ピルでニキビは治る?ホルモンの仕組みと肌荒れ改善効果を医師が解説 | 【公式】EMISHIA CLINIC 丨 エミシアクリニック

ピルでニキビは治る?ホルモンの仕組みと肌荒れ改善効果を医師が解説

ピルとニキビの関係|効果と副作用を徹底解説

「繰り返すニキビを根本から改善したい」という悩みに対して、ピルの服用が一つの選択肢として注目されています。

避妊薬という印象が強いピルですが、ホルモンバランスの調整を通じて、ニキビ改善にも期待できます。

ただし、ピルを飲めば、必ず肌がつるつるになるというわけではありません。

体質やホルモンの状態によっては、一時的に悪化するケースもあります。

だからこそ、正しい知識をもとに自分に合った対処法を選ぶことが大切です。

本記事では、ニキビとピルの関係性が気になる方に向けて、以下の内容を解説します。

ニキビに悩んでいる方は、改善方法の1つとしてぜひ参考にしてみてください。

ホルモンバランスを整えることも期待できる
低用量ピルならエミシアクリニック

【低用量ピル】エミシア 公式

エミシアクリニックでは、以下の効果が期待できる低用量ピルを処方しています。

  • ニキビや肌荒れの緩和
  • 腹痛や腰痛・だるさ・倦怠感の緩和
  • 生理日のコントロール
  • イライラや気分の落ち込みの軽減
  • 望まない妊娠の回避
  • 卵巣がん・子宮体がんのリスク低減

上記の通り、ピルは女性にとってメリットが多い薬のため、気になる方はオンラインからお気軽にご相談ください。



上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

ピルがニキビ改善効果に期待できるメカニズムを解説

ピルはニキビに効果がある?メカニズムを解説

ピルにはニキビを抑える可能性があり、その主な理由として以下が関係しています。

  • 皮脂分泌
  • ホルモンバランス

そもそもニキビの発生は、皮脂の分泌が増加して毛穴がつまり、アクネ菌が増殖することが要因です。

※参照:日本皮膚科学会

皮脂の分泌が増える原因の一つに、女性の体内にもある男性ホルモン(テストステロン)の増加があります。

ピルには女性ホルモンの安定及び男性ホルモンの分泌を抑える働きがあるため、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑える効果に期待できる仕組みです。

体内のホルモンバランスが整うまでには時間がかかるため、即効性はありません。

しかし、ピルを継続して服用することで、長期的な肌トラブルの改善が期待できるでしょう。

ニキビができる・悪化する場合も

ピルはニキビの改善に期待できる一方で、服用初期にニキビの悪化を感じるケースもあります。

悪化する理由として考えられるのは、以下の通りです。

  • 体内のホルモン環境が急激に変化するため
  • 皮脂の分泌を刺激するため
  • ピルの種類や成分が体に合っていないため

ただし、これは体が新しいホルモン環境に適応する過程で起こる自然な反応となります。

一時的である場合が多く、服用を継続することで落ち着いてくる場合がほとんどです。

ただし、以下のような場合は、体質に合っていない可能性も否定できません。

  • 飲み始めてから明らかに症状が悪化している
  • 赤みや炎症が強くなった

無理に飲み続けるのではなく、医師に相談して処方の見直しを検討しましょう。

※参照:厚生労働省食品安全委員会

ピルの変化を感じるには約3~6カ月の服用が必要

ピルの効果を実感するには、約3~6カ月ほどの継続服用が必要です。

ニキビ改善にはホルモンバランスの安定が欠かせないものの、体が変化に適応するまでには一定の時間がかかることを覚えておきましょう。

また、期間中に「効果がない」と感じても、自己判断で中止するのは避けてください。

症状が不安なときは、処方医に相談して対応策を話し合うことを推奨します。

薬を購入するたびに通院するのが難しい方には、「オンライン診療」がおすすめです。

エミシアクリニックでは、LINE診察を実施しており、自宅にいながらピルをご購入いただけます。



ニキビ改善に期待できるピルの種類と特徴

ニキビを改善したい方におすすめのピルは以下の3つです。

ニキビを抑える効果に期待できるピルの種類

いずれも男性ホルモンの働きを抑える成分が配合されており、皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。

エミシアクリニックでは、マーベロン・トリキュラーを扱っており、定期配送も可能です。

【関連記事】
低用量ピルの種類ついて詳しく知りたい方はこちら!
低用量ピルにはどんな種類がある?それぞれの違いや特徴・保険適用についても解説!

マーベロン

マーベロンは、男性ホルモンの分泌が増える男性化作用が起こりにくいとされているピルです。

マーベロンに含まれている「デソゲストレル」という黄体ホルモンの一種には、男性ホルモンを抑制する働きがあります。

※参照:神奈川県薬剤師会

ホルモンバランスの乱れが原因で繰り返すニキビに悩む方には、マーベロンの服用が有力な選択肢となるでしょう。

マーベロンついて詳しく知りたい方はこちら!
低用量ピル「マーベロン」の特徴まとめ!効果や飲み方・副作用を医師が解説

トリキュラー

トリキュラーは、ホルモンの配合量が3段階で変化する「3相性タイプ」の低用量ピルです。

体内の「エストロゲン」と、黄体ホルモンを人工的に合成した「プロゲスチン」のバランスを安定させることで、ニキビを抑える効果に期待できます。

特に生理前に肌が荒れやすい方は、ホルモンバランスの安定によるメリットを感じやすいでしょう。

トリキュラーについて詳しく知りたい方はこちら!
トリキュラーってどんな薬?21と28の違いや効果・副作用について解説!

ヤーズ

ヤーズは第4世代の超低用量ピルで、むくみやニキビが気になる方におすすめです。

有効成分である「ドロスピレノン」には、抗ミネラルコルチコイド作用があり、ホルモンの一種・アルドステロンの働きを抑えます。

性ホルモンの作用を弱める働きも併せ持つため、皮脂の分泌をコントロールし、ニキビや吹き出物の予防につながるでしょう。

また、余分な水分の排出を促すため、むくみや体重増加を防ぐ効果も期待できます。

さらに、他のピルと比較してホルモン量が少なく、副作用が少ない点もメリットです。

ニキビ対策だけでなく、PMS(月経前症候群)やむくみに悩む方にも適した選択肢となるでしょう。

ニキビ改善に向けてピルを服用するときの受診・処方の流れ

ピルによるニキビ改善を目指すには、適切な診察と継続的な服用が欠かせません。

たとえば、エミシアクリニックでは以下のような流れで処方を行っています。

  1. LINEで簡単診断
  2. 医師とのオンライン診察
  3. ピルの処方と配送
  4. 生理開始からピルの服用を開始

通院しなくても、オンラインで体調や肌状態の問診に答えるだけで処方が可能です。

副作用のリスクや効果を感じるまでの目安も説明するため、安心してスタートできます。

また診療後、ピルは自宅にポスト投函で届きますが、定期便プランを利用すればうっかり切らすこともありません。

まずは1カ月のお試しからスタートし、継続できそうならお得な定期便プランに切り替えるのもおすすめ。

LINEからいつでも申し込めるため、ぜひ気軽に始めてみてください。



ニキビの抑制以外でピルに期待できる肌荒れ以外の効果

ニキビの抑制以外でピルに期待できる効果には、以下のものがあります。

  • 生理不順の改善
  • 生理痛が軽くなる
  • 生理周期を調整できる
  • 卵巣がん・子宮体がんのリスクを減らす
  • 腹痛・腰痛・倦怠感の改善
  • PMSを軽くする
  • 望まない妊娠を回避する

ピルには生理周期を整える働きがあり、服用した次回の生理から周期が安定する場合が多いです。

排卵が抑制されることで、子宮内膜の増殖が抑えられて厚くなりにくく、子宮の収縮運動が抑えられて生理痛が軽減することも。

また旅行などの際に生理が被らないよう、タイミングを調整したい場合にも有効と言えます。

エミシアクリニックでは、予約不要で今からでもオンライン診療を受けていただけます。

3分で完了でき、診察料や送料も無料なので、ピルが気になる方はぜひお試しください。



ピルで生理をずらす方法について詳しくはこちら!
ピルで生理をずらす方法は?副作用・リスクを知り月経を正しくコントロールしよう!

ピルの服用がおすすめな人の特徴

以下では、ニキビ治療を目的としたピルの服用がおすすめな人の特徴をまとめました。

  • ニキビが繰り返し発生してしまう人
  • 塗り薬でもニキビが治りづらい人
  • 皮脂の分泌量が多くニキビが出やすい人
  • 生理に伴う不調でニキビや肌荒れが起こりやすい人

元から皮脂の分泌量が多い人も、ピルの服用で皮脂の量を調整できれば、肌の状態が改善する場合があります。

生理の際に不調になりやすく、ニキビや肌荒れが起こりやすい人も、ピルを服用してホルモンバランスを整えましょう。

ピルとニキビに関してよくある質問

以下では、ピルとニキビに関してよく抱かれる疑問と回答をまとめました。

ニキビの治療をしたい・ニキビ跡の治療法を探している方は、ぜひ確認してください。

ピルの服用をやめたらニキビは再発する?

低用量ピルの服用をやめると、ニキビが再発するケースはあり得ます。

ピルの作用でホルモンバランスが整っている間は出にくいですが、やめた後にホルモンバランスが乱れれば再発する可能性は否めません。

ニキビができないようにするには、肌を清潔に保ったり、食事改善などで過剰な皮脂をコントロールしましょう。

ピル以外のニキビ治療法と併用は可能?

結論、併用は可能なため、以下のような治療法も行うことを推奨します。

  • イソトレチノイン
  • 抗生物質
  • フォト治療
  • レーザー治療
  • ダーマペン
  • ケミカルピーリング

ピルは元々ニキビ用の薬ではないため、併用することでより変化を感じやすいでしょう。

ただし治療法や併用のルールは、ニキビの状態や体質により異なるので、事前に医療機関で相談してみてください。

ピルに副作用はある?

ピルは比較的安全性の高い薬とされていますが、体質や体調によっては副作用が出る可能性もあります。

代表的な初期症状は以下の通りです。

  • 吐き気
  • めまい
  • むくみ
  • 体重増加
  • 不正出血
  • 乳房のはり
  • 血栓症などが起こる

これらの多くは服用開始から数週間で落ち着くことがほとんどです。

ただし、ごくまれに血栓症(血管内に血のかたまりができる病気)などの重篤な副作用が起こることもあります。

足のむくみや痛み・息苦しさを感じた場合は、すぐに医師へ相談しましょう。

※出典:日本産婦人科学会

ピルの副作用について詳しくはこちら!
低用量ピルの副作用は怖い?デメリットと各対策を徹底解説

ピル服用中にタバコ・アイコスを喫煙してもいい?

ピル服用中の喫煙は控えることが推奨されています。

タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があり、ピルとの併用で血栓症のリスクが高まる可能性があるためです。

これは加熱式タバコ(アイコスなど)にも同様のリスクがあると考えられており、安全とは言い切れません。

特に35歳以上で喫煙習慣がある場合は、ピルの服用を控えるか医師と慎重に相談しましょう。

 ニキビ改善を目的とする場合も、健康リスクと向き合ったうえでの選択が求められます。

喫煙中でピルの服用をご検討の方はこちらもご覧ください
ピルとタバコの関係性を医師が解説【喫煙者が知るべきリスク】

ピルはニキビ・肌荒れの改善を期待できる選択肢のひとつ

ピルはあくまでホルモンバランスを整えるための薬であり、美肌効果やニキビ跡の改善を直接的に狙うものではありません。

しかし、繰り返すニキビや生理前の肌荒れなど、ホルモン変動が原因の肌トラブルには効果が期待できます。

体質に合えば肌のコンディションが安定し、「根本的にニキビを改善したい」と考える方にとって良い選択肢となるでしょう。

効果や副作用には個人差があるため、自己判断ではなく医師と相談しながら、自分に合った治療方法を見つけていくことが大切です。

エミシアクリニックでも低用量ピルのオンライン診療を受け付けているため、購入を検討している方はぜひ一度ご相談ください。



side_reservation side_reservation
side_reservation
side_reservation