避妊に失敗したときの妊娠確率は約24%です。
そのため、避妊に失敗したと思ったら、速やかにクリニックへの受診をおすすめします。
性行為後に緊急避妊をする際は、アフターピルか子宮内避妊具の使用が必要。
シャワーやウォシュレットで膣内を洗っても避妊はできないため、避妊失敗を不安を感じたらすぐにアフターピルを処方してもらいましょう。
エミシアクリニックのアフターピルはスマホから5分で申し込みができ、最短1時間で発送が完了。
即日発送も可能なため、性行為後すぐにアフターピルを服用できます。
※アフターピルだとバレないようにご自宅へ発送しております。
この記事を監修した医師
上野 一樹
UENO KAZUKI
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 エミシアクリニック 院長就任
避妊ありで性行為をした場合の妊娠率は?方法別に紹介
前提としてコンドーム等で避妊しても、絶対に妊娠しないとは言い切れません。
避妊方法別の妊娠率は以下。
避妊方法 | 避妊方法を使用した性行為の妊娠率 |
コンドーム | 18% |
低用量ピル(OC) | 9% (飲み忘れを含む) |
リズム法 | 24% |
避妊手術 | 女性 0.5% 男性 0.15% |
避妊なし | 85% |
※リズム法:基礎体温から排卵日を予測して避妊する方法
使用状況で妊娠率が変わるため一概には言えませんが、予期せぬ妊娠もあり得るのです。
また後述でお話しますが、コンドームが破れる・外れるといったトラブルが起こる場合もあります。
「避妊に失敗したかも…」「ちゃんと避妊できたかわからない」という方は、心配しすぎと考えずに対処しましょう。
こちらの記事でも詳しく解説しています。
避妊したのに生理がこない
⇒避妊したのに生理がこない…考えられる原因は?正常周期や対処法を紹介
排卵日付近に避妊に失敗
⇒排卵日に避妊失敗…妊娠率や対処法を紹介。危険日・安全日についても解説
避妊に失敗したときの対処法【自分で洗うのはNG】
避妊失敗後にすべき緊急避妊法は以下。
- アフターピル(緊急避妊薬)
- 子宮内避妊器具(銅付加IUD)
注意していただきたいのが、中出しされた際にシャワーやウォシュレットで膣内を洗う行為は避妊対策になりません。
またコーラなど炭酸水で洗えば妊娠しないという噂も迷信です。
シャワーなどが届かない子宮の奥に精子が入ってしまうので、避妊効果はありません。炭酸水などで洗うことも避妊の効果はありません。
避妊に失敗したときはご自身で対処せずクリニックに受診することを推奨します。
アフターピル(緊急避妊薬)
アフターピルは避妊に失敗した性行為後に服用する緊急避妊薬で、一般的な緊急避妊法です。※モーニングアフターピルとも呼ばれています。
主に排卵の抑制・着床の阻害によって、妊娠を防ぐことができます。
LNG 緊急避妊薬(以下「LNG-ECP」という)の作用機序は十分に解明されていないが、
その効果は主に着床の阻害よりも排卵の抑制あるいは排卵の遅延によるものと考えられて
いる 5)。引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)」
アフターピルに年齢制限はなく、高校生など未成年の方も処方可能です。
※エミシアクリニックでは18歳未満のアフターピル処方をしておりません
避妊失敗から72時間・120時間以内に服用する必要があるので、速やかに行動しましょう。
アフターピルについて詳しく知りたい方はこちら
効果と副作用
⇒アフターピルの効果は?避妊の仕組みや副作用について詳しく解説します。
生理への影響
⇒アフターピルを飲んだのに生理がこない。周期への影響や対策について解説
排卵日に服用した場合の妊娠率
⇒アフターピルを排卵日付近に飲んだときの効果を医師が解説。当日や前日の妊娠率も紹介
エミシアクリニックのアフターピル
エミシアクリニックではアフターピルの処方をおこなっています。
- オンライン診療に対応
- LINEで24時間受付
- 最短1時間で発送
- 土日祝でも発送可能
- 避妊失敗から72時間・120時間に服用する薬剤をご用意
- アフターピルとわからないように梱包
※お申し込み後のキャンセルも可能です。
但しカード決済後やカード・代引き決済にて発送が完了した場合は、キャンセルできかねますのでご了承ください。
オンライン診療なら、遠方のお住まいの方でも受診可能です。
またLINEで24時間受付しているので、夜間や緊急時でも対応いたします。
最短一時間で発送、お荷物はアフターピルとわからないようにお送りいたします。
患者様が安心して受診していただける環境を整えていますので、ぜひご相談ください。
※アフターピルだとバレないようにご自宅へ発送しております。
【特記事項】
・本施術は、未承認医薬品を使用した自由診療です。(マドンナ(Madonna))
・薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・治療を行っております。
・同一の成分・性能を有する国内承認医薬品等で、「ノルレボ」が承認されています。
・重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
オンライン診療の手順や詳しい説明はこちら
⇒アフターピルをネットで安全に購入するならオンライン診療を推奨!メリットを解説
子宮内避妊器具(銅付加IUD)
避妊失敗後に子宮内避妊器具(銅付加IUD)を子宮内に挿入する緊急避妊法で、主に出産経験がある女性に向いているでしょう。
受精前に精子の動きを抑える・着床を妨げる効果が期待できます。
Cu-IUD は主として受精前に精子の運動能力を減ずるといわれており 29)、挿入後ただちに効果を発揮すると考えられる。Cu-IUD は人工妊娠中絶法ではないが、すでに受精が起きている場合には着床阻害作用があることが認められている 30)。
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)」
子宮内避妊器具(銅付加IUD)は、避妊失敗から120時間以内に装着してください。
産婦人科など医療機関の受診が必要ですので、すぐに連絡しましょう。
※エミシアクリニックでは取り扱っておりません。
避妊失敗の事例・原因と対策法5つ
主な避妊失敗例は以下。
- 低用量ピル(OC)の飲み忘れや下痢等による吸収障害
- 避妊せずに膣外射精
- コンドームが破れるなどバリア法の失敗
- 避妊リング(IUS/IUD)が正しく装着できていない
- 性行為から8時間以内に避妊用ペッサリーを除去
ひとつでも当てはまれば、避妊できていない可能性があります。
不安を感じる方は、上記で説明した緊急避妊法を検討してください。
低用量ピル(OC)の飲み忘れや下痢等による吸収障害
低用量ピルの飲み忘れや服用後すぐに下痢・嘔吐した場合は、避妊効果が担保されていない可能性があります。
緊急避妊薬の服用が必要な例は以下。
- 服用1週目(1~7日目)に3錠以上飲み忘れた
- 飲み始めが3日以上遅れている間に避妊せず性行為をした
※参考:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)」
また服用後に下痢や嘔吐が24時間以上続いた場合も、薬の成分が吸収できていない可能性があります。
24 時間以上続く嘔吐または重度の下痢が続いている場合は,吸収されていないか不完全
な吸収のため,十分な避妊効果が担保されていないと考えられるので一旦,OC 服用を中止する.引用:日本産婦人科学会「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)」
飲み忘れや下痢等の対策
事例ごとの対策は以下の通りです。
事例 | 対策 |
低用量ピルを2錠以上飲み忘れた | 飲み忘れた錠剤に近いものをすぐに服用。 7錠連続で服用するまでは、コンドームによる避妊対策を行う。 |
低用量ピルの服用後2時間以内に下痢や嘔吐があった | 再度低用量ピルを服用。 |
連続して下痢や嘔吐があった | 一旦服用を中止。 回復後は7錠以上服用するまで、コンドームによる避妊対策をおこなう。 |
※参考:日本産婦人科学会「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)」
飲み忘れや下痢等で2錠以上服用できていないときは、コンドームを使用してください。
低用量ピルの飲み忘れと対象法については以下の記事をご覧ください。
>>低用量ピルを飲み忘れたときの対処法を紹介。避妊効果や妊娠確率についても解説
避妊せずに膣外射精
コンドームの使用や低用量ピルを服用せずに膣外射精すると、避妊失敗のリスクが高くなるでしょう。
精子は精液だけでなく、カウパー腺液にも混入している場合があります。
※カウパー腺液:男性器から分泌する無色透明な液体。
つまり射精していなくても、膣内に精子が入ることは十分考えられるのです。
膣外射精は避妊法ではありません。
妊娠を望んでいない場合は、コンドームや低用量ピルを服用で避妊対策しましょう。
膣外射精(外出し)のリスクについてはこちら
⇒膣外射精(外出し)は避妊にならない?妊娠の割合や避妊に失敗したときの対処法も解説
コンドームが破れるなどバリア法の失敗
性行為中にコンドームが破れるなど、バリア法の失敗もよく聞く失敗例の一つです。
具体的な事例は以下の通りです。
- 適切に使用できていない(性行為の途中から付けるなど)
- 破損(破れた・穴が開いていた)
- 外れる
「性行為中にコンドームが破れた」「膣内で抜けてしまった」という話は、ネット上でもよく見受けられます。
コンドームの失敗例や対処法についてはこちら
⇒コンドームが破れたときの対処法は?妊娠率や失敗例を紹介します
コンドームによる避妊の失敗対策
具体的な対策は以下。
事例 | 対策 |
適切に使用できていない(途中から付けるなど) | 挿入前からコンドームを装着する |
破損(破けた・穴が開いていた) | ・使用期限を確認して使う ・適切に保管する (高温多湿を避ける・ケースに入れる等) ・使用前に爪を切る |
外れる | 正しいサイズを使用する |
※参照:NPO法人ピルコン「コンドーム」
意識していても、気づかないうちに失敗している可能性も考えられます。
より確実な避妊対策をするなら、コンドームの使用と共に低用量ピルを服用しましょう。
避妊リング(IUS/IUD)が正しく装着できていない
避妊リングとも呼ばれている、IUS/IUDが正しく装着できていない場合も緊急避妊法を推奨します。
避妊失敗例は以下。
- 脱落する
- 部分的に脱出した
- 除去前7日の間に避妊せず性行為をした
避妊具は正しく装着できているか定期的に医師が確認する必要があります。
きちんと検査を受けて、脱落や脱出を防ぎましょう。
性行為から8時間以内に避妊用ペッサリーを除去
性行為から8時間以内に避妊用ペッサリーを除去した場合も注意が必要です。
ペッサリーは性交前に挿入し、性交後少なくとも6時間、できれば8時間はそのままにします。ただし、24時間以内に外すようにします。
引用:MSDマニュアル家庭版「バリア法による避妊」
上記の通り、除去は性行為後8時間が望ましいとされています。
ペッサリーは習慣的に破れていないか確認しましょう。
また連続して性行為をおこなう場合は、殺精子剤を膣内に入れて対策してください。
避妊に失敗した際にアフターピルを服用する際の注意点
避妊に失敗した際にアフターピルを服用する際の注意点は、大きく2つあります。
- 副作用が生じる場合がある
- 100%妊娠を回避できるわけではない
注意点を知らずにアフターピルを服用しても、十分な効果を得られない可能性があります。
こんなはずじゃなかったと後悔しないように、しっかりと読んで参考にしてください。
副作用が生じる場合がある
アフターピルの服用で、副作用が生じる場合があります。
主な副作用は吐き気や腹痛、頭痛や眠気です。
通常なら24時間程度で症状は治りますが、服用から2時間以内に吐いてしまうと十分な避妊効果を得ることが難しくなります。
100%妊娠を回避できる訳ではない
アフターピルは、100%妊娠を回避できる訳ではありません。
服用時間 | 避妊成功率 | 妊娠率 |
行為直後〜12時間 | 99.5% | 0.5% |
12〜24時間 | 98.5% | 1.5% |
25〜36時間 | 98.3% | 1.7% |
37〜48時間 | 97.4% | 2.6% |
49〜60時間 | 96.9% | 3.1% |
61〜72時間 | 95.9% | 4.1% |
72〜120時間 | 85.0% | 15% |
※上記はエミシアクリニックの基準として定めている割合です。(薬剤臨床試験結果参照)
性行為から服用時間までの間が短ければ短いほど、高い避妊効果が期待できることが特徴です。
しかし飲むタイミングによっては、99%以上と高い確率で避妊を狙うことができます。
避妊失敗に関するQ&A
安全日なら避妊しなくても大丈夫ですか?
生理中や排卵日から生理までの期間を「安全日」と呼ぶ方もいますが、避妊せず性行為をすれば妊娠する可能性があります。
そもそも排卵日の予想は難しく、確実に排卵しない保証はありません。
また膣内に入った精子の寿命は3~4日間といわれており、生きのびた精子が受精する可能性も考えられます。
基本的に安全日はないとお考えください。
安全日の性行為や膣内射精のリスクについてはこちらをご覧ください。
避妊に失敗しても低用量ピルを飲めばアフターピルの代わりになりますか?
アフターピルを低用量ピルで代用することは、確実な効果が実証できないので推奨できません。
確かに中用量ピルを使用した緊急避妊法(ヤッペ法)もありますが、処方は医師が判断するものです。
また複数錠飲めばいいという話ではありませんので、個人の判断で服用するのはやめましょう。
アフターピルと低用量ピルの違いについてはこちら
⇒アフターピルと低用量ピルの違いは?併用や代用についても解説します
避妊したのに生理がこないです。どうすればいいですか?
予定日から一週間以上生理がこないときは、市販の妊娠検査薬を使用するか医師に相談しましょう。
上記では避法の失敗例を挙げていますので、そちらも参考にしてください。
妊娠検査薬の使用は早すぎると正しい結果が分からないこともあります。
必ず使用期限を確認しましょう。
「避妊に失敗したかも…」と思ったら、まずご相談ください
「避妊に失敗したかも…」と思ったらまず医師に相談しましょう。
不安や怖い気持ちで過ごすのは、精神的にも良くないですよね。
エミシアクリニックでは、あなたの状況に合わせてアフターピルを処方しますので安心してください。
アフターピルは避妊失敗から72時間・120時間以内に服用する必要があります。
避妊失敗に気づいたら速やかに対処してください。
【アフターピルの個人輸入は推奨できません】
アフターピルを海外の通販サイトや輸入代行業者から個人輸入する方もいますが、リスクが高く推奨できません。
不衛生な環境で製造された粗悪品や偽薬の可能性もあります。
また副作用が起きた場合、適切な対処ができません。
アフターピルは医師の指導下で服用しましょう。
【関連:厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」】
この記事を監修した医師
上野 一樹
UENO KAZUKI
2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 エミシアクリニック 院長就任
※アフターピルだとバレないようにご自宅へ発送しております。