ED治療に薬以外の選択肢はある?薬に頼らない改善方法と治療法を解説

ED治療に薬以外の選択肢はある?薬に頼らない改善方法と治療法を解説

ED治療に薬以外の選択肢はある?薬に頼らない改善方法と治療法を解説

勃起力の低下を感じても、「副作用が心配」「根本的な原因にも向き合いたい」と考え、ED治療薬の使用をためらう人もいるでしょう。

当院が実施したアンケートでも、ED治療薬をすぐに使用しなかった理由として「副作用が心配だった」と答えた人が56%、「自然に改善したかった」と答えた人が53%でした。

ED(勃起不全)は原因によって適した対処法が異なります。

生活習慣や心理的な要因が関係している場合には、運動や食生活の見直し、カウンセリングなど、薬に頼らない方法で改善が期待できることもあります。

一方で、薬以外の方法だけでは十分に改善できないケースもあるため、症状や原因に合わせて治療を行うことが大切です。

この記事では、EDの改善を目指す生活習慣や薬を使わない治療法、セルフケアで改善が期待できるケースと治療薬を検討した方がよいケースを解説します。

調査概要
  • 調査期間:2026年7月14日〜2026年7月15日
  • 調査対象:薬以外のED改善方法を試したことがある男性100名
  • 調査方法:インターネットアンケート調査

エミシアクリニックのオンライン診療

EDLP

EDの原因には、ストレスなどの心理的な要因や生活習慣、血管・神経の問題、服用中の薬の影響などがあります。

原因によって適した対処が異なるため、薬を使わない方法を希望する場合でも、まずは医師に症状や悩みを相談することが大切です。

エミシアクリニックでは、EDに関するオンライン診療を行っています。

オンライン診療では、生活習慣に関するアドバイスを受けることができ、治療薬が必要と判断された場合には、処方薬の配送まで対応しています。

予約は公式LINEから24時間受け付けています。通院する時間を取りにくい人や、対面での相談に抵抗がある人も、お気軽にご相談ください。



上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

薬以外の方法を検討する前に知っておきたいEDの原因

薬以外で改善が期待できるかどうかは、EDの原因によって異なるため、まずは原因を知ることが大切です。

EDの原因は、大きく分けて以下の4つがあります。

種類主な原因
心因性ED緊張・不安・ストレスなどの心理的要因
器質性ED血管・神経・ホルモンなど身体的要因
混合性ED心因性と器質性が組み合わさったもの
薬剤性ED服用中の薬が影響しているもの

たとえば、緊張やストレスなどの心理的な要因や、生活習慣が影響している場合は、カウンセリングや生活習慣の見直しによって改善が期待できることがあります。

一方で、血管や神経、持病が関係している場合は、診察や検査が必要になるケースもあります。

また、EDの原因はひとつとは限らず、複数の要因が関係している場合もあります。

自己判断だけで原因を見分けるのは難しいため、自分に合う対処法を知りたい場合は、医師に相談しましょう。

EDの原因や原因別の対処法について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【医師監修】ED(勃起不全)の原因とは?年代や心理的・身体的に分けて解説
トラウマが原因の心因性EDは治せる?勃たない原因や克服方法を解説
妻だけEDになるのはなぜ?悩む男性の割合や原因・治し方を解説

薬以外でED改善を目指す生活習慣

薬を使わずにEDの改善を目指す場合、取り組みやすい方法のひとつが生活習慣の見直しです。

EDの改善を目指すうえで見直したい生活習慣は、主に以下の6つです。

薬以外でED改善を目指す生活習慣

薬以外のED改善方法を試した男性100人へのアンケートでは、運動に取り組んだ人は66人、食生活を見直した人は60人でした。

薬以外のED改善方法を試した男性100人へのアンケート

一方で、薬以外の方法を試して効果を感じた人は34%と少数派でした。生活習慣の見直しによる変化や、効果を実感するまでの期間には個人差があります。

すぐに変化が見られない場合もあるため、無理のない範囲で継続できる方法から取り入れてみましょう。

適度な運動をする

適度な運動は、EDの改善を目指すうえで取り入れたい生活習慣のひとつです。

ウォーキングなどの有酸素運動には、全身の血流を促し、血管の健康を保つ働きがあります。

複数の研究を分析した報告でも、定期的な有酸素運動によって勃起機能の改善が期待できると示されています。

また、肥満や運動不足は、EDと関係する生活習慣病や動脈硬化のリスクを高める要因です。

運動を続けることは、適正体重の維持や血管の健康を保つうえでも役立ちます。

※出典:PubMed「Effect of aerobic exercise on erectile function: systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials」

EDと筋トレの関係について詳しくはこちら!
【医師監修】筋トレで勃起力は回復する?勃ちを良くする運動や必要な期間を解説

食生活を見直す

EDの改善を目指すうえでは、特定の食品や成分に頼るのではなく、栄養バランスのよい食事を続けることが大切です。

亜鉛やシトルリンなどの成分が注目されることもありますが、特定の食品やサプリメントだけでEDが改善するとは限りません。これらは不足している栄養を補うものとして考えましょう。

食事では野菜や魚などを取り入れ、脂質や塩分を摂りすぎないよう意識しましょう。

バランスのよい食生活は、肥満や高血圧、糖尿病など、EDと関係する生活習慣病の予防・改善にもつながります。

EDと食事の関係について詳しくはこちら!
食事でEDは治る?意識して摂りたい食べ物や改善に役立つ生活習慣

十分な睡眠をとる

EDの改善を目指すうえでは、十分な睡眠をとることも欠かせません。

睡眠不足や睡眠の質の低下は、勃起機能に影響する可能性があります。

睡眠が不足すると、自律神経やホルモンの働きが乱れ、テストステロンの低下につながることがあります。

たとえば、就寝・起床時間をなるべく一定にする、就寝前のスマートフォンの使用を控えるなど、眠りやすい環境を整えることが大切です。

ただし、必要な睡眠時間には個人差があります。睡眠時間だけでなく、目覚めたときに十分な休息を感じられるかも意識しましょう。

禁煙する

喫煙の習慣がある人は、EDの改善を目指すうえで禁煙に取り組みましょう。

喫煙は血管を収縮させ、陰茎への血流を妨げるため、EDの一因になります。

勃起するには、陰茎へ十分な血液が流れ込む必要があります。喫煙によって血管の働きが低下したり、動脈硬化が進んだりすると、勃起機能にも影響する可能性があります。

禁煙は、EDの改善を目指すだけでなく、心臓や血管などの全身の健康を守るうえでも大切です。

自分だけで禁煙するのが難しい場合は、禁煙外来などで相談するのもおすすめです。

過度な飲酒を控える

お酒をよく飲む人は、過度な飲酒を控えることを意識しましょう。

過度な飲酒は、勃起に関わる神経の働きを低下させ、勃起しにくくなる原因のひとつです。

一時的な飲みすぎによって勃起が妨げられるだけでなく、過度な飲酒が習慣化すると、ホルモンの働きや血管の健康に影響する可能性もあります。

アルコールによる影響には、体質や年齢、体調などによる個人差があります。まずは普段の飲酒量を把握し、飲みすぎている場合は量や頻度を減らしてみましょう。

また、自分だけで飲酒量を減らすのが難しい場合は、医療機関への相談も検討しましょう。

ストレスをため込まない

ストレスをため込まないことも、EDの改善を目指すうえで意識したい習慣です。

心理的なストレスや性行為への不安は、性的な興奮を妨げ、心因性EDの原因になることがあります。

一度うまくいかなかった経験から、「次も失敗するかもしれない」と緊張が強くなり、症状を繰り返す場合もあります。

ストレスや不安をやわらげる方法として、次のような取り組みが役立ちます。

  • 趣味や運動で気分転換する時間をつくる
  • 睡眠や休息を十分にとる
  • 話せる範囲でパートナーと悩みを共有する

ストレスを完全になくそうとする必要はありません。

無理なく続けられる方法を取り入れて、心身を休ませる時間を確保することが大切です。

不安や気分の落ち込みが強い場合や、性行為への緊張を自分だけではやわらげられない場合は、医師やカウンセラーに相談してみましょう。

薬以外で受けられるED治療法

生活習慣を見直しても変化が見られない場合は、医療機関で受けられる治療を検討する方法もあります。

ED治療薬以外の主な治療法は、以下のとおりです。

適した治療法は、EDの原因や症状、持病、治療に求めることなどによって異なります。

治療を希望する場合は、それぞれの特徴や注意点について医師から説明を受けたうえで検討しましょう。

なお、これらの治療法の多くは保険が適用されず、自由診療となります。

衝撃波治療

衝撃波治療は、陰茎に低出力の衝撃波を当て、血流の改善を目指す治療です。低強度体外衝撃波治療とも呼ばれます。

衝撃波によって血管の修復や血管新生(新しい血管がつくられること)が促され、陰茎への血流改善につながると考えられています。

主に、血管の問題が関係する軽度のEDに対して行われますが、効果には個人差があり、長期的な有効性は明らかになっていません

治療回数や実施方法は医療機関によって異なり、複数回の施術が必要になる場合もあります。

心理カウンセリング

心理カウンセリングでは、医師やカウンセラーとともに、不安や緊張などの心理的な要因を整理します。

性行為への不安や過去の失敗体験、パートナーとの関係などが背景にある心因性EDでは、改善が期待できる方法です。

カウンセリングや認知行動療法では、性行為や勃起に対する考え方を振り返り、過度な不安や緊張をやわらげていきます

必要に応じて、パートナーと一緒にカウンセリングを受ける場合もあります。

自分で行うストレス対策とは異なり、専門家の支援を受けながら、自分の状態に合った方法で心理的な要因に向き合える点が特徴です。

テストステロン補充療法

テストステロン補充療法は、不足しているテストステロンを補う治療です。

日本では、医療機関で定期的に筋肉注射を行う方法が一般的です。

加齢などに伴うLOH症候群(男性更年期)がEDの背景にある場合に、治療が検討されます。

LOH症候群では、EDや性欲の低下に加えて、疲れやすさ、気力の低下、気分の落ち込みなどが現れることがあります。

治療の適応は、問診や診察、血液検査などの結果をもとに医師が判断します。

治療を始めた後も、効果や副作用を確認するため、定期的な診察や検査が必要です。

EDとテストステロンの関係について詳しくはこちら!
EDとテストステロンの関係とは?テストステロン注射の効果や費用、ED治療薬との違い

陰圧式勃起補助具

陰圧式勃起補助具は、筒状の器具を陰茎に装着し、内部を陰圧にして血液を集める医療機器です。

陰茎の根元にリングを装着し、血液の流出を抑えることで勃起状態を維持します。

薬や注射を使わず、物理的な仕組みで勃起を補助する方法です。ED治療薬を服用できない場合や、内服薬を希望しない場合などに使用されます。

装着方法や使用時間を守る必要があるため、医師から使い方の説明を受けたうえで使用することが大切です。

陰茎海綿体注射(ICI)

陰茎海綿体注射(ICI)は、血管を広げる薬剤を陰茎の海綿体へ直接注射し、勃起を促す方法です。主にアルプロスタジルなどの薬剤が使用されます。

海外では、ED治療薬を服用できない場合や、内服薬で十分な効果が得られない場合などに行われています。

一方、日本ではアルプロスタジルの陰茎海綿体注射は、EDの診断を目的とした使用のみ承認されています。

EDの治療を目的とした使用は承認されていないため、一部の医療機関で自由診療として行われています。

注射後には、陰茎の痛みや出血、勃起が長時間続く持続勃起症などが起こる可能性があります。

治療を希望する場合は、国内での位置づけや副作用について医師から十分な説明を受けたうえで検討しましょう。

手術(陰茎プロステーシス)

陰茎プロステーシス手術は、陰茎の内部に人工の器具を埋め込み、性交に必要な硬さを得られるようにする外科治療です。

ED治療薬や陰圧式勃起補助具、陰茎海綿体注射など、ほかの治療で十分な効果が得られない場合に検討されます。

感染が起こる頻度は高くありませんが、感染した場合は機器の摘出が必要になることがあります。

また、機器は長期間の使用によって故障し、交換のための再手術が必要になる場合もあります。

身体への負担が大きく、治療前の状態へ戻すことが難しいため、医師から効果やリスクについて十分な説明を受けたうえで判断しましょう。

薬以外でEDの改善が期待できるケースと治療薬を検討すべきケース

薬以外の方法で改善が期待できるかどうかは、EDの原因や症状の程度によって異なります。

ここでは、以下の2つのケースに分けて解説します。

ただし、ここで紹介するケースはあくまで目安です。EDの原因を自己判断だけで見分けるのは難しいため、症状が続く場合は医師に相談しましょう。

生活習慣の改善で回復が期待できるケース

以下のような場合は、生活習慣の見直しや心理的なケアによってEDの改善が期待できる可能性があります。

  • 朝立ちや自慰のときには勃起できる
  • 特定の状況や相手との性行為で症状が現れる
  • 性行為への不安やストレスを感じている
  • 睡眠不足や運動不足、飲みすぎなど、生活習慣に見直せる点がある

朝立ちや自慰のときに勃起できる場合、身体的な機能は保たれており、心理的な要因が関係している可能性があります。ただし、これだけで心因性EDと判断することはできません。

生活習慣に見直せる点がある場合は、運動や食事、睡眠など、無理なく続けられる方法から始めてみましょう。

生活習慣の改善は、必要に応じて治療薬や他の治療と組み合わせることも可能です。

一方で、生活習慣を見直してもすぐに効果が出るとは限りません。症状が続く場合や悪化する場合は、セルフケアだけで済ませず、必ず医師に相談してください。

朝立ちと勃起の関係について詳しくはこちら!
朝立ちしない原因は年齢や生活習慣 | 改善策やセルフチェックの方法を医師が解説

早めに医療機関へ相談した方がいいケース

以下のような場合は、薬以外の方法だけにこだわらず、医療機関へ相談してみましょう。

  • 生活習慣を見直しても変化が見られない
  • 症状が続いている、または悪化している
  • 朝立ちや自慰のときにも勃起しにくい
  • 糖尿病や高血圧などの持病がある
  • できるだけ早く症状を改善したい
  • 悩みが日常生活やパートナーとの関係に影響している

アンケートでは、薬以外の改善方法を試して「あまり変わらなかった」または「悪化した」と回答した66人のうち、28人(42%)がその後にED治療薬を使用していました。

薬以外のED改善方法を試した男性100人へのアンケート

ただし、セルフケアで変化が見られない場合も、必ず治療薬が必要になるわけではありません。

医師に相談することで、EDの原因や状態を確認し、生活習慣の見直しを続けるか、治療薬を使用するかを検討できます。

ED治療薬について詳しくはこちら!
ED治療薬とは?効果や安全に使用するためのポイント、購入する際の注意点についても解説

エミシアクリニックのEDオンライン診療

生活習慣を見直しても変化が見られない場合や、できるだけ早く症状を改善したい場合は、医療機関を受診することも大切です。

医師に相談することで、症状や健康状態を踏まえ、自分に合った治療方法を検討できます。

アンケートでは、ED治療薬をすぐに使用しなかった理由として、42%の人が「病院を受診することに抵抗があった」と回答しました。

エミシアクリニックのオンライン診療はスマートフォンから受診できるため、通院する時間を取りにくい人や、対面での相談に抵抗がある人にも利用しやすいのが特徴です。

公式LINEでは24時間予約を受け付けています。セルフケアを続けるか、治療薬の使用を考えるべきか迷っている人は、お気軽にご相談ください。



薬以外のED治療に関するよくある質問

薬以外のED治療について、よく寄せられる質問は以下のとおりです。

薬以外の方法を検討する際は、治療内容に加えて、デメリットや市販品との違いも理解しておくことが大切です。

飲まないED治療とは何をする治療法ですか?

飲まないED治療とは、一般にED治療薬を口から服用せずに行う治療を指します。

主な治療法は、以下のとおりです。

  • 衝撃波治療
  • 心理カウンセリング
  • 陰圧式勃起補助具
  • 陰茎海綿体注射
  • テストステロン補充療法

ただし、陰茎海綿体注射やテストステロン補充療法は内服薬ではないものの、薬剤を使用する治療です。

治療ごとに適している人や注意点が異なるため、医師と相談しながら自分の原因や状態に合う方法を検討することが大切です。

飲まないED治療にデメリットはありますか?

飲まないED治療にも、以下のようなデメリットや注意点があります

  • 効果を実感するまでに時間がかかる
  • 自由診療が多く、費用がかかる
  • 効果には個人差がある
  • 治療によっては副作用や合併症のリスクがある

必要な費用や治療期間、想定されるリスクは治療法によって異なります

メリットだけでなくデメリットも確認し、医師と相談したうえで自分の状態や希望に合う方法を選びましょう。

市販薬やサプリはED薬の代わりになりますか?

市販されている精力剤やサプリメント、健康食品は、ED治療薬の代わりにはなりません

亜鉛やシトルリン、マカなどが注目されることもありますが、あくまで栄養を補うためのものであり、EDの治療を目的としたものではないためです。

EDの改善を目指す場合は、サプリメントだけに頼らず、生活習慣を見直したうえで、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。

市販のサプリについて詳しくはこちら
市販のサプリで勃起力は上がる?仕組みや成分、飲む際の注意点を医師が解説

EDは原因に応じた適切な治療選択が大切

EDは原因によって適した対処法が異なり、生活習慣の見直しや心理カウンセリングなど、薬に頼らない方法で改善が期待できる場合もあります。

運動や食事、睡眠などの見直しは取り組みやすい一方で、効果が現れるまでに時間がかかり、十分な変化が見られないこともあります。

また、衝撃波治療や陰圧式勃起補助具などの治療には、それぞれ異なる特徴や注意点があります。

EDの原因はひとつとは限らず、自己判断だけで見分けるのは困難です。

症状が続く場合や早めの改善を希望する場合は、薬以外の方法だけにこだわらず、医師に相談しましょう。

医師に相談することで、症状や健康状態を踏まえ、生活習慣の見直しを続けるか、治療薬を使用するかなど、自分に合った治療方法が見つけやすくなります。



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