バイアグラは薬局で購入できる?3つの入手方法と精力剤・市販薬との違いを解説

バイアグラは薬局で購入できる?3つの入手方法と精力剤・市販薬との違いを解説

バイアグラは薬局で購入できる?3つの入手方法と精力剤・市販薬との違いを解説

結論、薬局でバイアグラを購入することはできません

医師による診察が必要な「処方箋医薬品」にあたるためです。

本記事では、バイアグラが市販されていない理由や入手方法をまとめました。

また精力剤や処方薬との違いについても分かります。

これから購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

バイアグラを安全に入手し、パートナーとの関係性や自信を取り戻しましょう。

上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

バイアグラとは?

バイアグラとは、男性器の正常な勃起をサポートする治療効果に期待ができるED治療薬の一種です。

アメリカのファイザー社が開発し、世界初のED治療薬となりました。

バイアグラの効果について、添付書には以下のような記載があります。

効能又は効果 勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない 患者)

引用:バイアグラ添付書

バイアグラは十分な勃起と維持ができない場合に、医師の診断のもと利用可能です。

中折れや性行為の満足度が低い状態であれば、服用してみると良いでしょう。

なお「女性がバイアグラを飲むと感度が増す」といった噂もありますが、医学的根拠はありません。

バイアグラが薬局で買えない理由

バイアグラは、マツキヨやスギ薬局などの薬局・ドラックストアで購入することはできません。

体質や持病によっては使用できない場合もあり、問題ないか事前に医師の判断が必要なためです。

1999年には厚生労働省で処方薬として認可されています。

クエン酸シルデナフィル製剤については、ファイザー製薬株式会社(本社:東京都新宿区)より薬事法に基づき製造(輸入)承認申請があった勃起不全治療薬であるが、本日、承認されるとともに、同法に基づく要指示医薬品として指定されたところです。

引用:厚生労働省

併用すると危険な薬もあるため、知識がないまま使用すると命に関わるリスクがあります。

購入を検討しているなら、専門医の診察を受けた上で入手しましょう。

バイアグラと市販薬(精力剤)の違いは?

バイアグラと市販薬(精力剤)の違い

以下では、バイアグラと市販薬(精力剤)の違いをまとめました。

定義特徴
市販薬
(一般用医薬品)
一般の人が自らの判断で
服用する薬
軽度な疾病に伴う
症状の改善など
バイアグラ
(医療用医薬品)
医師の指示のもと
服用する薬
医師等の管理が必要な
疾病の治療など
※参考:厚生労働省

市販薬に比べ、バイアグラは医師の診療が必要な処方薬(医療用医薬品)に位置付けられています。

また市販薬(精力剤)はEDの原因となる疲れやストレスの改善を促す薬剤です。

勃起力改善の効果は不明確のため、安全かつ即効性を求めるならバイアグラを選択してください。

※精力剤について詳しくは後述しています

薬局で購入できるED治療薬

薬局で購入できるED治療薬

以下では、バイアグラの代わりとして薬局で購入可能なED治療に期待ができる薬をまとめました。

しかしこれらはどちらも、体の不調を改善することで勃起をサポートする仕組みです。

即効性や高い効果には期待できないため、本気で改善したいならバイアグラの購入を検討しましょう。

精力剤

精力剤は疲労回復を促進することで、性機能を高める薬剤です。

錠剤・ドリンク・塗り薬など、様々なタイプが存在します。

勃起力改善に対する効果は不明確ですが、EDの原因自体にアプローチすることが可能です。

EDの原因が疲れやストレス・栄養不足の場合は効果に期待できる可能性があります。

漢方薬

漢方薬は、自然に存在するものを組み合わせた薬です。

性機能に悩む方向けの代表的な漢方薬は以下。

  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

成分の配合量により、医療用医薬品と一般用医薬品に分かれる場合があるのも特徴です。

即効性に期待はできませんが、不調を取り除くことで自然な勃起に繋がる可能性があります。

バイアグラの購入方法は?3つの入手方法とメリット・デメリット

バイアグラの購入方法

バイアグラの購入方法は以下の3つです。

バイアグラを利用したい時は、医療機関で診療してもらうのがおすすめです。

相談しにくい悩みではありますが、自分で対処するよりも改善効果に期待できます。

通販の利用は正規品か判断できないため、避けた方が無難。

人目が気になる場合は、オンライン診療を選びましょう。

病院で直接購入

バイアグラは病院で直接購入ができます。

品質が保証されているため心配はいりません。

以下では病院で入手するメリット・デメリットをまとめました。

メリット・直接医師に相談できる
・飲み合わせについて確認できる
・その日に薬を入手できる
デメリット・通院時間が必要
・交通費がかかる
・医療機関により料金が異なる
・扱う病院は限られている

医療機関での直接購入なら、医師の指示のもと安全な方法で服用できます。

持病がある方も、服用可能か医師に相談した上で使用できるでしょう。

ただし通院には時間・交通費が必要となるため、それらも考慮してください。

地域によっては近くにバイアグラを処方している病院がない場合もあります。

病院で購入する場合の流れ
  1. 予約
  2. 受付・問診票記入
  3. カウンセリング・診察
  4. 処方・会計

オンライン診療

バイアグラはオンライン診療で入手することも可能です。

メリット・自宅で受診できる
・人の目を気にしなくていい
・交通費が必要ない
デメリット・送料が必要な場合もある
・医療機関により料金が異なる

オンライン診療ならスマホやPCがあれば、待ち時間不要でどこからでも受診できます。

自宅にいながら診察を受けられるため、忙しい方やクリニックが近くにない方も利用しやすいでしょう。

またクリニックに出入りする必要がないので、周りの目が気になる方にもおすすめです。

自宅から正規品のバイアグラを入手したいなら、オンライン診療を選びましょう。

オンライン診療で購入する場合の流れ
  1. 予約
  2. カウンセリング・診察(電話やビデオ通話)
  3. 処方・決済
  4. ED治療薬の受け取り(郵送)
エミシアEDのLP

エミシアクリニックでもED治療薬のオンライン処方を行っています。

電話もしくはLINEから気軽に受診可能です。

男性オペレーターが対応するため恥ずかしがる必要はありません。

以下にエミシアクリニックの強みをまとめました。

  • 24時間好きな時間に申し込める
  • 支払い方法が選べる(クレカ・代引き)
  • バレない梱包で届く
  • 5分程度で申し込みを完了できる

「性的興奮があっても勃起しない」「中折れすることがある」方は、ぜひ一度ご相談ください。



通販の利用

おすすめはできませんが、バイアグラは通販でも購入することが可能です。

メリット安く購入できる場合もある
デメリット・医師に相談できない
・偽物の可能性もある

通販での購入は、副作用が出た場合に的確な治療を行えないリスクがあります。

さらに個人輸入の薬品は日本の基準に基づいた品質チェックが行われていないため、健康被害の危険性に注意しましょう。

厚生労働省でも個人輸入に関する注意喚起がされています。

医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、体外診断用医薬品又は再生医療等製品(以下「医薬品等」という。)を、海外からインターネット等を利用して取り寄せ、又は外国の旅行先で購入して持ち帰る等(いわゆる個人輸入)して、使用される方がいらっしゃいます。
しかし、そうした医薬品等は、日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品等に比べて、次のような保健衛生上の危険性(リスク)があります。

引用:厚生労働省

特に使用が禁止されている方(禁忌)や、同時服用できない薬(併用禁忌薬)の判断を一般人がするのは困難です。

ED治療薬のように国内で承認されている薬剤は、医師の判断のもと医療機関で服用するのが望ましいでしょう。

バイアグラの種類

世界各国で販売されている規格のバイアグラは、以下に限られています。

製品名バイアグラ錠
一般的名称シルデナフィルクエン酸塩錠
日本で承認
されている種類
・バイアグラ錠25mg錠
・バイアグラ錠50mg錠
他国で承認
されている種類
・バイアグラ錠25mg錠
・バイアグラ錠50mg錠
・バイアグラ錠100mg錠
※参照:厚生労働省

上記は国が認めた治療薬であり、日本ではバイアグラ25mg~50mgが承認されています。

バイアグラ100gを服用するには海外で個人輸入を行う必要がありますが、ネットでは純正でないものが出回っている可能性も。

病院に行くのが手間な方は、簡単かつ安全に処方を受けられるオンライン診療を視野に入れましょう。

オンライン診療についてはこちら

バイアグラの個人輸入によるリスク

バイアグラの個人輸入には、健康被害などのリスクがあるため注意が必要です。

考えられるリスクは以下。

バイアグラの個人輸入によるリスク

  • 有効性が不明確
  • 不純物の可能性
  • 偽物の可能性
  • 副作用や不具合の発生
  • 製造環境が不明確

※参考:政府広報オンライン

海外で製造され、品質を確認されずに販売されている可能性があるでしょう。

またどんな衛生管理下で製造されたものか不明です。

有害な不純物が含まれていることも配慮して、個人輸入は控えましょう。

ネット通販で購入したED治療薬の偽造

ネット通販で購入したED治療薬の約4割が偽造という鑑定結果が出ています。

日本およびタイの調査会社に依頼して発注、入手したED治療薬を鑑定した結果、国内外の発注分合計で約4割(40.0%、28/70)が偽造品であることが判明しました。

※引用:偽造ED治療薬4社合同調査結果

これはファイザー・バイエル薬品・日本新薬・日本イーライリリーの四社合同により行われた調査です。

インターネットを通して購入したED治療薬70商品のうち、28の商品が偽造品でした。

国内とタイで発注された商品の詳細は以下。

偽造確率偽造の数/発注の数
国内発注分35.6%16/45
タイ発注分48.0%12/25
※参照:偽造ED治療薬4社合同調査結果

現在ネット通販で購入できるED治療薬には、偽造品が紛れている可能性があります。

安易に個人輸入で購入せず、医療機関での受診を心がけましょう。

バイアグラに関するFAQ

以下では、バイアグラに関してよくある質問をまとめました。

服用前に正しい用法容量を確認し、情報を集めておきましょう。

バイアグラは18歳でも買える?

バイアグラは18歳以上であれば、購入することができます。

しかし持病や服用している薬によっては、バイアグラを使えない可能性もゼロではありません。

安全のためにも必ず医師の判断のもとで服用しましょう。

バイアグラが効かないことはある?

正しい用法容量でバイアグラを服用できていないと、効果を感じられない場合があります。

大量飲酒は勃起機能に影響し、バイアグラが効かないこともあるでしょう。

また服用したとしても、ストレスによって勃起力が低下することもあります。

バイアグラは正しい知識を取り入れてから、服用するようにしましょう。

バイアグラは薬局では買えない!医療機関で安全に購入しよう

バイアグラは、病院・医療機関で購入しましょう。

通販での個人輸入にはリスクがあり、製造内容や含まれる成分が不明確です。

医療機関で直接処方してもらうか、忙しい場合はオンライン診療を利用してください。



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