「20代でEDになり治療法がわからず悩んでいる」
「EDの原因や改善法を知りたい」
結論、20代のEDは原因がわかると改善できます。
またEDは正しい改善法や治療法を行わなければ、根本的な改善に繋がずさらに自信を失ってしまうでしょう。
そこで今回は、20代のED治療について徹底解説します。
EDの要因や種類・治療法についても紹介するので、いまEDに悩んでいる人もこれから予防したい人にも正しい知識が身に付くはずです。
20代でEDになり治療法を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
20代でもEDは発症するの?
結論、20代でもEDを発症する可能性はあります。
EDは「勃起不全」や「勃起障害」という病名で、40代~50代以降が起こしやすいイメージがあるでしょう。
しかし、最近は20代でもEDになる可能性があることがわかりました。
国内成人男性ではおよそ1,000万人、つまり4人に1人が発症しています。中でも20代でED治療に来院する患者様は年々増えている傾向にあります。
(引用:イースト駅前クリニック公式HP)
EDには年齢関係なく、発症する原因がさまざまあるため、必ずしも加齢が要因ではないと言えます。
EDは軽度の場合に気づかない可能性がありますが、通常より勃起力が低下したと感じる場合は放置せずクリニックに相談することが大切です。
20代でEDになる要因とは
20代でEDになってしまうときは、体の問題だけではなく心理的な要因などさまざまなことが考えられます。
以下では各要因が20代のEDにどのように影響を及ぼすか解説するので、参考にしてみてください。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れは、20代でもEDに影響を及ぼします。
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- 喫煙
- 過度な飲酒
上記のような行動を繰り返すと、勃起力に必要な男性ホルモン「テストステロン」が減少します。
(※参考:日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」)
減少すると勃起力が低下しEDに繋がるため、EDの可能性がある方は生活習慣を見直しましょう。
ストレスや疲労
20代がEDになる原因は、ストレスや疲労の可能性も考えられます。
またストレスや疲労を解消するために、不摂生な食事や飲酒を行うこともEDに繋がるため注意が必要です。
(※参考:日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」)
体に負担がかかるストレス解消法を選択してしまうと、20代でもEDになる可能性が考えられるでしょう。
日々の生活にストレスや疲労を感じている場合は、栄養のある食事や運動などで解消に努めることがおすすめです。
緊張
20代のEDは、セックスに対する緊張が要因の可能性もあるでしょう。
また過去にセックスでトラウマがあると自信が喪失してしまい、「また同じことが起きたらどうしよう」と悩んでしまうことも原因です。
過去のトラウマが緊張に繋がりEDを引き越している場合は、心理療法などを受けることが解決に繋がります。
(※参考:日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」)
またパートナーがいる場合は、十分なコミュニケーションを取ったり、過去のトラウマを打ち明けるのも気持ちが楽になる可能性があるでしょう。
20代が発症するEDの種類
20代が発症するEDの種類は主に4つあります。
以下で紹介するEDの種類は、20代に当てはまるものもあります。
EDの可能性がある方は自分がどの種類に当てはまるか確認しておくと、解決に繋がるでしょう。
心因性EDは過去のトラウマや緊張によるもの
心因性EDは過去のトラウマによる緊張やストレスなど、心理的な問題が原因です。
1 つは現疾患として精神病があって、これが原因でEDとなっているもの(精神病性ED)、もう1つはストレスや緊張など心理的要因で起きるもの(心因性ED)です。
機能的EDの多くは後者です。
(引用:ていね泌尿器科)
過去にセックスで失敗した経験や自分の身体に対するコンプレックスなど、心因性になる要因は個人によるでしょう。
一般的な心因性ならバイアグラなど薬を利用して勃起力を高めて自信をつけるなど方法はありますが、深層心因の場合はカウンセリングが必要な場合もあります。
精神的な要因で勃起不全が起きていると感じた場合は、医師に相談してみてください。
器質性EDは血管や神経がうまく動かないのが原因
器質性EDは、勃起力に必要な血管や神経が上手く働かないことで起こるものです。
器質性EDは、陰茎局所の末梢神経や陰茎血管および陰茎海綿体(海綿体は特殊な形をした血管と考えられる)の障害によって起こるものを指します。
(引用:徳島県徳島県医師会)
生活習慣病による動脈硬化や神経障害のほかに、喫煙や飲酒によって男性ホルモン「テストステロン」が低下すると勃起力低下に繋がります。
セックスに対する緊張やストレスが原因ではないと考えるなら、器質性EDの可能性もあるため日々の生活習慣を見直してみましょう。
(※参考:日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」)
混合性EDは心因性と器質性の混合
混合性EDは、心因性と器質性が混合したものです。
勃起不全(勃起障害=ED)は「満足な性交渉をするために十分な勃起を発現できない、あるいは維持できない状態」と定義されています。EDは、機能性(そのほとんどは心因性)と器質性に分類されますが、多くの場合はこの両方が混在する混合性です。
(引用:徳島県徳島県医師会)
元々は心因性EDが原因であっても生活習慣の乱れによって器質性EDも起こし、原因の特定が難しい可能性があります。
そのため20代でも混合性EDになる可能性があるため、原因が不明な場合はクリニックに相談しましょう。
薬剤性EDは服用中の薬の副作用が原因
薬剤性EDは、服用中の薬の副作用が原因で起こるものです。
他の病気で内服中の薬剤による副作用でEDを発症します。非ステロイド性抗炎症薬、抗うつ薬、睡眠薬、抗コリン薬、降圧薬、抗不整脈薬、高脂血症治療薬、消化性潰瘍治療薬、前立腺肥大症治療薬などで薬剤性EDが報告されています。
(引用:社会福祉法人 恩賜財団 済生会)
生活習慣病の薬だけではなく、精神安定剤や抗うつ剤などもEDになる副作用が含まれています。
20代で上記のような薬剤を服用している方は、EDの原因になっている可能性もあるでしょう。
薬を服用してからEDになった場合は薬剤性の可能性があるため、副作用の有無を医師に相談してください。
(参考:社会福祉法人 恩賜財団 済生会)
20代がEDを治す方法
ここからは、20代男性がEDを治す方法を3つ紹介します。
EDを治すには自分がどの種類か知る必要もあるため、先ほど紹介した要因と種類を参考にしてください。
また原因が分からない場合は、やみくもに試さず医師に相談してみましょう。
ストレスを軽減する
心因性が原因の場合は、ストレスを軽減しましょう。
ストレスを軽減する方法はさまざまですが、タバコや飲酒は器質性EDを起こす可能性があるため注意が必要です。
(※参考:日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」)
適度な運動や競技などでの競い合いは男性ホルモンの分泌につながるので、意識的に採り入れてみてください。
(※参考:NHK「【男性の更年期対策】生活習慣の見直し・漢方・男性ホルモン補充療法」)
心因性が原因と考えるなら、心身に負担をかけないストレス解消法を見つけてみましょう。
禁煙や食生活を見直す
器質性EDや混合性EDが原因の場合は、禁煙したり食生活を見直したりしてみましょう。
タバコや不摂生な食事は勃起力に大切な男性ホルモンを低下させるため、原因を見直すと勃起力が回復する可能性があります。(※参考:日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」)
しかし突然禁煙をしたり慣れない食生活を続けたりするとストレスが溜まる可能性があるので、自分のペースでストレスなく始めましょう。
器質性EDの改善のために禁煙が難しい方は、禁煙外来などクリニックに相談するのもおすすめです。
病院を受診して治療薬を処方してもらう
ストレス軽減や禁煙・食生活改善でEDを治すことが難しい場合は、病院で治療薬を貰うといいでしょう。
- バイアグラ
- レビトラ
- シアリス(※参考:昭和学士会誌、男性機能障害)
ED治療薬には、主に上記3種の薬が用意されています。
それぞれの薬で食事への影響や効果時間が異なる(※参考:昭和学士会誌、男性機能障害)可能性があるため、医師や薬剤師に相談しながら自分にあった薬を処方してもらいましょう。
20代がED治療する上での注意点
20代がED治療する上での注意点を解説します。
- 勃起力向上に関する噓の情報
- 勃起力向上を唄う怪しいサプリを飲む
SNSやネットにはEDの不安を煽り、嘘の情報や怪しいサプリを購入させるものがあります。
EDは冒頭で紹介したようにさまざまな要因があり、要因を追求しなければ改善できません。
また勃起力向上をうたう怪しいサプリは治療薬ではないため、勃起力向上をサポートするだけで改善はされないため注意してください。
EDになる不安な方は改善のためにさまざまな方法を試したくなりますが、まずはクリニックに相談してから治療法を医師と見つけましょう。
20代のED治療に関するよくある質問
20代のED治療に関するQ&Aを紹介します。
ED治療を始めるにあたり、さまざまな不安や疑問が生まれるでしょう。
紹介するQ&Aで解決しない場合は、クリニックで医師に相談してみてください。
20代のED率はどれくらい?
20代のED率は、14.4人に1人とされています。
勃起持続頻度が10回中、6回以下の中等度以上の深刻なEDに悩む割合は20代で14.4人に1人、30代で10.3人に1人、40代で8.4人に1人、50代で5.6人に1人、60代で3.5人に1人、70代で2.1人に1人、全体では5人に1人、という結果になりました。
(引用:日本のED(勃起不全)有病者数調査2022)
この数字は、勃起持続頻度が10回中6回以下と中等度以上のEDに悩む割合です。
勃起持続頻度が10回中7~8回と軽度~中等度EDは5人に1人と、20代でもEDに悩む人が増えています。
しかし20代でEDであることが恥ずかしいと感じ、クリニックに通えない方もいるでしょう。
そのような方は、他の患者に会うことなく診察が受けられるオンラインクリニックがおすすめです。
(※参考:日本のED(勃起不全)有病者数調査2022)
筋トレでEDが治ることはある?
結論、筋トレでEDが治る可能性があります。
EDは男性ホルモンの低下が原因のひとつになっていて、筋トレは男性ホルモンの増加に寄与するからです。
(※参考:昭和学士会誌、男性機能障害)
症状によっては薬が必要になる可能性もありますが、対策のひとつになることを理解しておきましょう。
20代がEDになる原因を知り解決法を見つけよう
EDは20代もかかる可能性があり、原因はさまざまあります。
特に日々のストレスやセックスに対する緊張による心因性が原因であることが多く、解決にはストレス発散が大切です。
またセックスに対する緊張の場合は、自信をつけるためにED治療薬も解決方法の1つ。
20代でEDになっても一人で悩まず、医師に相談するなどをして原因を知り解決法を見つけましょう。