「最後まで射精できない」「射精まで時間がかかり、パートナーに負担をかけている気がする」と悩んでいる人は少なくありません。
遅漏の原因は一つではなく、間違った自慰習慣や身体機能の変化、服用中の薬の影響などさまざまです。
そのため、原因に合わない対策を続けても十分な改善が期待できない場合があります。
本記事では、遅漏の4つのタイプと原因別の治し方、自宅でできる改善方法、治療の選択肢、受診の目安を解説します。
独自アンケートの結果も交えながらわかりやすく紹介しますので、自分に合った改善方法を見つける参考にしてください。
調査概要
- 実施期間:2026年6月19日〜2026年6月22日
- 調査対象:遅漏に悩んだ経験がある20~60代の男性100人
- 調査方法:インターネットアンケート調査

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任
遅漏は原因に応じた対策で改善が期待できる
遅漏は年齢に関係なく起こる可能性のある性機能の悩みです。
実際に早漏に悩んだ経験がある男性へのアンケートでは、40代が36%、30代が30%と多い傾向にありました。

しかし、中には20代や50代以上と回答した人もおり、幅広い年代で起こり得るといえます。
「まだ若いから関係ない」「年齢のせいだから仕方ない」と自己判断して対応が遅れると、慢性化する可能性があるため注意してください。
遅漏には複数の原因があり、それぞれ適した対策は異なります。
自慰方法や生活習慣の見直しで変化が期待できるケースもあれば、医療機関での相談が必要なケースもあります。
遅漏を改善するためには、まず自分の原因を把握し、適切な対策を選びましょう。
遅漏になる原因は4つ【セルフチェック】
ここでは、遅漏の原因になる以下の4つのタイプを紹介します。

| 遅漏のタイプ | 特徴 |
|---|---|
| 鈍麻(どんま)性遅漏 | ・自慰行為の刺激が強い ・自慰行為では問題なく射精できる |
| 衰弱性遅漏 | ・活力や体力の低下を感じている ・勃起を維持しにくい |
| 心因性遅漏 | ・ストレスやプレッシャーを感じている ・特定の状況や相手に症状が現れる |
| 薬剤性遅漏 | ・持病の治療に服薬している ・薬を飲み始めてから症状が現れた |
自分の原因に合わない対策を続けていても、改善まで遠回りになるだけです。
原因を詳しく知っておくことで自分に適した対策を取りやすくなるでしょう。
鈍麻性遅漏
鈍麻(どんま)性遅漏は、強すぎる刺激の自慰行為が原因で起こる遅漏です。
遅漏のなかでも比較的多いタイプとされており、実際の性行為では十分な刺激を感じられず、射精しにくくなります。
特に、以下のような自慰行為は原因になることがあります。
- 強く陰茎を握る自慰行為
- 高速で陰茎をストロークする
- 布団や床に押し付ける「床オナ」
- 脚に力を入れる「脚ピン」
アンケートでも「特殊な自慰習慣」があると回答した人が18%おり、頻度は週2〜3回が41%と多い結果になりました。
具体的には「強く握る」「刺激の強い動画を頻繁に見る」と答えた人が多くみられました。
性行為では射精できない一方で、自慰行為では問題なく射精できる場合は鈍麻性遅漏の可能性があります。
心当たりがある人は、まず普段の自慰習慣の見直しが重要です。
オナニー習慣の見直し方に関して詳しくはこちら!
衰弱性遅漏
衰弱性遅漏は、加齢や身体機能の低下によって起こる遅漏です。
運動不足、疲労の蓄積などによって、勃起や射精に関わる身体機能が低下しやすくなります。
主な要因は以下の通りです。
- 男性ホルモンの減少
- 神経機能の低下
- 勃起力の低下
アンケートでは、実際に25%の人が年齢を重ねるにつれて遅漏を感じていることが分かりました。
若い頃は問題がなかった人でも、40代以降に症状を自覚するケースは珍しくなく、ED(勃起不全)を併発している場合もあります。
以前より射精まで時間がかかるようになった場合は、身体機能の変化が関係している可能性があります。
心因性遅漏
心因性遅漏は、心理的なストレスやプレッシャーによって起こる遅漏です。
身体的な問題がなくても、精神的な負担が射精を妨げることがあります。
射精は脳や神経の働きとも深く関係しており、強い緊張や不安があると正常な射精反応が起こりにくくなるためです。
精神的負担を感じやすいケースは以下の通りです。
- 妊活によるプレッシャー
- 過去の性行為での失敗経験
- パートナーとの関係性の悩み
アンケートでは、思い当たる原因として27%の人が「ストレスやプレッシャー」を挙げました。
「早く射精しなければ」と焦るほど症状が強くなることもあります。
特定の状況や相手との性行為でのみ症状が現れる場合は、心因性遅漏の可能性を考えてみましょう。
薬剤性遅漏
薬剤性遅漏は、服用している薬の副作用によって起こる遅漏です。
生活習慣や心理状態に大きな変化がないにも関わらず、薬を飲み始めてから射精しにくくなった場合に考えられる要因です。
アンケートでは、3%の人が「服用中の薬が原因ではないか」と答えました。
特に、以下を服薬している場合は、副作用として射精機能に影響を与えることがあります。
- 抗うつ薬
- 抗精神病薬
- 一部の降圧薬
しかし、遅漏を治したいからといって、自己判断で服薬を中止してはいけません。
薬剤性遅漏が疑われる場合は、処方した医師や専門医に相談し、薬の種類や治療方針について検討しましょう。
【原因別】遅漏の治し方・改善方法
ここでは、遅漏のタイプ別に具体的な改善方法を解説します。
遅漏は原因によって発症の仕組みが異なるため、自分の原因に合った対策を選ぶことが重要です。
鈍麻性遅漏|間違った自慰習慣を見直す
鈍麻性遅漏は、過度な刺激に慣れてしまった状態の改善が大切です。
まずは普段の自慰方法を見直し、必要に応じてトレーニングを取り入れましょう。
- 優しい握力で陰茎を握る
- 性交に近いゆっくりとした動きで行う
- 刺激の強いアダルト動画への依存を避ける
【トレーニング方法】
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| セマンズ法 | 射精しそうになったら動きを止め、興奮が治るのを待つのを繰り返す |
| スクイーズ法 | 射精直前で動きを止め、亀頭の付け根をおさえ射精を我慢するを繰り返す |
また、ローションを使って刺激の強さを調整したり、マスターベーションエイドを活用したりすると、性交時に近い刺激へ段階的に慣れやすくなります。
実際に遅漏を経験した人へのアンケートでも、改善に役立った取り組みとして「自慰方法を見直した」と回答した人が40%と最も多い結果でした。
自然な刺激でも射精できるよう、無理のない範囲で継続的に取り組むことが大切です。
衰弱性遅漏|身体機能の改善を目指す
衰弱性遅漏では、射精に関わる身体機能を整えることが大切です。
日頃から以下のような生活習慣を意識しましょう。
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| 生活習慣の見直し | ・適度な有酸素運動 ・十分な睡眠 ・栄養バランスの取れた食事 ・禁煙・飲酒を控える |
| 下半身の筋力トレーニング | ・骨盤底筋トレーニング ・スクワット |
アンケートでは、遅漏改善を目指す37%の人が生活習慣の改善に取り組んでいました。
特に下半身や骨盤周辺の筋肉を鍛える骨盤底筋トレーニングは、射精機能の維持に役立つ可能性があります。
また、EDを併発している場合は、ED治療薬の使用によって性行為中の負担が軽減されるケースもあります。
筋トレのEDへの効果に関して詳しくはこちら!
心因性遅漏|ストレスやプレッシャーを軽減する
心因性遅漏は、心理的な負担の軽減が改善につながります。
具体的には以下のような工夫を取り入れてみましょう。
- パートナーと悩みを共有する
- 射精よりもスキンシップや前戯を楽しむ
- 十分な休息や気分転換を取り入れる
- 必要に応じて医師やカウンセラーへ相談する
症状が長く続く場合は、一人で抱え込まず専門家へ相談することも大切です。
過去のトラウマによるEDに関して詳しくはこちら!
薬剤性遅漏|服用中の薬を医師と確認する
薬剤性遅漏では、服用中の薬が影響していないか確認しましょう。
特に抗うつ薬や抗精神病薬、一部の降圧薬などは遅漏の原因となることがあります。
ただし、自己判断で服薬を中止することは避けてください。
症状が気になる場合は、処方した医師や専門医に相談し、薬の変更や調整が可能か確認しましょう。
遅漏の改善薬とその他治療法
遅漏はセルフケアで改善を見直せるケースもあれば、医療機関での治療や相談が必要なケースもあります。
ここではそれぞれのケースについて解説します。
すぐに変化が出るとは限らないため、焦らず継続して取り組むことが改善への近道です。
ED治療薬が役立つケース
ED治療薬は、遅漏とEDを併発している場合に役立つ可能性があります。
特に衰弱性遅漏では、勃起力が低下することで性的刺激を十分に受けられず、射精まで時間がかかるケースがあります。
代表的なED治療薬は以下の通りです。
- バイアグラ
- シアリス
- レビトラ
これらは本来、勃起機能の改善を目的とした薬ですが、勃起状態が安定することで性的刺激を受けやすくなり、結果として射精しやすくなる場合があります。
また、「途中で勃起が弱くなるかもしれない」という不安が軽減され、性行為に集中しやすくなる点もメリットです。
ただし、ED治療薬はすべての遅漏に有効なわけではありません。
服用を検討する場合は、医師の診察を受けた上で適切に使用しましょう。
ED治療薬の効果に関して詳しくはこちら!
薬物療法では改善が難しいケース
遅漏の原因によっては、薬物療法だけで十分な改善が難しいことがあります。
特に、鈍麻性遅漏や心因性遅漏では、原因そのものへの対策が重要です。
| 主な原因 | 対策 | |
|---|---|---|
| 鈍麻性遅漏 | 強い刺激の自慰の習慣 | 自慰方法の見直し・トレーニング |
| 心因性遅漏 | プレッシャーやストレス・精神的負担 | カウンセリング・パートナーとのコミュニケーション |
遅漏の改善では「薬かセルフケアか」を選ぶのではなく、自分の原因に合わせて適切な方法を組み合わせることが大切です。
セルフケアを続けても改善がみられない場合や、原因が分からない場合は、専門医に相談して適切な診断を受けましょう。
心因性遅漏の原因に関して詳しくはこちら!
遅漏が改善するまでにかかる期間
遅漏が改善するまでの期間は、原因や取り組む対策によって大きく異なります。
「何日で治る」「何カ月で必ず改善する」とは一律にいえません。
| 遅漏タイプ | 改善までの目安 |
|---|---|
| 鈍麻性遅漏 | 早くて数カ月程度 |
| 衰弱性遅漏 | 長期的な継続が必要 |
| 心因性遅漏 | 心理状態によって個人差がある |
アンケートでは、改善した人のうち40%が「1〜3カ月」と回答しました。

一方で、「3〜6カ月」「半年以上かかった」と回答した人もおり、改善スピードには個人差がみられます。
大切なのは短期間で結果を求めず、自分の原因に合った対策を継続することです。
セルフケアを続けても改善がみられない場合は、医療機関への相談も検討しましょう。
遅漏の悩みで医療機関を受診する目安
遅漏の改善がみられない場合は早めの医療機関への相談が大切です。
原因を正しく特定できれば、自分に合った改善方法を選びやすくなります。
特に以下に当てはまる場合は、受診を検討しましょう。
- セルフケアを数カ月続けても改善しない
- 自慰行為では射精できるが性行為では射精できない
- 薬剤性遅漏や衰弱性遅漏が疑われる
- 強いストレスやプレッシャーを感じている
- 妊活やパートナーとの関係に影響が出ている
泌尿器科やメンズクリニックでは、問診や必要な検査を通じて原因を特定し、症状に応じた治療方針を提案してもらえます。
服用中の薬の見直しや生活習慣の改善指導、ED治療薬の検討など、専門的なサポートを受けられることもあります。
近年はオンライン診療に対応しているクリニックも増えており、通院せずにスマートフォンから相談することも可能です。
エミシアクリニックのEDオンライン診療では、対面で相談することに抵抗がある人でも利用しやすい環境が整っています。
お申し込み〜薬の処方まで全てLINEで完結するため、お気軽にご相談ください。
遅漏の治し方に関するよくある質問
ここでは、遅漏の治し方に関してよくある4つの質問に回答します。
遅漏の治し方は原因によって異なるため、改善に役立つ対策を確認しておきましょう。
サプリメント・塗り薬は遅漏に効果はある?
サプリメントや塗り薬は、一部の遅漏に対して補助的な役割を果たす可能性があります。
ただし、根本的な改善には原因に合った対策が欠かせません。
| 遅漏のタイプ | サプリメントの有効性 | 理由 |
|---|---|---|
| 衰弱性遅漏 | △ | 栄養補給や体調管理に役立つ場合がある |
| 鈍麻性遅漏 | × | 改善には自慰習慣の見直しが重要 |
| 心因性遅漏 | △ | ストレスなどには補助的に働く可能性もある |
衰弱性遅漏には男性ホルモンを補充することを目的とした塗り薬が使われることがあります。
しかし、中には早漏防止のために「局所麻酔成分」が配合された塗り薬もあり、遅漏の人が使用すると症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
原因を正しく特定した上で対策を行うためにも、専門医に相談することをおすすめします。
遅漏は自然に治せる?
一時的な疲労やストレスが原因であれば、休養や生活習慣の改善によって自然に回復することもあります。
しかし、長年の自慰習慣や薬剤の副作用が関係している場合は、原因に対する対策を行わなければ改善が難しいケースも少なくありません。
また、遅漏を放置すると性交時に射精できない膣内射精障害につながったり、パートナーとの関係や妊活に影響したりする可能性もあります。
まずは原因を確認し、自分に合った改善方法に取り組みましょう。
コンドームEDの治し方は?
コンドームEDとは、コンドームを装着すると勃起や射精ができなくなる症状です。
遅漏傾向がある人は感覚が鈍くなったり、勃起維持へのプレッシャーがあったりすると、性的興奮が妨げられる場合があります。
改善を目指す場合は、以下のような工夫を試してみましょう。
- サイズの合ったコンドームを装着する
- 薄型のコンドームを試す
- 自慰行為でも装着して感覚に慣れる
- パートナーに装着を手伝ってもらう
なお、勃起力の低下が関係しているケースでは、医師の判断のもとでED治療薬が選択肢となることもあります。
遅漏をパートナーに相談したほうがいい?
遅漏の悩みは、できるだけパートナーと共有することをおすすめします。
射精が遅くなることへの焦りやプレッシャーは症状を悪化させる要因になりやすく、パートナーの理解が精神的な負担の軽減につながるためです。
改善のためには以下のような協力も有効です。
- 射精を急かさず、リラックスできる環境を作る
- 結果だけでなく、スキンシップやコミュニケーションを大切にする
- コンドームの種類や性生活の工夫を一緒に考える
- 必要に応じて医療機関の受診について話し合う
パートナーと協力しながら向き合うことで改善のきっかけになる場合があります。
特に心因性遅漏では、パートナーの理解がプレッシャーの軽減につながるため、無理のない範囲で気持ちを共有してみるとよいでしょう。
遅漏の改善には原因に合った対策を選ぶことが重要
遅漏は、鈍麻性・衰弱性・心因性・薬剤性など、原因によって適した対策が異なります。
アンケートでは、「生活習慣の改善」に取り組んだ人が多く、改善しない場合は医療機関へ相談した人もみられました。
セルフケアを続けても改善しない場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
エミシアクリニックのEDオンライン診療は、自宅にいながらLINEで診察が受けられ、治療に関する質問やサポートを受けやすい環境が整っています。
遅漏の原因に思い当たるものがない人でも、医師に話すことで状況を整理できる場合もあるため、お気軽にご相談ください。



