素股は男性器を挿入しない行為のため、一般的には妊娠の可能性は低いとされています。
しかし、妊娠の可能性が低いからといって、「素股なら生でしても妊娠しない」ということではありません。
素股中にわずかでも精子が膣内に入れば妊娠の可能性があるため、妊娠を望まない人は行為前の避妊が重要です。
この記事では、素股で妊娠する可能性のある状況や不安なときの対応策を解説します。
また、独自に実施した素股の経験がある女性へのアンケートからわかった妊娠確率も紹介します。
正しい避妊方法もあわせてまとめているため、ぜひ今後の対応の参考にしてください。
調査概要
- 実施期間:2025年12月11日~2025年12月16日
- 調査対象:素股の経験がある女性65名
- 調査方法:インターネットアンケート
素股で妊娠する可能性はゼロではない
素股による妊娠の可能性は低いものの、完全にゼロとは言い切れません。
膣内に挿入していなくても、精子がわずかでも膣内に入り込めば妊娠が成立する可能性があるためです。
当院が実施したアンケートでは、素股が原因の可能性がある妊娠経験者の割合は12%でした。

性器同士を密着させた状態では、精液やカウパー液(我慢汁)が膣周辺に付着し、膣内へ流れ込むことがあります。
また、コンドームを装着していた場合でも、行為の途中でずれたり、破れたりするリスクは否定できません。
素股は比較的リスクの低い行為とされていますが、妊娠の可能性がわずかでも存在することを理解し、過信しないようにしてください。
避妊なしで性器同士が接触すると妊娠の可能性が生じる
避妊なしで性器同士が直接触れる状況での、妊娠の確率は約22%と言われています。
挿入をしていなくても性器同士が触れて精子が膣内に入り、卵子と受精すれば妊娠は成立します。
精液が外陰部に付着し、粘液とともに膣内へ到達するケースも考えられるでしょう。
特に排卵期は受精しやすい時期のため、わずかな精子の侵入でも妊娠リスクが高まる点に注意が必要です。
※参考:J-Stage
素股でも妊娠リスクが発生する状況とは?
射精の有無にかかわらず、素股で妊娠リスクが生じやすい状況は以下の通りです。

上記の状況に当てはまり、「もしかしたら妊娠してしまうかもしれない」と不安な場合は、一人で抱え込まず早めにアフターピル(緊急避妊薬)を検討しましょう。
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精液が混ざったカウパー液(我慢汁)が膣周辺に付着した
男性が興奮した際に分泌されるカウパー液(我慢汁)に精子が含まれていた場合、膣周辺に付着すると妊娠する可能性があります。
カウパー液と精子は同じ尿道を通って排出されることから、カウパー液内に精液が混ざっているケースがあるためです。
素股を経験した女性へのアンケートでも、「素股中に精液またはカウパー液が付着した」と回答した人は49%でした。
直接膣口付近に付着していなくても、手指や性器を介して体液が膣口に運ばれ、膣内へ入り込むことは否定できません。
量は少なくても、排卵期と重なれば受精につながる可能性はあるため、射精がなかったとしても注意が必要です。
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性器の近くで射精があった
素股の最中や直後に膣の近くで射精があった場合は、妊娠のリスクがさらに高まります。
膣内に挿入していなくても、膣口付近に付着した精液は、体の動きや分泌液とともに膣内へ入り込む可能性があるためです。
精子は自力で子宮へ向かって進む性質を持つため、少量であっても条件がそろえば受精につながることがあります。
男性側が膣口付近に射精しないようにと気をつけていても、生理現象のためタイミングをコントロールするのは難しいのが現状です。
当院のアンケートでも、「素股中に性器周辺で射精されたことはありますか?」の質問に42%の人が「はい」と答えました。
膣外射精だからと油断せず、意図せず精子が付着する可能性があることを認識する必要があります。
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挿入につながりやすい体位で行為した
男性が主導して動きやすい正常位や後背位では、性器同士の距離が近く、動作の勢いで意図せず膣内に入り込む可能性があります。
特に後背位は視界が限られ位置のずれに気づきにくい点や、男性が挿入しやすい体勢である点に注意が必要です。
当院のアンケートでも、約69%の女性が「意図せず挿入されそうになった、部分的に入った」と回答しています。
避妊なしの挿入は妊娠しやすい行為です。
射精をコントロールするのは難しく、一度挿入すれば妊娠リスクが上がることを認識しておかなければいけません。
安全性を考える場合は、女性側が上になり主導権を持って挿入を防ぐ体位選びが必要です。
素股による妊娠が心配な場合は72時間以内にアフターピルを相談
素股は妊娠しにくい行為とされていますが、妊娠の有無は次の生理が来るまで確認できません。
予期せぬ妊娠への不安があるときに、妊娠を避ける手段として検討されるのがアフターピル(緊急避妊薬)です。
アフターピルには、排卵を遅らせたり受精や着床を起こりにくくしたりする効果が期待できますが、性行為後72時間以内(120時間用は5日以内)にできるだけ早く服用する必要があります。
服用のタイミングが遅れるほど避妊率が低下するため、少しでも早く服用することが重要です。
以下は、アフターピルの種類と特徴です。
| アフターピルの種類 | 72時間用 | 120時間用 |
|---|---|---|
| 有効成分 | レボノルゲストレル | ウリプリスタル酢酸エステル |
| 服用可能時間 | 性交後3日以内 | 性交後5日以内 |
| 入手のしやすさ | ・国内承認薬 ・比較的、多くの医療機関で取り扱い | ・日本未承認薬 ・取り扱いクリニックが限られる |
| 用法・用量 | できるだけ早く水で1錠服用 | できるだけ早く水で1錠服用 |
当院のアンケートでは、不安を感じたときの行動として26%の女性がアフターピルを選択しています。
緊急避妊を求める場合は、状況に応じて72時間用と120時間用のいずれかを選択しましょう。
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アフターピルの主な副作用
アフターピルは多くの場合、安全に使用できますが、以下のような副作用が出ることがあります。
- 不正出血
- 生理周期の乱れ
- 吐き気・嘔吐
- 頭痛
副作用は一時的な症状であることが多く、数日で落ち着くケースが一般的です。
ただし嘔吐してしまった場合は、十分に薬が吸収されていない可能性もあるため、医師に相談して再度服用してください。
服用後は安静に過ごし、体調変化をみて副作用が続く場合は医療機関に連絡しましょう。
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エミシアクリニックならオンライン診療でアフターピルを処方
素股後に妊娠の不安がある場合、速やかに相談できる体制が重要です。
エミシアクリニックでは、LINEから医師に相談でき、そのままオンライン診療でアフターピルの処方を受けることが可能です。
来院の必要がないため、時間や場所を選ばず早めの対処へとつなげられます。
アフターピルは行為からの経過時間に合わせて以下の2種類をご用意しており、状況に合った適切な薬をご案内しますのでご安心ください。
| アフターピルの種類 | 料金 |
|---|---|
| 性交後72時間以内用(3日以内) | 8,778円(税込) |
| 性交後120時間以内用(5日以内) | 8,800円(税込) |
※送料・診察料は別途かかります
また、アフターピルは制限時間内であってもできるだけ早く服用することが重要であるため、スピーディーな配送体制を整えています。
- 【超特急便】最短1時間以内にお届け
平日・土日祝18時半までの手続き完了で対応
※バイク便料金:5,500円(税込)/対応エリア:東京・埼玉・神奈川・千葉 - 【通常発送】最短翌日にお届け
平日17時、土日祝16時半までの手続き完了で対応
「念のため飲んだほうがいいのか迷っている」という段階でも、医師がLINEで直接状況を伺うためまずはお気軽にご相談ください。
※対面での診察や処置が必要と医師が判断した場合は、対面受診をご案内する場合があります。
妊娠の確認は生理予定日の7日後から可能
妊娠検査薬が反応するのは生理予定日の7日後以降とされています。
性行為の直後や数日後などの早いタイミングで検査をしても、体内で妊娠すると分泌されるホルモン「hCG」が感知できず、陰性結果となることがあります。
| 妊娠検査薬の利用方法 | 詳細 |
|---|---|
| 入手場所 | ドラッグストア(2回分で500〜1,500円程度) |
| 使用するタイミング | 生理予定日の7日後以降 ※生理不順の場合は2週間以上経過後 |
| 検査方法 | 検査薬に直接尿をかけるタイプが一般的 |
1回目の検査で陰性でもその後に生理が来ない場合は、さらに1週間後に再度妊娠検査薬でチェックすることをおすすめします。
特に日頃から生理不順で生理が遅れる人は、2回に分けて確認するのもいいでしょう。
産婦人科での検査も同様に、性行為直後の受診では正確な判断が難しくなります。
不安が強い場合でも一定期間、経過を見た上での確認が重要です。
アフターピル服用後の避妊成功の確認方法について詳しくはこちら!
望まない妊娠を避ける方法
素股は挿入を伴わない行為ですが、条件によっては妊娠や感染症のリスクが生じます。
大切なのは「挿入しないから大丈夫」と考えず、事前にできる以下の対策をとることです。

性器周辺に精液や我慢汁が付着する可能性がある以上、正しい避妊を理解することが大切です。
行為前からコンドームを装着する
コンドームは勃起させたペニスに性行為を始める前に装着する避妊具です。
性器同士が直接触れない状態を保つことで、精液や我慢汁が膣周辺に付着するリスクを下げられます。
素股でコンドームを使用したあと、もし挿入する場合は新しいコンドームに交換してください。
摩擦などの行為で破れやすくなっている可能性があるためです。
また、コンドームは妊娠予防だけでなく、性感染症を防ぐ基本的な手段でもあります。
途中から着用するのではなく、行為の最初から使用することで、より高い安全性が期待できます。
コンドームの正しい使い方について詳しくはこちら!
コンドームの避妊率とは?避妊失敗を防ぐ正しい使い方を詳しく解説
低用量ピルを服用しておく(必要に応じて医師に相談)
低用量ピルは、毎日決まった時間に服用することで排卵を抑え、妊娠の可能性を下げる避妊方法です。
素股のように挿入を伴わない行為でも、体液の付着などによる不安を完全に拭えない場合があります。
ピルを服用していれば、男性側のコンドーム装着のタイミングに左右されにくいことや、女性自身が主体的に体を守る手段となります。
ただし、飲み忘れにより避妊効果が下がることもあるため、注意しなければいけません。
ピル開始前や継続中は産婦人科で相談して自分に合った方法を選び、体調をみながら継続しましょう。
エミシアクリニックでは低用量ピルも扱っているため、気になる場合は一度ご相談ください。
低用量ピルの効果について詳しくはこちら!
ピルとはどんな薬?避妊効果や飲む意味・副作用・安全性についてわかりやすく解説
日頃からパートナーと避妊について話し合っておく
望まない妊娠を防ぐためには相手まかせにせず、正しい避妊知識の共有が重要です。
以下の点を事前に話し合っておくことで判断の迷いを減らせます。
- どのような状況で妊娠リスクが生じるのか
- コンドームの装着タイミング
- ピルの役割など
避妊は一方の責任ではなく、互いに理解し協力して行うものです。
日頃からコミュニケーションを取り、安心して性行為に向き合える関係を築きましょう。
素股での妊娠に関してよくある質問
ここでは素股での妊娠に関してよくある質問に回答します。
妊娠リスクを避けるためには、妊娠に関する正しい知識を身につけておくことが重要です。
我慢汁が出ていなければ妊娠しない?
結論から言うと、我慢汁が出ていないように見えても妊娠しないとは言い切れません。
我慢汁(カウパー液)は本人が無自覚のうちに分泌されることがあり、目で見て確認できない場合でも、尿道内に精子が残っている可能性は否定できないためです。
「出ていない」と確証を得るのは現実的に難しく、素股であっても妊娠リスクが完全にゼロになるとは考えない方が安全です。
妊娠を望まない場合は、我慢汁の有無に頼らず性行為前に避妊を心がけましょう。
素股後に洗い流せば妊娠はしない?
素股のあとにシャワーで洗い流したり、外陰部を洗浄したりしても、妊娠リスクを下げる対策としての効果はありません。
精子は目に見えないほど小さく、体液とともに膣の入り口付近に付着した場合、短時間で奥へ移動する可能性があるためです。
また、石鹸や強い洗浄によって膣周辺を過度に洗うと、皮膚や粘膜を傷つけ、炎症や感染症の原因になることもあります。
不安がある場合は自己判断で洗浄を繰り返すのではなく、医療機関に相談したり避妊方法を見直したりしましょう。
安全日なら素股でも妊娠しない?
安全日であっても、素股による妊娠の可能性が完全になくなるわけではありません。
安全日とは妊娠しにくいと推定される時期を指しますが、妊娠しない期間を意味するものではないためです。
排卵日は体調やストレス、生活リズムの変化によって前後することがあり、排卵日の予測が外れるケースも少なくありません。
その状態で精液やカウパー液が膣周辺に付着すれば、妊娠につながる余地が残ります。
安全日という言葉だけを根拠に避妊を省くのではなく、妊娠を望まない場合は適切な避妊を行いましょう。
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妊娠中の性行為はどこまで可能?素股は問題ない?
妊娠中であっても、体調が安定していれば性行為自体は禁止されていません。
素股についても基本的には問題ないとされています。
素股は挿入を伴わないため、子宮や胎児への直接的な刺激が少ない点が特徴です。
ただし、妊娠中は体調の変化が起こりやすく、状態によっては注意が必要です。
以下のような場合には、無理をせず控えるか中断した方がいいでしょう。
- 出血や強いお腹の張りがある
- 下腹部や性器周辺に痛みがある
- 医師から安静を指示されている
妊娠初期はつわり症状などで、体調が安定しないことから控える妊婦さんも少なくありません。
体調に配慮しながら決して無理をせず、体への不安がある場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。
素股でも妊娠する可能性はあるため必ず避妊を心がけよう
素股は挿入を伴わない行為ですが、妊娠につながるリスクがあります。
行為中に膣の近くで射精されたり、カウパー液(我慢汁)が付着したりすると、妊娠に至る可能性があります。
妊娠を望まない場合、素股であっても行為前に避妊対策をとることが重要です。
日常的にできる妊娠・性感染症対策は以下の通りです。
- 妊娠予防:低用量ピルの服用
- 性感染症予防:コンドームの併用
また、避妊に不安が残る性交後は、72時間以内にアフターピルを服用する緊急避妊も選択肢の一つです。
パートナーと一緒に正しい知識と対策を話し合い、リスクを回避する習慣をつけましょう。
エミシアクリニックでは、LINEで24時間受付可能なオンライン診療でアフターピルを処方しています。
深夜や近隣に産婦人科がない場合でも、自宅で診察を受けられるため、まずはLINEからお気軽にご相談ください。



