アフターピル(緊急避妊薬)で避妊できる確率は?服用までの時間による効果や副作用も解説 | 【公式】EMISHIA CLINIC 丨 エミシアクリニック(医療脱毛)

アフターピル(緊急避妊薬)で避妊できる確率は?服用までの時間による効果や副作用も解説

アフターピル(緊急避妊薬)で避妊できる確率は?服用までの時間による効果や副作用も解説

「避妊に失敗してしまったかもしれない‥。妊娠してしまったらどうしよう」

と悩みこの記事にたどり着いた方もいるでしょう。

アフターピル(緊急避妊薬)の避妊率は、72時間以内の服用で95%以上なので、高い効果が期待できます。

アフターピルを速やかに服用することで、望まない妊娠を避けられる可能性が高まるため、悩む前にまずは服用することが大切です。

本記事ではアフターピル避妊できる確率や、服用までの時間による効果・副作用についても詳しく解説しています。

最後まで読めばアフターピルの避妊率について理解を深め、適切な避妊方法として活用できるでしょう。

診察~処方まで全てLINEで完結!

エミシアクリニック公式サイト

アフターピルは72時間以内に服用することで95%以上の避妊率が期待できます。

しかし病院が休みだったり夜間の時間帯など、タイミングによってすぐに服用できないケースもあるでしょう。

エミシアクリニックでは、24時間申込受付をしており、LINE登録で診療~処方までオンラインで完結します。

アフターピルは最短1時間で発送し、誰にもバレずに受け取り可能です。

また吐き気止めも無料で処方しているほか、万が一副作用が出て不安な場合も医師がアフターフォローを行います。

望まない妊娠を避けるには、アフターピルの速やかな服用が重要なポイントです。

一人で悩む前に、以下ボタンよりエミシアクリニックにご相談ください。

上野 一樹先生

この記事の監修者
エミシアクリニック院長
上野 一樹先生

2020年 医師免許取得
2020年 倉敷中央病院 初期研修医
2022年 神戸市立医療センター中央市民病院 救急科
2023年 9月 エミシアクリニック 院長就任

アフターピルの避妊確率を上げるには何時間以内の服用が必要?

アフターピルの避妊確率を上げるには、72時間以内の服用が大切です。

避妊失敗から経過時間が短いほど、高い効果が期待できます。

アフターピル服用推奨時間と避妊回避率

ただし行為から120時間以内であれば72時間が過ぎてしまった場合でも、不安に感じすぎる必要はありません。

アフターピルの妊娠阻止率を上げるためには、避妊失敗から速やかに服用することが大切です。

服用を検討している方は、出来るだけ早く対処するように心がけてください。

アフターピルの服用期間についての詳しい内容はこちらから
>>アフターピルはいつまでに飲むべき?副作用の期間・服用の注意点も詳しく解説!

【より詳しく解説】アフターピルの妊娠率・妊娠阻止率

①アフターピルの妊娠率・妊娠阻止率

アフターピルは薬剤や使用状況ごとに、妊娠率・妊娠阻止率が変わります

そもそもアフターピルは、排卵の抑制や着床の阻害によって妊娠を防ぐ薬です。

LNG 緊急避妊薬(以下「LNG-ECP」という)の作用機序は十分に解明されていないが、
その効果は主に着床の阻害よりも排卵の抑制あるいは排卵の遅延によるものと考えられて
いる 5)。
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

生理周期のどのタイミングで服用するかで作用の仕方が変わるほか、薬剤によって避妊効果に変動があるため確率が前後します。

複数のデータがあり一概には言えませんが、参考としてご覧ください。

服用時間別の妊娠率・妊娠阻止率

薬剤によって服用のタイミングは異なりますが、避妊失敗から72時間・120時間まで避妊効果が期待できると言われています。

LNG-ECP の投与については、日本の添付文書では 72 時間以内となっているが、120
時間までであれば効果が期待できる(図 3)43)。
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)改訂委員会 」

薬剤別の服用時間
薬剤時間
レボノルゲストレル72時間以内に服用
(薬剤によっては2回服用する)
ヤッペ法72時間以内に服用
(薬剤によっては2回服用する)
ウリプリスタル酢酸エステル120時間以内に服用

レボノルゲストレルとヤッペ法の服用時間ごとの妊娠阻止率は以下の通りです。

経過時間レボノルゲストレルヤッペ法
24時間以内95%77%
25~48時間以内85%36%
49~72時間以内58%31%
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

両者は原則として72時間以内に服用する薬剤ですが、経過時間が短いほど避妊効果が高いことがわかります。

またウリプリスタル酢酸エステルを、48~120時間後に服用した場合の妊娠率は以下の通りです。

経過時間妊娠率(失敗率)
48〜72時間2.3%(1.4〜3.8%)
72〜96時間2.1%(1.0〜4.1%)
96〜120時間以上1.3%(0.1〜4.8%)
引用:Paul Fine , Henri Mathé, Savita Ginde, Vanessa Cullins, Johanna Morfesis, Erin Gainer「Ulipristal acetate taken 48-120 hours after intercourse for emergency contraception

ウリプリスタル酢酸エステルは、72時間以降でも避妊効果が期待できることが分かります。

避妊に失敗してしまったときは、経過時間に合わせて判断しましょう。

アフターピルのオンライン診療を行っているエミシアクリニックでは72時間・120時間の薬をご用意しており、それぞれに合った薬を処方しています。

エミシアのアフターピルの料金

72時間以内用税込9,350円
120時間以内用税込15,950円
吐き気止め無料


LINE完結で24時間申し込み受付可能なので、お気軽にご相談ください。


薬剤ごとの妊娠率・妊娠阻止率

アフターピルは主に「レボノルゲストレル(ノルレボ錠など)」「ヤッペ法(中用量ピル)」「ウリプリスタル 酢酸エステル(エラワンなど)」の3つの薬剤に分けられます。
※ウリプリスタル 酢酸エステル(エラワン)は国内未承認の薬剤です。

それぞれの妊娠率は以下。(3つの論文データを元に作成)

薬剤妊娠率(失敗率)
レボノルゲストレル※11〜2%※4
ヤッペ法※22.0~2.9%(72時間以内に服用)※5
ウリプリスタル 酢酸エステル※31.7%(120時間以内に服用)

※4 服用時間の記載なし。アフターピルは服用時間によって妊娠率が変動する場合があります。
※5 ヤッペ法は3パターンの結果を記載(標準ヤッペ法2.0% ノルエチンドロン-エチニルエストラジオール2.7% ヤッペ法単回投与2.9%)

上記の結果を見ると、妊娠率が1%前後で変動しています。

ただし服用状況によって確率が変わるため、おおまかな目安として考えましょう。

別のデータによる、レボノルゲストレルとヤッペ法の妊娠阻止率は以下の通りです。

薬剤妊娠阻止率(72時間以内に服用)
レボノルゲストレル85%
ヤッペ法57%
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

ヤッペ法は避妊効果の有効性や副作用の観点から、日本では第一選択されていません。

WHO が行った LNG 群と Yuzpe 法群を比較した試験によると、有効性、安全性と
もに LNG 群の優位性が確認されている(図 1・2)3)。さらに、LNG 製剤が国内では唯一EC として承認されている点に鑑みても、LNG-ECP を第一選択とすることが推奨される。Yuzpe 法は、他の緊急避妊法が利用できない場合においてのみ使用する。
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)改訂委員会 」

【引用】

※1 László Kardos , Gabriella Magyar, Eszter Schváb, Eva Luczai「Levonorgestrel emergency contraception and bodyweight

※2 Charlotte Ellertson , Anne Webb, Kelly Blanchard, Alison Bigrigg, Sue Haskell, Tara Shochet, James Trussell「Modifying the Yuzpe regimen of emergency contraception: a multicenter randomized controlled trial

※3 HW R Li , SS T Lo , EHY Ng , PC Ho「Efficacy of ulipristal acetate for emergency contraception and its effect on the subsequent bleeding pattern when administered before or after ovulation

危険日(排卵日付近)に服用したときの妊娠率

排卵日付近にレボノルゲストレル(ノルレボ錠 0.75mg)を服用した場合の妊娠阻止率は以下の通りです。

性行為があった日と予測排卵日の差妊娠確率
-5日0.08
-4日0.17
-3日0.08
-2日0.36
-1日0.34
00.36
引用:医薬品医療機器総合機構「再審査報告書

アフターピルは排卵日前に服用すると妊娠のリスクが高くなるとの報告も上がっています。

すべてのECにとって、妊娠のリスクは性交の周期日に関連しています。排卵の推定日の前日に性交した女性は、妊娠のリスクが4倍高くなります(オッズ比(OR)4.42、95%信頼区間(CI)、2.33〜8.20; P <0.0001)。
引用:Cochrane Database Syst Rev.2019 Jan; 2019(1)「Interventions for emergency contraception

ただし着床を防ぐ効果もあると考えられているので、「排卵日だから意味がない」と諦めず早めに医師に相談しましょう。

排卵日をもとにした避妊対策についてはこちらから
>>排卵日をもとにした避妊の対処法は?安全日や危険日についても詳しく解説

膣外射精(外出し)の避妊についてはこちらから
>>膣外射精(外出し)は避妊にならない!妊娠の割合や避妊に失敗したときの対処法も解説

服用後に性行為をした場合の回避率

アフターピル(レボノルゲストレル)服用後に、性行為をした場合の回避率は以下の通りです。

緊急避妊薬服用後の性行為対象女性数妊娠数
(失敗数)
実際の実行率
(%)
回避された妊娠率
(%)
(95%CI)
あり9521398.6%83%
なし3881296.9%64%
引用:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

アフターピルによって排卵が遅れることもあり、服用後の性行為で妊娠する可能性も考えられます。

次の生理がくるまでは、性行為を控えるようにしましょう。

もう一度アフターピルを服用できる?

避妊に失敗した場合は、再度アフターピルを飲むことで対処可能です。

一周期の間にアフターピルを繰り返し服用できると言われています。

ただし服用によって、生理周期が乱れる可能性があることを留意しておきましょう。

アフターピルが必要な場合は、自己判断で服用せず速やかに受診してください。

アフターピル服用後の性行為についてはこちらから
>>アフターピル服用後の性行為はいつから?避妊成功のサインと失敗する理由も解説

アフターピルの避妊確率が下がる要因

アフターピルの避妊確率が下がる要因

明確な確率は言及できませんが、以下の場合も避妊効果が減少すると言われています。

アフターピルは100%避妊できる薬ではありません

正しく服用しても、妊娠する可能性があるということです。

効果を減弱させる薬やサプリメントを併用

アフターピルの効果を減弱させる薬は以下の通りです。

  • 抗けいれん剤
  • 抗HIV薬
  • セイヨウオトギリソウ含有食品(セント・ジョーンズ・ワート)
  • 結核の薬

参考:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成 28 年度改訂版)

上記の薬物やサプリメントは、アフターピルの主成分の代謝を促進してしまうため、避妊効果が低下する恐れがあります。

アフターピルの効果を発揮するためには、併用薬に関する注意事項を守ることが不可欠です。

緊急時の避妊において正しい知識と適切な使用法を理解することが、望まない妊娠を防ぐ上で重要な鍵となります。

肥満体質

様々なデータがあるため一概には言えませんが、肥満体質の方は効果が効きにくいとも言われています。

レボノルゲストレルは、肥満女性(BMI30kg/m2以上)に対して血清中濃度が50%低いとの報告も。

臨床データはまばらですが、緊急避妊は肥満女性の間では効果が低い可能性があることが示唆されています(Jatlaoui 2016a)。これは生物学的にもっともらしいです。同じ用量のレボノルゲストレルを服用している女性の中で、レボノルゲストレルの血清濃度は、正常な人よりも肥満の人(BMIが30 kg / m 2以上)の方が50%低いという証拠があります。または低BMI(25 kg / m 2未満)(Edelman 2016)。
引用(日本語訳):Cochrane Database Syst Rev.2019 Jan; 2019(1)「Interventions for emergency contraception

肥満によって薬の吸収や代謝を妨げてしまう可能性があり、正しく服用しても効果が減退してしまうケースも。

アフターピルを服用する場合、自身の体型にも注意を払う必要があります。

アフターピルの避妊確率に関するよくある質問

アフターピルの避妊確率に関する、よくある質問を以下にまとめました。

不安が残ったままアフターピルを服用するのではなく、これらの疑問点について理解を得てから使用することが望ましいでしょう。

正しい知識を持つことで、より不安なくアフターピルを使用できるはずです。

アフターピルに副作用はありますか?

アフターピルの服用で、副作用が出る可能性があります。

一般的に報告されている副作用は、以下のようなものです。

  • 吐き気
  • 腹痛
  • 頭痛
  • 眠気
  • 倦怠感
  • 不正出血

これらの副作用は多くの場合一時的なものであり、24時間以内で自然に改善することが多いです。

しかし個人によって症状の程度や、持続期間は異なる場合があります。

副作用の症状が重度である場合や長期間続く場合は、医療機関に相談してください。

またアレルギー反応や重篤な副作用の兆候が見られた場合は、速やかに医師の診察を受けることが必要です。

アフターピルは不妊に繋がりますか?

アフターピルを服用しても不妊に繋がることはありません。

参照:WHO「Fact sheet on the safety of levonorgestrel-alone emergency contraceptive pills (LNG ECPs)」

アフターピルの主成分であるレボノルゲストレルは、一時的に排卵抑制や受精卵の着床を防ぐ働きを持っていますが、その効果は短期的なものです。

服用後体内のホルモンバランスは徐々に元に戻り、通常の生理周期に戻ります。

将来の妊娠を望む女性でも望まない妊娠のリスクがある場合は、躊躇せずにアフターピルを服用しましょう。

ただしアフターピルを服用する場合は、必ず医療機関に相談し、正確な情報と適切なアドバイスを得ることをおすすめします。

アフターピルの避妊効果を高めるためにも性行為後すぐに服用することが大切

アフターピルの避妊効果を高めるには、避妊失敗から速やかに服用することが大切です。

エミシアクリニックは、オンライン診療でアフターピルの処方を行っております。

避妊失敗から72時間・120時間以内に服用する薬剤をご用意しているので、緊急の場合にはお気軽にご相談ください。

経過時間に合わせて、使用する薬剤を決めていきましょう。

side_reservation side_reservation
side_reservation
side_reservation