アフターピルって結局どこで買えるんだろう?
いざというときに備えたい方から今すぐ必要な方まで、購入したことがなければ、一度は困る問題だと思います。
そこで本記事では、緊急避妊薬(アフターピル)を買える場所やすぐ入手できる方法について詳しく解説します。
薬局やドラッグストアでの試験市販の状況のほか、購入時の注意点も紹介しているので、必要な方にはすぐに購入いただける内容になっています。

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任
緊急避妊薬(アフターピル)は市販されている?
緊急避妊薬(アフターピル)は原則、市販されていません。
医療用医薬品に分類されているため、購入には医療機関での診察と医師による処方せんが必要です。
ただ、一部の薬局ではアフターピルの一般販売が試験的に開始されており、手軽に購入できるケースもあります。
原則処方箋(医師の診察)が必要
アフターピルは、原則として処方箋が必要な緊急避妊薬です。
産婦人科や内科などの医療機関や、オンライン診療サービスを通じて処方を受ける必要があります。
医療機関での受診は移動時間こそかかるものの、診察を受けた当日に処方を受けられるケースが多く、早期対応が可能です。
また、現在ではオンライン診療サービスも広く展開されています。
- 急いでいるのに、診察に時間がかかりそう
- 診察の予定を合わせるのが難しい
- 対面で処方してもらうのが気まずい
- 予約を取るのが面倒
そんな方におすすめなのが、通院せずにアフターピルが購入できるオンライン診察という選択肢です。
例えばエミシアクリニックでは、LINEから問診票を送信するだけでオンライン診療を受けられます。
さらに19時までに決済を完了すれば当日配送※もできるので、緊急時にもすぐ手元に届くのが特徴です。
※関東エリアのみ
アフターピルのオンライン診療について詳しく知りたい方はこちら
>>24時間受付のオンライン処方なら、避妊薬をいつでもどこでも買える
アフターピルの市販が試験的に開始している
2023年11月から、一部の薬局でアフターピルの試験販売が開始されました。
厚生労働省の発表によるとこの試験販売は、今後予期せぬ妊娠の可能性が生じた際に処方箋なしに緊急避妊薬を適切に利用できる仕組みを検討するために行われています。
ただし誰でも自由に購入できるわけではなく、以下のような試験販売の条件を満たさなければなりません。
- 16歳以上であること(16歳以上18歳未満の場合は保護者の同意が必要)
- 電話での事前予約が必要
- 薬剤師との面談に同意すること
- 調査研究(アンケート)への参加に同意すること
また、試験販売を行っている薬局は全国で145店舗に限られています。
気になる方はまずはお近くの薬局・ドラックストアが対象店舗かどうか確認してください。
取り扱い薬局を知りたい方は、試験販売への同意をすると対象店舗を確認できます。
※この試験販売は2024年3月末まで実施される予定でしたが、2025年4月現在も継続されており、今後は販売薬局を増やすことも検討されているようです。
※参照:読売新聞オンライン
緊急避妊薬(アフターピル)は薬局やドラッグストアで買える?
アフターピルの入手方法を正しく理解することで、緊急時に適切な対応ができるようになります。
それぞれの特徴と注意点を詳しく見ていきましょう。
マツキヨやツルハドラッグなどの薬局販売状況一覧
マツキヨやツルハドラッグなどの大手ドラッグストアチェーンでは、現在のところアフターピルの一般販売は行われていません。
ただし、多くの店舗で処方せんがあれば調剤薬局での受け取りが可能となっています。
店舗 | 販売状況 |
---|---|
マツモトキヨシ | 販売なし ※処方せんがあれば調剤薬局で受け取れる |
ツルハドラッグ | 一部の店舗で緊急避妊薬の取り扱いを開始 ※医師の処方せんが必要 |
ウエルシア | 販売なし ※処方せんがあれば調剤薬局で受け取れる |
スギ薬局 | 販売なし ※処方せんがあれば調剤薬局で受け取れる |
必ず処方せんが必要となるので、試験販売のように医師の診断なしでの購入はできません。
ネット通販の購入はおすすめしない

インターネット上では、処方せんなしでアフターピルを購入できるサイトが存在しますが、これらの利用はおすすめできません。
ネット通販でのアフターピル購入にはいくつかの重大なリスクがあります。
- 偽造品や品質の保証されていない製品のリスクがある
- 適切な医学的判断なしに使用することで、健康被害のリスクがある
- 個人輸入の場合、法的に問題があるリスクがある
- 個人情報の漏洩リスクがある
正規の流通経路を通じて入手されたものではない医薬品は、品質や安全性が保証されていないため、重大な健康被害を引き起こす可能性があります。
実際に厚生労働省の発表によると、ネット通販で購入した医薬品による健康被害の報告が増加しており、中には重篤な副作用や望まない妊娠につながるケースも。
参照:政府広報オンライン・厚生労働省「健康被害情報」
安全性と効果を確保するためにも、必ず医師の診察を受け、適切な指示のもとで使用することが重要です。
24時間受付のオンライン処方なら、避妊薬をいつでもどこでも買える

アフターピルを取り扱う薬局は限られているため、手軽に入手したい方にはオンライン診療の利用がおすすめです。
オンライン診療は、スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受け、薬の処方まで完了できるサービスで、近年急速に普及しています。
オンライン処方の主なメリットは、以下の通りです。
- 自宅など時間と場所を選ばずに診療を受けられる
- プライバシーが守られる環境で診療を受けられる
- 待ち時間なく、スムーズに診療を受けられる
- 処方されたアフターピルを最短で当日中に受け取れる場合もある
厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、産婦人科医または所定の研修を受けた医師が、初診からオンラインで対応することが認められています。
また、エミシアクリニックでは24時間オンライン診療を受け付けており、急いでいるときでも予約を取りやすい点で安心です。
以下のようにLINEを追加して問診票を記入するだけで、安心・スムーズに処方まで完了。
- 公式サイトからLINEアカウントを友達追加
- LINEで診療予約を行う
- オンライン問診に回答
- 医師とのLINEチャット診療(希望者は電話診療も可能)
- 処方された薬の発送手続き
- 最短1時間で薬局での受け取りまたは自宅への配送
梱包には中身が分からないよう十分配慮されており、ポスト投函対応のため不在時でも受け取りが可能です。
LINE診療なら5分で医師に無料相談ができるので、「診察を受けてもいいのか不安」という方もまずは気軽に利用してみてください。

アフターピルの効果やオンライン診療についてさらに詳しく知りたい方はこちら
>>アフターピルのオンライン診療は即日届く!いつでも自宅から簡単にスマホで診察
アフターピル(緊急避妊薬)の種類と特徴

アフターピル(緊急避妊薬)には複数種類がありますが、主に以下が使用されています。
種類 (主成分) | 特徴 |
---|---|
ノルレボ (レボノルゲストレル) | ・1回1錠を服用 ・性交後72時間以内に服用 ・避妊成功率:約98% |
エラワン (ウリプリスタル酢酸エステル) | ・1回1錠を服用 ・性交後120時間以内に服用可能 ・避妊成功率:約98% |
ヤッペ法 (プラノバール配合錠) ※ヤッペ法は中用量ピル | ・12時間おきに2回服用 ・性交後72時間以内に服用開始 ・避妊成功率:約96% |
アフターピルに関する基本情報をスキップしたい方はこちら
>>「アフターピルはどこで買える?」と合わせてよくある質問
国内で承認されている国内正規品は、ノルレボ(ジェネリック医薬品はレボノルゲストレル)だけです。
エラワンのほかにもマドンナ・ポスティノーなどがありますが、これらは海外製品になります。
またヤッペ法はアフターピルを使用できない方向けに中用量ピルを使って避妊を行うもので、かつては最も主流の緊急避妊方法でした。
それぞれの薬には効果や副作用・服用のタイミングが異なるため、どの薬を選択するかは個々の状況や医師の判断によって決められます。
オンライン診療を利用する場合も、医師とよく相談して自分に合った薬を処方してもらいましょう。
国内正規品ののノルレボについて詳しく知りたい方はこちら
>>ノルレボ(アフターピル)とは?緊急避妊薬の成功率や効果・副作用・服用方法まで解説
緊急避妊薬(アフターピル)を使用する際の注意点
アフターピルを安全かつ効果的に使用するためには、以下のような重要な注意点があります。
正しい知識を持つことで緊急時に適切な対応ができるようになるので、詳しく見ていきましょう。
処方されたら早めに・正しく服用する
アフターピルは、性交後できるだけ早く服用することが重要になります。
日本産科婦人科学会のガイドラインによると、服用が遅れるほど避妊効果が低下することが判明しており、例えばレボノルゲストレルでは以下の通りです。
- 24時間以内:95%の避妊効果
- 24-48時間:85%の避妊効果
- 48-72時間:58%の避妊効果
概ね72時間以内に服用することが大切なので、できるだけ早くに受診することをおすすめします。
また医師の指示通りに正しく服用することも大切なので、用法・用量を守るようにしましょう。
万が一2時間以内に吐き出してしまった場合は、体内に吸収されていない可能性が高いのでもう一度服用してください。
事前にアフターピルを2錠処方するクリニックもあるため、心配な方は医師へ相談しましょう。
アフターピルをいつまでに服用すべきかさらに詳しく知りたい方はこちら
>>アフターピルはいつまでに飲むべき?副作用の期間・服用の注意点も詳しく解説!
副作用に注意する

アフターピルには主に以下のような副作用があります。
- 吐き気・嘔吐
- 眠気
- 倦怠感
- 頭痛
- 下腹部痛
- 便がゆるくなる
- むくみ
- 不正出血
アフターピル服用後は2時間から4時間で吸収され、24時間ほどで体の外へ排出されます。
不正出血以外の副作用については1日程度で改善されるでしょう。
ただしアフターピルが体に合う・合わないもあるので、不安な点があれば必ず受診してください。
エミシアクリニックではアフターピルの処方とは別に、吐き気止めを無料で処方することが可能です。
また副作用が辛いときにオンラインで医師相談を受けられるなど、手厚いフォローも行っているのでお気軽にご相談ください。
ピルの効果があるかを月経で確認する
アフターピルの効果は、次の月経が来ることで確認できます。
アフターピル服用後、服用から1〜2週間以内に月経が始まることが多いので、通常通り生理になったら安心できるでしょう。
ただし、以下の場合は注意が必要です。
- 月経の時期や量が通常と異なる場合がある
- 月経が予定日より1週間以上遅れる場合は妊娠の可能性がある
- 不正出血が起こることがある
月経が予定日より1週間以上遅れる場合は、妊娠の可能性があるため妊娠検査をすることをおすすめします。
また不正出血が起こることがありますが、これは生理ではないので見極めに注意が必要です。
月経が来ない、または通常と大きく異なる症状がある場合は、医療機関を受診して確認してください。
生理不順で効果が分からない方は、約3週間後に対面受診をして妊娠していないか診てもらいましょう。
アフターピル使用後の生理について詳しく知りたい方はこちら
>>アフターピルの服用で生理周期は変わる?正しい知識で月経の不安を解消しよう
定期的な健康チェックも行う
アフターピルの使用後は、定期的な健康チェックを行うことがおすすめです。
アフターピルは副作用がありますが1日程度で解消されるため、体調不良が続く場合は別の原因がある可能性があります。
特にアフターピルは避妊効果はありますが、性感染症を予防する効果はありません。
以下のような場合は性感染症の可能性があるので、注意しましょう。
- おりものの増加・臭いやかゆみ
- 不正出血
- 外陰部のかゆみ・発疹・痛み
他にも口の中の水泡や全身の発疹、発熱やリンパ腺の腫れなど症状が通常の風邪などに近いものもあります。
原因が分からない場合もアフターピルを処方された病院で相談できるので、症状が続く場合はぜひ受診してください。
本人(女性)しか購入できない
アフターピルは、適切な使用と安全性を確保するため、服用する本人(女性)しか購入できません。
厚生労働省の指針でアフターピルの処方には適切なカウンセリングと説明が必要とされているため、パートナーや家族による代理購入はできないので注意しましょう。
そのほかにも以下の場合は注意が必要です。
- 未成年者の場合:親権者の同意が必要な場合がある
- オンライン診療の場合:本人確認が行われる
未成年は保護者の同意が必要な場合があるので、事前にご家族に相談の上で受診することがおすすめです。
しかし一部の産婦人科・婦人科では、付き添い自体も不可なこともあるので、男性が付き添いたい場合は公式サイトや電話で問い合わせましょう。
オンライン診療サービスを利用する場合も、本人確認の手続きがありますが、プライバシーに配慮した方法で行われます。
エミシアクリニックではLINEを使った本人確認方法を採用しており、利用時の負担を軽減しながら適切な管理を行っているので、安心してご利用ください。
アフターピルは男性でも購入できるか知りたい方はこちら
>>アフターピルは男性でも購入可能?薬局などどこで買えるかや値段の相場を調査!
「アフターピルはどこで買える?」と合わせてよくある質問
ここでは、避妊薬の購入に関するよくある質問とその回答をまとめました。
これらの情報を参考に、自分に合った最適な避妊薬の入手方法を見つけてください。
避妊薬は病院とオンラインの値段に違いはある?
避妊薬の価格は、以下のように購入方法によって若干の違いがあります。
- 病院での処方:7,000円〜15,000円程度(初診料・診察料を含む)
- オンライン診療:8,000円〜12,000円程度(診療料・送料を含む)
- 薬局での試験販売:7,000円〜9,000円程度
アフターピルは自由診療で保険が適用されないため、クリニックによっては価格に差があります。
事前に公式サイトなどで金額を確かめた上で受診するといいでしょう。
アフターピルの代わりになる市販薬はある?
アフターピルの代わりになる市販薬は、現在のところ日本では販売されていません。
アフターピルは医療用医薬品に分類されており、医師の処方が必要です。
市販の避妊具(コンドームなど)は入手可能ですが、事前の避妊方法でありアフターピルとは異なります。
アフターピルは緊急避妊の手段として位置づけられており、通常の避妊方法の代替にはならないでしょう。
緊急避妊が必要な場合は、必ず医療機関やオンライン診療で適切な処方を受けてください。
アフターピル以外の避妊方法(女性用避妊具など)はある?
緊急避妊薬(アフターピル)以外にも、以下のように様々な避妊方法があります。
種類 | 使い方 |
---|---|
コンドーム | 性行為時に使用するゴム 子宮内への精子の侵入を防ぐ |
避妊リング (IUD:子宮内避妊具) | 子宮内に小さな避妊具を挿入 子宮内への受精卵の着床を防ぐ |
避妊パッチ | ホルモンを含むパッチを週に一回身体に貼る |
ペッサリー | ドームの形をしたゴム製のカップ 子宮頚部にかぶせて子宮内への精子の侵入を防ぐ |
低用量ピル | 経口避妊薬 含まれるホルモンにより排卵を抑える |
IUDやペッサリーは長期的な避妊効果が期待できますが、挿入時に医療機関での処置が必要です。
避妊パッチや低用量ピルは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を含み、体内のホルモン作用で避妊を促します。
低用量ピルは毎日同じ時間に服用することで排卵を抑えたり、生理痛を緩和させたりする作用があるので、事前の避妊薬として活用するのもいいでしょう。
避妊薬をどこで買うか困ったら、オンライン診療がおすすめ
避妊薬の購入方法について迷っている方には、エミシアクリニックのオンライン診療サービスをご活用ください。
24時間365日いつでも診療予約ができ、プライバシーに配慮した安心な環境で避妊薬を購入可能です。
エミシアクリニックでは以下のようなメリットがあります。
- LINEを使った簡単予約と診療
- 対面診療と変わらない丁寧な診察
- 最短1時間で発送
- 吐き気止めの同時処方が無料で可能
- アフターフォローの充実
エミシアクリニックの受診が初めての方でも、初診不要でオンライン診察が受けられます。
最短1時間で発送可能なので、緊急で必要な方も安心してご利用いただけるでしょう。
診察前に医師へ無料相談もできるので、まずはお気軽にLINEのお友達追加をしてみてください。