「避妊に失敗したかもしれない」「今すぐどうにかしなきゃ」と、突然の不安に戸惑っていませんか?
アフターピル(緊急避妊薬)は、いざというときすぐに必要になる薬です。
しかし、購入経験がない人にとっては「どこでどうやって手に入れればいいの?」という疑問や不安も多いはず。
そこで本記事では、アフターピルが買える場所や方法をわかりやすく解説します。
また、最近始まった薬局での試験販売の現状から、すぐ手元に届くオンライン診療の活用法もまとめました。
緊急時に役立つ最新情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
- 実施期間:2025年5月20日~2025年5月21日
- 調査対象:アフターピルを購入したことがある女性100名
- 調査方法:インターネットアンケート調査

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任
アフターピル(緊急避妊薬)はどこに売ってる?
前提として、緊急避妊薬(アフターピル)は市販されていません。
原則処方せんが必要な緊急避妊薬のため、医療機関を通じて処方を受ける必要があります。
移動時間はかかるものの、診察を受けた当日に処方を受けられるケースも多く、早期対応が可能です。
また、現在では以下のような人におすすめのオンライン診療サービスも広く展開されています。
- 急いでいるのに診察に時間がかかりそう
- 仕事が忙しく診察の予定を合わせるのが難しい
- 対面で処方してもらうのが気まずい
- 周囲に服用したことをバレたくない
実際にオンライン診療を利用した女性へのアンケートでは、半数以上が「満足した」と回答しています。

- 満足:62%
- 普通:26%
- とても満足:12%
- やや不満:0%
- 不満:0%

予約も診察も簡単で、待ち時間や行く時間を省くことができました。
30代女性

医師に相談後、自宅に届くまでが早く、匿名の梱包でプライバシー保護にも配慮されていたのがありがたかったです。
20代女性
エミシアクリニックでも、オンライン診療を実施しており、LINEから問診票を送信するだけで診察を受けられます。
さらに19時までに決済を完了すれば当日配送※もできるので、緊急時にもすぐ入手可能です。
※関東エリアのみ
※アフターピルのオンライン診療について詳しく知りたい人はこちら
アフターピルの市販が試験的に開始している
2023年11月からは、一部の薬局でアフターピルの試験販売も開始されています。
今後予期せぬ妊娠の可能性が生じた際、処方せんなしに緊急避妊薬を適切に利用できる仕組みを検討するために行われているようです。
ただし誰でも自由に購入できるわけではなく、以下のような試験販売の条件を満たす必要があります。
- 16歳以上であること(16歳以上18歳未満の場合は保護者の同意が必要)
- 電話での事前予約が必要
- 薬剤師との面談に同意すること
- 調査研究(アンケート)への参加に同意すること
また、試験販売を行っている薬局は全国で336店舗に限られています。
気になる人はまず、お近くの薬局・ドラックストアが対象店舗かどうか確認しましょう。
取り扱い薬局を知りたい人は、試験販売への同意をすると対象店舗を確認できます。
試験販売は2025年5月現在も継続されており、今後は販売薬局を増やすことも検討されているようです。
※参照:読売新聞オンライン、Yahoo!ニュース
アフターピルを服用している人の購入方法を独自調査
エミシアクリニックでは、アフターピルを服用したことがある女性を対象に、購入方法に関する独自アンケートを実施しました。
まず「アフターピルをどこで入手しましたか?」という質問では、以下のような結果となりました。

- 病院・クリニック:71%
- オンライン診療:22%
- 通販サイト:4%
- 処方せんをもらって薬局で購入:3%
この結果から、多くの人が病院・クリニックでの対面診療を選択していることがわかります。
しかし、オンライン診療を選ぶ人も5人に1人以上という割合を占めており、ニーズの高さがうかがえます。
また、「購入を決めた理由」については以下のような回答が寄せられました。
- すぐに必要だった:49人
- 通院の時間がなかった:19人
- 医師に相談したかった:18人
- 周囲に知られたくなかった:7人
- 費用を抑えたかった:3人
今回の調査でアフターピル利用者は、迅速さ・利便性・プライバシー配慮といった要素を重要視していることが明らかになりました。
病院・クリニックでの対面診療が依然として主流ではありますが、オンライン診療は現代のニーズに合った有効な選択肢です。
迅速かつ安心してアフターピルを入手したい人にとって、非常に心強い手段となるでしょう。
アフターピル(避妊薬)は薬局やドラックストアでは買えない
緊急時には「とにかく急いでるから、マツキヨやツルハドラッグで買えないかな?」と考える人も多いです。
しかしアフターピル(緊急避妊薬)は市販されておらず、ドラッグストアで自由に購入することはできません。
ただし、医師の診察を受けて処方せんをもらっていれば、調剤薬局での受け取りも可能となっています。
店舗に行けばすぐ買えるというわけではないので、事前に病院の受診やオンライン診療を利用しましょう。
マツキヨやツルハドラッグなどの薬局販売状況一覧
以下では、代表的なドラッグストアチェーンにおけるアフターピルの取り扱い状況をまとめました。
店舗 | 販売状況 |
---|---|
マツモトキヨシ | 販売なし |
ツルハドラッグ | 一部の店舗で緊急避妊薬の取り扱いを開始 |
ウエルシア | 販売なし |
スギ薬局 | 販売なし |
どの店舗も「処方箋があれば受け取れる」という点では共通していますが、事前に在庫状況を確認しておくとより安心です。
アフターピル(避妊薬)をネットや通販で購入するリスク

インターネット上では、処方せんなしでアフターピルを購入できるサイトも存在しますが、利用はおすすめできません。
ネット通販でのアフターピル購入には、いくつかの重大なリスクがあります。
- 偽造品や品質の保証されていない製品のリスクがある
- 適切な医学的判断なしに使用することで、健康被害のリスクがある
- 個人輸入の場合、法的に問題があるリスクがある
- 個人情報の漏洩リスクがある
正規の流通経路を通っていない医薬品は、品質や安全性が保証されていないため、重大な健康被害を引き起こす可能性があります。
実際に厚生労働省の発表では、ネット通販で購入した医薬品による健康被害の報告が増加しており、中には重篤な副作用や望まない妊娠につながっているケースも。
安全性と効果を確保するためにも、必ず医師の診察を受け、適切な指示のもとで使用することが重要です。
オンライン処方なら、アフターピルをいつでもどこでも買える

アフターピルを取り扱う薬局は限られているため、手軽に入手したい人にはオンライン診療の利用がおすすめです。
スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受け、薬の処方まで完了できるサービスで、近年急速に普及しています。
オンライン処方の主なメリットは、以下の通りです。
- 自宅など時間と場所を選ばずに診療を受けられる
- プライバシーが守られる環境で診療を受けられる
- 待ち時間なく、スムーズに診療を受けられる
- 処方されたアフターピルを最短で当日中に受け取れる場合もある
厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、産婦人科医または所定の研修を受けた医師が、初診からオンラインで対応することが認められています。
アフターピルの効果やオンライン診療についてさらに詳しく知りたい人はこちら
アフターピルのオンライン診療は怪しい?即日届く安全な購入方法を解説
アフターピルの値段は病院とオンラインで違う?
アフターピル(避妊薬)の価格は、以下のように購入方法によって若干の違いがあります。
病院での処方 | 7,000円〜15,000円程度 (初診料・診察料を含む) |
オンライン診療 | 8,000円〜12,000円程度 (診療料・送料を含む) |
薬局での試験販売 | 7,000円〜9,000円程度 |
自由診療のアフターピルは保険が適用されないため、クリニックによって価格に差があります。
事前に公式サイトなどで金額を確かめた上で受診するといいでしょう。
ピルの値段が気になる人は以下の記事もご覧ください。
避妊目的で購入するピルの値段はどれくらい?保険適用の有無や購入方法を解説
アフターピル(緊急避妊薬)の種類と特徴

アフターピル(緊急避妊薬)には複数の種類がありますが、主に以下が使用されることが多いです。
種類(主成分) | 特徴 |
---|---|
ノルレボ (レボノルゲストレル) | ・1回1錠を服用 ・性交後72時間以内に服用 ・避妊成功率:約98% |
エラワン (ウリプリスタル酢酸エステル) | ・1回1錠を服用 ・性交後120時間以内に服用可能 ・避妊成功率:約98% |
ヤッペ法 (プラノバール配合錠) ※ヤッペ法は中用量ピル | ・12時間おきに2回服用 ・性交後72時間以内に服用開始 ・避妊成功率:約96% |
国内で承認されている国内正規品は、ノルレボ(ジェネリック医薬品はレボノルゲストレル)だけです。
エラワンのほかにもマドンナ・ポスティノーなどがありますが、海外製品になります。
また、ヤッペ法はアフターピルを使用できない人向けに中用量ピルを使って避妊を行うもので、かつては最も主流の緊急避妊方法でした。
それぞれの薬によって効果や副作用・服用のタイミングが異なるため、どの薬を選択するかは個々の状況や医師の判断によって決められます。
オンライン診療を利用する場合も、医師とよく相談して自分に合った薬を処方してもらいましょう。
アフターピル(緊急避妊薬)を使用する際の注意点
アフターピルを安全かつ効果的に使用するためには、以下のような注意点があります。
正しい知識を持つことで緊急時に適切な対応ができるようになるので、詳しく見ていきましょう。
処方されたら早めに・正しく服用する
アフターピルは、性交後できるだけ早く服用することが重要です。
日本産科婦人科学会のガイドラインによると、服用が遅れるほど避妊効果が低下することが判明しています。
例えば、レボノルゲストレルの時間経過による効果の変化は以下の通りです。
- 24時間以内:95%の避妊効果
- 24-48時間:85%の避妊効果
- 48-72時間:58%の避妊効果
※出典:日本産科婦人科学会のガイドライン
72時間以内に服用することが大切なので、できるだけ早く受診することをおすすめします。
医師の指示通りに正しく服用することも重要なため、用法・用量は守るようにしましょう。
また、万が一2時間以内に吐き出してしまった場合は、体内に吸収されていない可能性が高いのでもう一度服用してください。
事前にアフターピルを2錠処方するクリニックもあるため、心配な人は医師へ相談しましょう。
アフターピルについてさらに詳しく知りたい人はこちら!
【効果と仕組み】
アフターピル(緊急避妊薬)の効果と避妊の仕組みとは?
アフターピル(緊急避妊薬)で避妊できる確率は?
【服用のタイミング】
アフターピルはいつまでに飲むべき?
副作用に注意する

アフターピルには主に以下のような副作用があります。
- 吐き気・嘔吐
- 眠気
- 倦怠感
- 頭痛
- 下腹部痛
- 便がゆるくなる
- むくみ
- 不正出血
アフターピルは服用後、約2時間から4時間で吸収され、24時間ほどで体の外へ排出されます。
そのため、不正出血以外の副作用については1日程度で改善されることが多いです。
ただし体に合う・合わないもあるので、不安な点があれば必ず受診してください。
エミシアクリニックではアフターピルの処方とは別に、吐き気止めを無料で処方しています。
また、副作用が辛いときにオンラインで医師相談を受けられるなど、手厚いフォローも行っているのでお気軽にご相談ください。
アフターピルの副作用について詳しくはこちら!
アフターピルの副作用はいつからいつまで?不妊に繋がる説や生理への影響なども解説!
効果があったかを月経で確認する
アフターピルの効果は、次の月経が来ることで確認できます。
アフターピル服用後、服用から1〜2週間以内に月経が始まることが多いので、通常通り生理になったら安心できるでしょう。
ただし、以下の場合は注意が必要です。
- 月経の時期や量が通常と異なる場合がある
- 月経が予定日より1週間以上遅れる場合は妊娠の可能性がある
- 不正出血が起こることがある
月経が予定日より1週間以上遅れる場合は、妊娠の可能性があるため妊娠検査をすることをおすすめします。
また不正出血が起こることがありますが、これは生理ではないので見極めに注意が必要です。
月経が来ない、または通常と大きく異なる症状がある場合は、医療機関を受診して確認してください。
生理不順で効果が分からない人は、約3週間後に対面受診をして妊娠していないか診てもらいましょう
避妊に成功したか確認する方法は以下でも詳しく解説しています。
アフターピル服用後に避妊に成功したか確認する方法|副作用や失敗の原因を解説
「アフターピルはどこで買える?」と合わせてよくある質問
ここでは、避妊薬の購入に関するよくある質問とその回答をまとめました。
これらの情報を参考に、自分に合った最適な避妊薬の入手方法を見つけてください。
アフターピルは誰でも買える?
アフターピルは、適切な使用と安全性を確保するため、服用する本人(女性)しか購入できません。
アフターピルの処方にはカウンセリングと説明が必要であり、パートナーや家族による代理購入はできないので注意しましょう。
一部の産婦人科・婦人科では、付き添い自体が不可なこともあるので、男性が付き添いたい場合は公式サイトや電話で問い合わせしてください。
また、未成年は保護者の同意が必要な場合もあるので、事前にご家族に相談の上で受診するのがおすすめです。
オンライン診療サービスを利用する場合も、本人確認の手続きが必要ですが、プライバシーに配慮した方法で行われます。
エミシアクリニックではLINEを使った本人確認方法を採用しており、利用時の負担を軽減しながら管理を行っているので、安心してご利用ください。
アフターピルの代わりになる市販薬はある?
現在日本では、アフターピルの代わりになる市販薬の販売はありません。
アフターピルは医療用医薬品に分類されているため、必ず医師の処方が必要です。
市販の避妊具(コンドームなど)は入手可能ですが、事前の避妊方法となるためアフターピルとは異なります。
緊急避妊が必要な場合は、医療機関やオンライン診療で適切な処方を受けてください。
アフターピルを飲んだあとに体調不良が続く理由は?
アフターピルには副作用がありますが通常は1日程度で解消されるため、体調不良が続く場合は別の原因がある可能性があります。
特にアフターピルは避妊効果に期待できるものの、性感染症を予防する効果はありません。
もし以下のような症状や変化がある場合は、性感染症の可能性があります。
- おりものの増加・臭いやかゆみ
- 不正出血
- 外陰部のかゆみ・発疹・痛み
また、口の中の水泡や全身の発疹・発熱やリンパ腺の腫れなど、風邪に近い症状が起こる場合もあります。
アフターピル服用後の体調不良の原因が分からず、悩んでいる人は、処方された病院もしくはオンライン診療で医師に相談してみてください。
アフターピル以外の避妊方法(女性用避妊具など)はある?
避妊方法には、アフターピル(緊急避妊薬)以外にも、以下のようにさまざまな種類があります。
種類 | 使い方 |
---|---|
種類 | 使い方 |
コンドーム | 性行為時に使用するゴム 子宮内への精子の侵入を防ぐ |
避妊リング (IUD:子宮内避妊具) | 子宮内に小さな避妊具を挿入 子宮内への受精卵の着床を防ぐ |
避妊パッチ | ホルモンを含むパッチを週に一回身体に貼る |
ペッサリー | ドームの形をしたゴム製のカップ 子宮頚部にかぶせて子宮内への精子の侵入を防ぐ |
低用量ピル | 経口避妊薬 含まれるホルモンにより排卵を抑える |
IUDやペッサリーは長期的な避妊効果が期待できるものの、医療機関で挿入してもらう必要があります。
避妊パッチや低用量ピルは2種類の女性ホルモンを含んでおり、体内のホルモン作用で避妊を促すものです。
特に、低用量ピルは毎日同じ時間に服用することで、避妊はもちろん以下のような効果にも期待できます。
- 生理痛の緩和
- 生理(月経)のコントロール
- 肌荒れの軽減
- 子宮内膜症や子宮筋腫のリスク軽減
- 月経前症候群(PMS)の症状緩和
避妊の予防策としてだけでなく、女性にとって嬉しい効果に期待できるため、気になる人はぜひご相談ください。
アフターピルをどこで買うか困ったら、オンライン診療がおすすめ
アフターピル(避妊薬)の購入方法に迷っている人は、エミシアクリニックのオンライン診療サービスをご活用ください。
24時間365日いつでも診療予約ができ、プライバシーに配慮した環境で購入可能です。
エミシアクリニックには以下のような魅力があります。
- LINEを使った簡単予約と診療
- 対面診療と変わらない丁寧な診察
- 最短1時間で発送
- 吐き気止めの同時処方が無料で可能
- アフターフォローの充実
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診察前に医師へ無料相談もできるので、まずはお気軽にLINEのお友達追加をしてみてください。