アフターピル(緊急避妊薬)の効果と避妊の仕組みとは?正しい服用方法や注意点を医師が解説

アフターピル(緊急避妊薬)の効果と避妊の仕組みとは?

アフターピル(緊急避妊薬)の効果と避妊の仕組みとは?

緊急避妊に役立つアフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗した可能性がある時や無防備な性行為の後、速やかな服用により妊娠を防ぐ効果に期待できます。

しかし効果を得る確率を高めるには正しい知識が必要です。

本記事では、アフターピルの仕組みや種類・服用タイミングによる効果の変化を分かりやすく解説します。

アフターピルの効果を妨げる要因や効果を発揮させるポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

正しい知識を身につけることで、いざという時にも安心して対処できるようになりましょう。

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早く服用することで効果を最大限に発揮できるアフターピルが、最短即日で自宅に届くため、望まない妊娠のリスクを軽減できます。

さらにポスト投函でご不在時でも確実に受け取れるため、予定より服用が遅れる心配もありません。

アフターピルの効果を損なわずに迅速に薬を受け取りたい方は、エミシアクリニックをぜひご利用ください。



▼副作用について知りたい方はこちら
 アフターピルの副作用

上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

アフターピルの効果

アフターピルは行為後72時間~120時間以内に服用することで、避妊効果が期待できます

服用が早ければ早いほど効果が高まり、12時間以内に服用することで、99%以上の避妊率が期待できるとされています。
※エミシアクリニックの基準として定めている割合です。(薬剤臨床試験結果参照)

ただしアフターピルは絶対的に避妊できる薬ではないため、予め理解しておきましょう。

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【72/120時間で効果は変わる?】アフターピルの避妊確率は何パーセント?

服用時間と避妊成功率・妊娠率の割合は下記の通りです。

服用時間避妊成功率妊娠率
行為直後
~12時間
99.5%0.5%
12~24時間98.5%1.5%
25~36時間98.3%1.7%
37~48時間97.4%2.6%
49~60時間96.9%3.1%
61~72時間95.9%4.1%
72~120時間85.0%4.1%
※上記はエミシアクリニックの基準として定めている割合です。(薬剤臨床試験結果参照)

アフターピルは行為後から服用までの時間によって効果が左右され、経過時間が短いほど避妊効果が期待できます。

行為から120時間以上経つと効果が半減し、望まない妊娠のリスクが高まります。

以下の正しい服用タイミングを確認し、避妊に不安がある場合はすぐに対応することが大切です。

  • コンドームが破れたり外れたりしていたのに気づいた時
  • 避妊せずに性交した時
  • 性行為により望まない妊娠の可能性がある時

病院に行く時間がない方は、自宅にいながら受診できるオンライン診療がおすすめです。

エミシアクリニックのオンライン診療なら、予約不要で受付が可能で、最短1時間でアフターピルが届きます

服用時間が効果に大きく影響するアフターピルだからこそ、処方がスピーディーなエミシアクリニックをご利用ください。



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アフターピルの効果継続時間

排卵日前に服用したアフターピルの効果継続期間は、おおよそ5日から7日です。

大切なのは、アフターピルで排卵が抑制される期間は、性行為をして避妊できる期間ではないということです。

女性体内での精子の寿命は、72時間と言われています。

※参照:一般社団法人 日本生殖医学会HP

服用後5日以内の性行為であっても、排卵が始まるタイミングまで精子が生き延びる可能性も。

また排卵抑制の期間には個人差があるため、服用後の性行為でも避妊の対策はしっかり行いましょう。

LH サージ前(卵胞サイズ 15mm 未満)に LNG が投与されると、LH サージの消失や遅延が起こり、約 80%の女性ではそ の効果が5日以上続く。したがってLNG を排卵前に投与することによって、その後5~7 日 間排卵が抑制され、その期間に女性の性器内に進入しているすべての精子が受精能力を失うことになる

引用:緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

避妊成功時に起こる身体のサイン【消退出血について】

②服用から避妊成功までの流れ

アフターピルの効果により、排卵が抑制・着床が阻害され、生理がきた時点で避妊成功となります。

服用から3~10日以内に消退出血と呼ばれる出血があった場合も、避妊は成功といえるでしょう。

消退出血とは生理と違い、少量の出血が2~3日程度続くことです。
※消退出血はこない場合もあります

ただしアフターピルの副作用である不正出血と見分けが難しいため、生理と異なる出血があっても市販の妊娠検査薬等で確認してください。

アフターピルを服用すると、避妊成功に限らず出血を伴う場合があります。

自己判断で済まさず、クリニックの受診や妊娠検査薬を使用してください。

エミシアクリニックなら気になる点をLINEでご相談いただけます。

アフターピル服用後のアフターフォローも手厚いので、初めて服用する方にもおすすめです。

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なぜアフターピルで避妊できる?(仕組み)

①アフターピルの効果

アフターピルの主成分は「黄体ホルモン」と呼ばれる女性ホルモンの一種で、これが妊娠を防ぐために作用します。

黄体ホルモンの働きによって、下記の効果を発揮します。

  • 排卵前に服用した場合
    ↳卵子が卵巣から放出されるのを防ぐ
  • 排卵後に服用した場合
    ↳受精卵が子宮内膜に着床するのを妨げる

上記の作用によって、アフターピルは妊娠を防ぐ効果が期待できます。

しかし、服用するタイミングによって効果の仕方が異なります。

あなたの月経周期のどの時期に、緊急避妊薬が服用されたかによって作用の仕方が異なりますが、例えば排卵を抑制する、受精を妨げる、子宮への受精卵の着床を阻止するなどが考えられます。

引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

アフターピルは服用タイミングにより効果が異なるため、緊急避妊が必要な場合は、すぐに服用を開始することが重要です。

アフターピルの副作用や服用の注意点

アフターピルの副作用や服用の注意点について、紹介します。

アフターピルを安全かつ正しく服用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

アフターピルの副作用

アフターピル服用時に発症する可能性のある副作用は、下記の通りです。

副作用
ヤッぺ法・悪心、嘔吐
・下腹部痛
・頭痛
・だるさ
・下痢
ノルレボ・悪心
・消退出血
・不正子宮出血
・頭痛
・倦怠感
エラ/エラワン・頭痛
・吐き気
・倦怠感
・腹痛
・生理痛
・めまい
※参照:日本産婦人科学会MSDマニュアル

アフターピルの主な副作用として、悪心や吐き気、頭痛などが現れることがあります。

特に服用後に強い吐き気を感じ、嘔吐してしまうと、避妊効果に影響を与える可能性があります。

万が一副作用の症状が出たら、速やかに医療機関を受診し、医師に相談しましょう

通院する時間が取れない方やすぐに不安を解消したい方は、オンライン診療が便利です。

エミシアクリニックでは、LINEで副作用や体調に関する不安をいつでも気軽に相談できます。

さらにアフターピルには無料の吐き気止めが同封されており、嘔吐による効果への影響も心配ありません。

副作用への不安をスピーディーに解消したい方は、エミシアクリニックをご利用ください。



アフターピルの効果が発揮されない原因3つ

③アフターピルの効果が発揮されない原因

アフターピルの効果が発揮されない原因は下記の3つです。

服用タイミングや身体の状態・他の薬との相互作用によっては、アフターピルの効果は発揮されません。

避妊失敗から120時間以降に服用した

避妊失敗から120時間以降にアフターピルを服用した場合の避妊効果に関するデータはありません。

アフターピルは、行為から経過時間が短いほど効果が期待できるものです。

明らかに120時間を経過した場合は、速やかに婦人科を受診してください。

服用後2時間以内に嘔吐してしまった

副作用の吐き気によって薬が吸収される前に嘔吐してしまうと、効果が得られない可能性があります。

薬の成分が体内に吸収されるまでには約2時間程度かかるため、吐き気があっても2時間は嘔吐しないよう注意が必要です。

もし服用後2時間以内に嘔吐してしまった場合は、再服用が必要になる可能性もあるのでクリニックに連絡することが大切です。
※エラワンは3時間以内

エミシアクリニックでは、アフターピルに吐き気止めが同封されており、嘔吐による副作用のリスクを最小限に抑えながら服用できます。

また、万が一嘔吐した場合でも、LINEで手軽に相談できるため、具合が悪い中でも安心して対応できます

副作用に配慮した処方を受けたい方は、ぜひエミシアクリニックをご利用ください。



効果を減退させるサプリメントや薬を飲んでいた

下記の薬やサプリメントを併用すると、避妊効果が低下する可能性があります。

  • 結核の薬
  • 抗けいれん薬(てんかんの薬)
  • 抗HIVウイルスの薬
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含むサプリメント

薬を飲んでいる方は、事前に飲み合わせについて医師に相談してから服用してください。

またグレープフルーツ(グレープフルーツジュース)も効果減退のリスクがあるため、口にしないようにしましょう。

アフターピルの処方ができない方と注意すること

下記の方には、アフターピルの処方が原則できません。

  • 妊娠中の方
  • 重篤な肝臓病をお持ちの方
  • 薬剤の成分に過敏症がある方

心臓病をお持ちの方も服用に注意が必要です。

服用後は薬の影響を考慮して、飲酒を控えましょう。

また授乳中の方はアフターピルの成分が母乳に移ってしまうので、服用後24時間以内の授乳は避けてください。

アフターピル連続服用の注意点

ホルモンバランスに大きく作用するため、アフターピルの連続服用は控えてください。

アフターピルはあくまでも緊急避妊薬なので、飲み過ぎるものではありません。

継続的に避妊効果を得たい場合は、低用量ピルを使用しましょう。

ただし服用後に避妊に失敗してしまった場合は、繰り返し服用することができます。

1月経周期の中で 2 回以上 ECP を使用することがある。LNG-ECP を繰り返し投与する
ことで月経周期が乱れる可能性があるが、仮に LH サージが起こる前であれば、複数回の
UPSI に対して、LNG-ECP を繰り返し使用することは可能である。

引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

服用後に再度避妊に失敗した時は、速やかに医師に相談してください。



アフターピルの効果に関するQ&A

アフターピルの効果についてよくある質問をまとめました。

少しでも不安や疑問が解消されれば幸いです。

アフターピルは性行為後72時間以降でも効果がありますか

アフターピルは72時間を超えると、妊娠率を下げるといわれています。

また薬剤によっては、120時間以内に服用するアフターピルもあります。

当クリニックでも処方していますので、72時間を経過してしまった場合でもぜひご相談ください。

WHO による大規模無作為化比較対照試験により、UPSI 後 72 時間を超えて LNG を投与した場合でも、予想される妊娠率を低下させるという研究結果が示されている 16)。この研究では、72 時間以降から 120 時間の期間に来院した女性が少なかったために、統計的に有意差は認められなかったが、このデータは LNG が 72 時間後に急に作用が消失するわけではないことを示唆している。

引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

アフターピルを飲んだのに生理がこないことはありますか

服用から3週間以上経過しても生理がこない時は、妊娠している可能性も考えられます。

確実な判断をするために、妊娠検査薬の使用やクリニックに受診してください。

また通常の生理とは異なる少量の出血であった場合も、念のため妊娠検査薬を使用しましょう。

日曜日でもアフターピルを処方してもらえますか

遠方からでも受診できるオンライン診療でも、土日・祝日の診療に対応している場合があります。

エミシアクリニックでは土日・祝日も受付、即日発送しているので、お悩みの方はご相談ください。

日曜日のアフターピル処方に対応しているクリニックは、下記のURLをご確認ください。

「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づく緊急避妊に係る取組について

こちらは厚生労働省のウェブサイトに掲載している、対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧です。

アフターピルと低用量ピルは併用しても問題ないですか

結論から言うと、アフターピルと低用ピルは併用しても問題はありません。

併用例として、低用量ピルを3日以上飲み忘れた場合などで避妊に失敗した場合は、アフターピル服用を検討する必要があります。

もしもアフターピルと低用量ピルを併用する際は、医師へ相談したうえで服用するか否か決めるようにすることが大切です。

またアフターピル服用後に生理が始まったら、低用量ピルを再開しましょう。

アフターピルを服用すれば何歳でも効果がありますか

アフターピルは年齢に関わらず服用できるため、40代や50代でも避妊効果が期待できます

40代・50代でも閉経まで妊娠を望まないようであれば、年齢に関係なく避妊が必要です。

またアフターピルの種類によって性行為後の服用時間が変わるため、医師に相談の上服用しましょう。※参照:WHO

アフターピルは薬局でも買えますか

結論から言うと、アフターピルの代用薬として薬局で買えるものはありません

アフターピルは医師の処方がないと購入できないため、オンライン診療か医療機関を受診して処方箋を発行してもらう必要があります。

さらにオンライン診療であれば自宅にいながら受診でき、自宅に薬を届けてもらうことが可能です

テレビ電話で医師に不安な点を相談できるため、心配な点を解消できるでしょう。
※参考:厚生労働省

アフターピルを飲んだのに失敗する(検査薬が陽性になる)?

アフターピルの避妊成功率は100%ではないため、服用後に検査薬が陽性になる可能性もあります。

アフターピルを服用しても避妊に失敗する原因として、以下が考えられます。

また、妊娠検査薬を正しく使用できていない場合にも、誤った結果が出ることがあります。

妊娠検査薬で誤った結果が出てしまうケースは、以下の通りです。

  • 検査結果を確認するタイミングが遅れた
  • 尿をかけすぎた
  • 尿に蛋白や糖が含まれている

服用後に陽性反応が出た場合は、迅速に医師に相談することが大切です。

エミシアクリニックでは、処方後も気軽に相談できるため、忙しい方や不安をすぐに解消したい方におすすめです。

自分の身体に関わる大切な問題だからこそ、迅速で信頼できる対応ができるクリニックを選ぶことが重要です。

アフターピルの効果を上げるならオンライン診療で早く服用しよう

アフターピル(緊急避妊薬)は、予期しない妊娠を防ぐために性交後に服用する薬です。

性交後72時間以内の服用が推奨されており、できる限り早く服用することで避妊効果が高まります。

そのため、避妊に失敗した場合は迅速にクリニックを受診し、処方を受けることが重要です。

忙しく時間が取れない方や、対面診療に不安がある方はオンライン診療もおすすめです。

エミシアクリニックでは、LINEで24時間いつでも診療に申し込むことができ、最短1時間でアフターピルが自宅に届きます

さらに、アフターフォローも充実しており、副作用や効果に関する不安がある場合は、気軽にLINEで相談することが可能です。

服用までの時間が効果に大きく影響する薬だからこそ、手間なく迅速に対応できるエミシアクリニックをご利用ください。



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