20代や30代で「自分はEDかもしれない」と不安を抱えている人は少なくありません。
「本番だけうまくいかない」「途中で中折れしてしまう」といった症状に悩む人も多く、若い世代にとっても身近な問題です。
しかし、若年性EDは決して珍しい悩みではなく、適切に対処すれば改善が期待できます。
本記事では、20〜34歳の男性100名を対象に実施した独自アンケートをもとに、同世代のリアルな実態を紹介します。
若年性EDが起こる原因や改善策、医療機関を受診する目安まで解説するため、ぜひ参考にしてください。
最後まで読むことで今の状態を客観的に整理し、改善に向けた一歩を踏み出しましょう。
▼調査概要
- 実施期間:2026年5月21日~2026年5月24日
- 調査対象:20~34歳の男性100名
- 調査方法:インターネットアンケート調査

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任
20代・30代の「若年層ED」は珍しくない
20代や30代でED(勃起不全)に悩むケースは珍しくありません。
EDというと「まったく勃起しない状態」をイメージされがちですが、以下のような症状もEDに含まれます。
- 途中で萎えてしまう(中折れ)
- 硬さを維持できない
- 本番だけうまくいかない
- プレッシャーで緊張してしまう
「朝立ちはあるのにパートナーとの性行為だけうまくいかない」というケースも少なくありません。
実際に20〜34歳の男性100名を対象に実施したアンケートでも、「中折れ」や「性行為へのプレッシャー」に悩む声が多く寄せられました。


最後までいけないと男として情けないし相手にも申し訳ない。

性欲が湧かないだけで相手を嫌いなわけではないので、誘われた時に話を逸らしたりするのに罪悪感がある。
このように多くの同年代が同じような不安や葛藤を抱えているため、一人で抱え込みすぎず、まずは正しい知識を持ちましょう。
20代・30代でEDになる割合は?
日本性機能学会が行った全国調査によると、20~24歳のED有病率は26.6%と報告されています。
これは50~54歳とほぼ同水準であり、EDが若い世代にとっても身近な悩みであることがわかります。
また、30代でもED症状に悩む人は多く、必ずしも加齢だけが原因ではありません。
実際には、若い世代でも約3割近くが何らかのED症状を経験しているとされています。
「自分だけがおかしいのではないか」と思い詰める必要はありません。まずは原因を整理し、自分に合った改善策を見つけていきましょう。
若年性EDの主な原因 | 20代・30代に多い背景
若年性EDの主な原因として以下が挙げられます。

20代・30代の若年性EDは、日常生活や心理的ストレスが関係しているケースがほとんどです。
EDの原因について詳しくはこちら!
【医師監修】ED(勃起不全)の原因とは?年代や心理的・身体的に分けて解説
恋愛・性行為へのプレッシャー
若年性EDの原因の一つが「また失敗したらどうしよう」という予期不安です。
一度うまくいかなかった経験がプレッシャーとなり、本番で過度に緊張してしまうケースは少なくありません。
また、恋愛経験や性経験へのコンプレックスから自信を失ってしまう人もいます。
実際のアンケートでも、35%の人が「性行為にプレッシャーを感じている」と回答しました。
強い緊張状態が続くと、勃起に必要なリラックス状態を保ちにくくなります。
さらに詳しく知りたい人はこちら!
妻だけEDになるのはなぜ?悩む男性の割合や原因・治し方を解説
好きなのに勃たないのはなぜ?すぐできる改善策や受診の目安を医師が解説
睡眠不足や不規則な生活
長時間労働や夜更かしといった不規則な生活習慣も、勃起機能に悪影響を与えます。
とくに、慢性的な睡眠不足や偏った食生活は体の回復を妨げ、血流を悪化させる原因です。
勃起には十分な血流が欠かせないため、身体的な疲労が続くとED症状につながります。
アンケートでも、勃起に不安を感じた人のうち36%が「睡眠不足」、32%が「運動不足」と回答しました。
生活習慣の乱れが若年性EDに影響しているケースは少なくありません。
※参考:京浜保健衛生協会
睡眠不足とEDの関係について詳しくはこちら!
睡眠不足でEDになる?勃ちにくくなる原因と改善方法・治らない場合の対処法を解説
スマホ依存やAV視聴による脳疲労・刺激の慣れ
スマホの長時間利用や過度なAV(アダルトビデオ)視聴も、若年層に多い原因の一つです。
強い性的刺激に脳が慣れてしまうと、現実の性行為で十分な興奮を得にくくなる場合があります。
また、SNSや動画視聴による情報過多は、脳疲労や自律神経の乱れにつながります。
なお、アンケートでは31%の人が「AV視聴・自慰習慣がある」と回答しました。
刺激の強いコンテンツへ依存する生活が性機能へ影響しているケースも考えられます。
※参考:日本経済新聞
将来への不安やメンタルの不調
仕事や学業、人間関係などによるストレスも若年性EDに関係しています。
強いストレス状態が続くと自律神経のバランスが崩れ、常に緊張しやすい状態になります。
勃起にはリラックス時に働く副交感神経が重要なため、慢性的なストレスは天敵です。
アンケートでも47%の人が「仕事や学業でストレスを抱えている」と回答しました。
「最近ずっと気持ちに余裕がない」「常に不安感がある」という人は、メンタル面の影響も疑う必要があります。
若年層EDは悪循環に陥りやすい
若年性EDでは、一度の失敗がトラウマになってしまうケースも少なくありません。不安が強くなることで、本来リラックスすべき場面でも緊張してしまいます。
勃起には心身がリラックスした状態で働く「副交感神経」が欠かせません。
しかし、失敗への恐怖やプレッシャーを感じると、緊張時に働く「交感神経」が優位になり、血流が悪化しやすくなります。
※参考:厚生労働省
その結果、「緊張→うまくいかない→さらに不安になる」という悪循環に陥るのです。
この状態を放置すると、性行為そのものに苦手意識を持ってしまう場合もあります。
実際に、独自アンケートでは89%の人が「また失敗するかもしれない」という不安を感じていると回答しました。
また、症状をきっかけに「性行為への自信を失った」「行為そのものを避けるようになった」という声も多く寄せられています。


自信を無くしてしまい、性行為に消極的になってしまいました。

行為の最中に勃起が維持できないと相手のせいだと思わせてしまうのではないかと不安になる。
若年性EDは本人だけでなく、パートナーとの関係にも影響を与える可能性があるため、早めに対処することが大切です。
若年層EDを治す方法は?自力でできる改善方法
若年層EDは生活習慣や心理的な要因が関係しているケースが多く、日常生活を見直すことで改善が期待できます。
主な改善方法として、以下が挙げられます。
実際に独自アンケートでも、「生活習慣の改善」や「ストレス解消」に取り組んでいる人が多く見られました。

睡眠を増やしたり、軽く運動したりして、あまり考え込みすぎないようにしています。

なるべく日々禁欲しつつ、本番の時に力が発揮できるようにしています。
自分に合った方法から少しずつ取り入れてみましょう。
EDが治るきっかけについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
EDが治るきっかけとは?自然に回復する可能性と改善方法を解説
睡眠・運動・食生活を整える
勃起機能を維持するためには、血流を整える健康的な生活習慣が欠かせません。
とくに以下は、男性ホルモン「テストステロン」の分泌にも関係しています。
- 適度な運動
- 十分な睡眠
- バランスのよい食事
疲労や睡眠不足が続くと、体の機能が十分に働きにくくなるため注意が必要です。
アンケートでも、37%が「睡眠や運動、食生活を意識している」と回答しました。
まずは生活リズムを整えることが改善につながるでしょう。
ストレスとの向き合い方を見直す
心因性の要因を減らすために、ストレスを溜め込みすぎないことも重要です。
「また失敗したらどうしよう」というプレッシャーが強いほど、緊張しやすくなり勃起を妨げる原因になります。
そのため、意識的にリラックスできる時間を作りましょう。たとえば、以下のように自分なりのストレス解消法を持っておくのがおすすめです。
- 趣味を楽しむ
- 湯船にゆっくり浸かる
- 軽く体を動かす
アンケートでも、30%の人が「ストレス解消を意識している」と回答しています。
心の負担を軽くすることがED改善につながるケースも少なくありません。
AV・自慰習慣を見直す
日常的なAV視聴や自慰習慣の見直しが改善につながる場合もあります。
無理に完全にやめる必要はありませんが、頻度を減らしたり、刺激の強さを見直したりするのも一つの方法です。
アンケートでも、21%の人が「AV視聴や自慰習慣を見直した」と回答しました。
「刺激に慣れすぎている」と感じる人は、一度生活習慣を振り返ってみるとよいでしょう。
パートナーへ相談する
一人で抱え込まず、勇気を出してパートナーへ相談するのも大切です。
理由を伝えないまま性行為を避け続けると、「嫌われたのかもしれない」「自分に原因があるのでは」と相手を不安にさせてしまう場合があります。
現在の悩みを素直に共有することで、プレッシャーが軽くなり、気持ちが楽になるケースも少なくありません。
また、パートナーの理解や協力が得られることで安心感につながり、心因性EDの改善を後押ししてくれることもあります。
医療機関に相談したほうがいい「若年層ED」のサイン
生活習慣を見直しても改善しない場合は、医療機関へ相談するのがおすすめです。
若年性EDは、失敗への不安から悪循環に陥りやすく、放置すると慢性化するケースもあります。
とくに、以下のような状態が続いている場合は早めの相談を検討しましょう。
- 生活習慣を改善しても、勃起しにくい状態が1カ月以上続いている
- 「また失敗するかも」という不安で、性行為自体がストレスになっている
- パートナーとの関係や日常生活に影響が出ている
アンケートでは、76%の人が「医療機関に相談することに抵抗がある」と回答しました。
理由としては、「病院へ行くほどではないと思う」「誰にも知られたくない」という声が多く見られます。
ただし、若年性EDは早めに相談することで改善につながるケースも少なくありません。
「まだ我慢できるから」と無理を続ける前に、専門家へ相談することを検討してください。
オンライン診療なら来院不要で相談できる
「誰かに見られたくない」「忙しくて通院の時間が取れない」という人には、オンライン診療がおすすめです。
スマートフォンから診察を受けられるため、通院や待ち時間の負担を減らしながら相談できます。
また、診察から薬の処方まで自宅で完結できるクリニックも多く、周囲に知られにくい点も特徴です。
対面診療へのハードルを感じやすい20代・30代にとって、利用しやすい受診方法といえるでしょう。
どこに相談すればいいか分からない人は、ぜひエミシアクリニックにご相談ください。
専門の医師へ現状を話すだけでも、不安やプレッシャーが軽くなる場合があります。
オンライン診療について詳しくはこちら!
ED(勃起不全)のオンライン診療!治療の流れや処方薬を医師が紹介
若年層EDに関するよくある質問
以下では、若年層EDについてよくある疑問をまとめました。
不安や疑問を整理し、必要以上に思い詰めないための参考にしてください。
高校生(10代)でもEDになることはある?
高校生をはじめとする10代でも、EDの症状がみられるケースはあります。
20代や30代と同様に、多くは心理的なストレスや生活習慣の乱れが関係しています。
影響する可能性のある主な要因は以下の通りです。
- 受験や学校生活によるストレス
- 初めての性行為への緊張
- 人間関係への不安
- スマホやAV視聴による刺激への慣れ
若いからといって異常なわけではないため、一人で抱え込みすぎないことが大切です。
彼氏がEDの可能性がある場合はどうしたらいい?
パートナーがEDかもしれないと感じた場合は、責めたり無理に原因を追及したりせず、安心できる雰囲気を作ることが大切です。
男性は一度うまくいかなかった経験だけでも強く落ち込み、自信を失ってしまう場合があります。
女性側も「自分に魅力がないのでは」と不安になることがあるかもしれません。しかし、実際には仕事のストレスや疲労が原因になっているケースも少なくありません。
まずは性行為そのものを焦らず、二人でリラックスできる時間を増やしてみましょう。
そのうえで、必要に応じて専門機関への相談を提案してみるのも一つの方法です
若年層EDは一人で抱え込まず早めに対処しよう
若年層のEDは決して珍しい悩みではなく、多くの人が同じような不安を抱えています。
中折れ・本番だけうまくいかないといった症状は、ストレスや生活習慣の乱れなど、身近な要因が関係しているケースも少なくありません。
一度の失敗がトラウマになり、悪循環に陥る前に、まずは睡眠や運動などの生活習慣を見直してみましょう。
それでも不安が拭えない場合は、プライバシーが守られるオンライン診療を活用してみてください。
「自分だけがおかしいのでは」と思い詰めすぎず、無理のない形で改善への一歩を踏み出しましょう。



