です。
さらに処方後も医師や看護師が患者様のダイエットをサポートいたします。
医療ローンにも対応しておりますので、クレジットカードがない方でも分割価格でご利用いただけます。※当社指定の基準あり
さらに国民生活センターの規定に従い、8日間のクーリング・オフにも対応しています。
【特記事項】
※本施術は、痩身治療としては未承認の糖尿病治療薬(GLP-1 受容体作動薬)を使用した自由診療です。
※薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・治療を行っております。
※同一の成分・性能を有する、他の国内承認医薬品等として、糖尿病治療薬(GLP-1 受容体作動薬)があります。 ※GLP-1は、アメリカのFDA(食品医薬品局)や韓国の食品医薬品安全処、欧州連合加盟28ヶ国で肥満症の適応で承認を取得しています。
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